「勝手にお悩み相談室」~おじさんたちは悩み好き~enjoy publish ANSWER⑩

enjoy publish clubに寄せられたenjoyキッズたちからのお悩みに、
酸いも甘いも噛み分けた?おじさんEPCメンバーが好き勝手にアドバイスを送る「勝手にお悩み相談室」。さて、本日のお悩みは??

**■上司と食事にいった際の支払いマナーで悩んでいます。以前私の同僚と上司の3人で食事をした際、

食事が終わると同僚が伝票を真っ先にレジへ持っていき「会計は別で!」と伝え各々で支払いをする、
ということがありました。食事をごちそうしてもらうのを当然ととらえないマナーとして勉強すべきだなとは感じたのですが上司によってはそこまでぐいぐい割り勘を先にされて気分が悪いのでは?と不安にもなります。後輩としてのスマートな支払いマナー、どのように思いますか?
(よしだ/営業事務/26歳/女性)
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                            絵:ニシムラ

■ニシムラのAnswer

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こういった答えのないものって非常に迷いますよね。
そういえば、答えがないというか、最近これ僕だけかなと思ったのですが、
今ってコロナの影響で、外出時ってマスクをつけるじゃないですか。んで、トイレに入って大をするときに個室にはいるじゃないですか。で、ズボンと下着を脱ぐわけですが、その時一緒に顔につけているマスクをとらないと気がすまないというか、気持ち悪いというか、違和感があるというか・・・。わかります?誰か共感いただけますかね?
なんか下は脱いでて、上につけたままって、重心が上にいってる気がしません。客観視が強いんですかね。でも、この理論で行ければ、上半身に服を着ていることも、上に重心がある状態なので、バランスが悪いっちゃ悪いですよね。・・・てことは、僕は結局全裸で用をたさないといけなくなってきましたね。
それはちょっと抵抗あるなー。けど、そういう人もいたりすんですよね、たぶん。トイレの個室は永遠の謎ですね。僕の知ってる人に、物心ついた時からトイレットペーパーを空手チョップで斬ってたって人もいましたし。

あとずっと書いてて思ったのですが、最初のへんの「じゃないですか」で話をしてくる人が僕は苦手です(自分で書いてるけど)。
「私ってせんべい一口で食べちゃうタイプじゃないですか」(知らんがな。僕はちびちび食べるのが好きだし)
「寝るときに私って両手上げて寝るじゃないですかー」(そうなの?なんで?)
「秋って大盛り頼んじゃうじゃないですかー」(ちょっと分かる)
なんか、私のことぜーんぶ、みなさん知ってくれるよね?って感じの圧を感じません?
知らないやん。どんな自信?全国区アイドルでもせんべいの食べ方とか、寝るときのポーズとか知らないやん(秋の大盛りは分かる)
ってことで、発言、気を付けようと思います。

おっとすみません。脱線に次ぐ脱線ですね。おごられ方についてっすね。
これは、正直気持ちの持ちようが行動に大きくでると思ってます。
おごっていただくのが申し訳ない気持ち、おごってもら感謝、上司のメンツ、上司の気持ち、ぞの場の雰囲気、各自がどうかんじているかなど、を想像して、正直にどうがいいですかね?って上司に聞くのが良いですよ。
そこまで考えてくれてるってことで、なんか意気投合しますし。
やるだけやってあとは正直に。万事これっす(真顔)

■ヤマモト

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競馬で「端(はな)を切る」という言葉があります。単独に先頭に立ち、逃げる、という意味ですが、以前で言うと、競馬ファンに愛され、今もなお最強の呼び声のある「異次元の逃亡者」ことサイレンススズカが「逃げ馬」として有名ですし、今年顕彰馬にもなったG1 7勝馬でありあの北島三郎の持ち馬であるキタサンブラックもどちらからというと逃げの戦法を得意としていました。この「会計別野郎」も、会計せめぎ合いレースのゲートが上がった瞬間、単独で先頭に立ち、レジというゴールまで他の追随を許さず、ゴール板を駆け抜けたー。いるはずもない観衆に向けて(まぁ今は実際の競馬場も無観客ですが)、「どや!おれ(私)、自分で支払ったし、日本のめんどくさい縦割り文化壊してやったぜ!」どや顔ウイニングランをしている気分になっていたのかもしれません。なんなら一本指でも突き立てているかもしれませんね。(ああ、想像しただけで腹が立つ)さぁ、このサイレンス会計別野郎を倒すには、足を貯めて、一気に差すしかありません。最後の直線まで足を貯め、足を貯め、一気に末脚を爆発させる。そうあの無敗の三冠馬、圧倒的な勝ち方で競馬史にその名を刻むディープインパクトのように。
サイレンス会計が伝票を持った(端を切った)・・・歩き始めた(道中自分のペースでレースを先導)・・・レジに近づく(第三コーナー)・・・店員に伝票を渡す(第4コーナーを曲がり、最後の直線に!)・・・・・・サイレンス会計野郎「会計はべ・・・」それをはねのける!・・・「支払いは一緒でええええええええ!!!」
どうでしょうか。よしだインパクトさんもこんな戦法で、支払いダービー(G1)制覇を目指してください。会計は一緒で、と言った手前上司ではなく自分が全額払うことになってもそこは責任はとれません。競馬は筋書きのないドラマですから。

■サンコンのAnswer

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梅雨入りから約2週間、蒸し蒸しの日々で四股を踏む気にもならず脳がすっかり仙人ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
とりあえず、上司と同僚さんがどういうパーソナリティなのかは置いておいて、こうしたいわゆる「マナー問題」に関して正解というものは無いと考えたほうが、個人的には良いと思っています。
実体のない「マナー」にとらわれ、どんな状況でも「正しいこと」を探そうとするクソ常識人より、自らの意思で状況に応じた行動を選択できる人。少し大げさに言えば、「知っていること」を競うクイズマニアよりも、「未知のこと」に挑戦する常識しらずの探検家のほうが生物としてよほど魅力がある。むしろそういう人格こそ、これからの時代に求められるニュータイプの個性ではないかと思うのです。
横並びを良しとした「空気を読む」教育によって、その得体のしれない「空気」というものに支配されてきたオールドタイプの日本人は、いざというとき、己の価値を問われる究極の場面でも「正」を求め、「結果」を出すことを他人に委ねてしまう。それは、昭和の日本人として生まれた自分自身の中にも、どうしようもなく根づいてしまっているものだと自覚します。
さて今回のケース、「上司」と「同僚」と「あなた」のうち、誰が「正しかった」のでしょうか? 少なくとも同僚さんは、自らの意思で行動し、それを現実化したのです。その、たった一つの行動が、長い目で見れば人生を大きく変えることになるかもしれません。塵も積もれば山となる。自分が「どうしたいか」を他人に委ねて生きるのはもう、やめにしませんかね?
え? サンコンさんならどうするのかって? レジの前、いやなんなら店の外に出るまで、誰よりも空気を読み抜くに決まってるじゃないですか。

参考:トイレ

参考:サイレンスズカ

次回予告:

■子どもの成績が伸び悩みです。
親が声かけしても反抗はしないですが、
おどけてどこかへ行ってしまいます。
(サーティワン/主婦/40代/女性)


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