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もとまちまるしぇについて②

 少し日にちが経ってしまったのだが
引き続きもとまちまるしぇのお話を。

 「リノベーション」「商店街再生」「コーワーキングスペース」「本町商店街に事務所を作る」
言葉と共に、あーでもない、こーでもないと企画をひねる日々が続く。

 最初の頃は「大道芸のイベント開催」という個人的な思いが強かったのだが、商店街の人たちとのやり取りの中で、
「大道芸があるイベント開催」に代わるなかで
昔、とある大道芸人に言われた「大道芸は風景の一部」という一言を思い出す

 イベント当日の絵を想像した時に
大道芸がメインではなく風景の一部と考えると
周りには何があって、
屋台は?
人の表情は?
イベントのメインは?

話し合いの中で「全員が表現者」そんなワードが出てきた

 そして考える。
そもそも「表現」ってなんだろう?
踊りを踊ることもそうだし、大道芸も
声を出すこともそうだし、絵を描くことだってそう
喜怒哀楽の感情も表現だし
生きること=表現すること
…そこまでいくと行き過ぎか?

 ふと思いついたのが
「仕事=(生きるための)表現」という図式であり
本町で商店街の商品を市外や県外の人に見てもら得るようなきっかけ作りの場として
「見本市」という案も出たのだがそれも流れ
最終的にGoサインが出た案であるのが
「マルシェ」であった。

 「マルシェ」とは「市場」を意味するフランス語で
手作りや手仕事が多く残る南相馬の雰囲気には非常に合う気がしたし
自分もマルシェ会場の現場はいくつか行っていたので雰囲気もわかる。
何より、手作り品ワークショップ講師の方々とも面識がある!
そうだ!マルシェだ!

 これが今年の5月前後
もちろんすんなり「Go!マルシェ!!」ではなく
そもそもの説明や写真を使っての雰囲気説明など
時間をかけて商店街の方々とイメージを共有して
最終的な決定となったのだが、
まだまだ考えることはいっぱい。

 時期は?場所は?そもそも集客はどうする?

ってことで
→続く


 マルシェ開催前くらいにたまたま見つけた
南相馬市の就職支援サイトに過去に掲載された本町某店の店長の一言を思い出す。
「職場は舞台でありスタッフは役者である。
お客様はそんな役者(スタッフ)の劇(仕事)を見て感動し、その対価にお金を払う」
 自分がマルシェのテーマにした言葉「仕事=(生きるための)表現」
本町に出会えてよかったなぁと思った瞬間でした。

   

 


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