報告 クリエート浜松 ふれあい広場
7月1日、クリエート浜松のふれあい広場にてえんじろうオカリナ教室の発表会「わたしとオカリナ in クリエート浜松」を開催しました。
12名の生徒有志の皆さんと、ゲストのちーなーさん、そして足を運んでくださった40名前後のお客様がおられる中、2時間をやや超える内容で暖かく穏やかな時間が流れてゆきました。
というわけで写真掲載の許可などありお待たせしてしまいましたが、発表会につきものの「緊張感」以上に、暖かい空気で包まれるのを感じた「わたしとオカリナ」のご報告でございます。
会場準備
ふれあい広場は「クリエート浜松」の建物に入った左側に広がるオープンな空間です。手前には本を読んだり軽食を取ったりとくつろげるスペースが有り、そこから階段を降りた先が「ふれあい広場」となっています。
こちらは受付と物販のスペース。この日新発売となったCD「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」を中心に、宣伝をしてもらいました。
わたしとオカリナ
今回はゆとりを持った会場の確保ができず、11時から準備をしたいところだったのですが、やむなく12時からの準備となってしまいました。90分というのは結構早く過ぎてしまうものです。
支度を終えて記録を開始したときには、既にスタート1分前でした。
緊張の挨拶
この日緊張していたのは生徒の皆さんのはずですが、えんじろうも多分に緊張していました。
冒頭にご挨拶をすることだけは決めていたものの、良い文面が浮かばずそのまま当日を迎えてしまっていたのです。何か喋らないとと焦りながらも、とにかく「今日の目的」だけはしっかり伝えようと決めて喋っていました。
7組の生徒発表
1番手の「鈴木 よし子」さんは、トップの緊張感にもめげずに得意の真っ直ぐな音色で会場に柔らかで穏やかな空気を広げてくださいました。
直前の練習では暗譜で吹くところまで持っていきましたので、音への集中力は強まっていたに違いないと思います。あの宗次郎氏の曲にはじまり計2曲を演奏してくださいました。
2番手の「明石 ふさ子」さんは、写真はオーケー頂いてないので掲載していませんが、今回初出演でした。1曲目を座位、2曲目を立位で演奏するという新スタイルに挑まれました。
座る方が楽とかそういう話じゃないのです。座位には座位のオカリナ用の姿勢をとらないと演奏が安定しないので、そのためのレッスンも行いました。
3番手の「角田かおる」さんは、りょうこさんのピアノでのえんそうとなりました。何故か衣装の配色が同じでした。
オカリナを始めて1年ちょっとでありながら、発表会も初出演で3曲の演奏。更には1年の間に出会った3本のオカリナを駆使しての多数に渡る挑戦には、頭が下がります。
4番手の「たまて箱」さんは、様々なオカリナフェスティバルにも活躍しておられます。衣装や台詞に掛け声まで、多岐に渡りお手性の心温まるパフォーマンスが魅力です。
4曲の演奏をされ、実はパフォーマンスが目立つその影で演奏や背景の伴奏の編集など、本当に色々と努力もされている方です。
5番手の「佐野 ひろ子」さんは、写真の確認が取れていませんのでありませんが、壮大な雰囲気の曲を2曲演奏されました。
実は最近になってビブラートのコントロールができるようになり、表現の幅が広がる喜びを共に喜んだばかりだったのです。これからも気持ちの良い演奏を、更に広げて言っていただければ嬉しいです。
6組目の「テディー蘭々」さんは、ギターの「テディー鍋島」氏の伴奏の元で「蘭々」さんが2曲を披露。
ふれあい広場の演奏会の雰囲気に、新たな風を吹き込んでくださいました。色んな場所で演奏されているので、舞台慣れされているところが心強いですね。
7組目の「ふたがあるず」さんは、お写真は無しとなりましたが、5名の参加者による、えんじろうのオカリナ教室唯一のグループ演奏でした。
同日発売のCDに入っている曲も含めて2曲を3部合奏で届けてくださいました。5名で3部合奏なので、いても各パート2名、1名のパートもあるという組み合わせになりますが、バランスよく広がりのあるハーモニーが、ふれあい広場に響き渡りました。
ゲスト演奏
そして休憩を挟んだら、いろいろゲスト「Chi-Na」氏の演奏でした。前日夕方に到着し音合わせをし、その後お食事。お疲れではなかったかなあと少々心配してしまいました。
ところが実は、その後飲みに行かれたらしいお酒好きなChi-Na氏。
ご衣装やトークにも沖縄の雰囲気を盛り込みつつ、Chi-Na氏だから出せるステージというものを、空間に広げてくださいました。
懐かしい曲やおしゃれな曲、ゆったりした曲などが響き、ラストにはえんじろうもコラボという形で1曲演奏させていただきました。
体を揺らして聞いておられる方などみつけると、やって良かったなあと心底思えてほっとさせられます。Chi-Na氏、浜松に来てくださり本当にありがとうございます。
ひとつ反省点もありました。せっかくのChi-Na氏の演奏でしたが、えんじろうの対処不足により伴奏の再生に支障をきたしてしまいました。途中で対処法に気がついたものの、もっと最初から対処できていればという後悔がありました。
Chi-Na氏に申し訳ないことをしてしまったと思います。必ず今後に活かします!
フィナーレ
そしてラストは「シャローム」という曲を、りょうこさんの伴奏に乗せてChi-Na氏とえんじろうと有志の参加者とで披露しました。えんじろうが編曲した伴奏に乗せ、2重奏(2パートはえんじろうのみ)という形で演奏です。
そしてこれは、参加者の方にとってはぶつけ本番の試み。
楽譜はお配りしていたものの、伴奏を聴くのも合わせるのもこのときが始めてという状態。そんな状況にもかかわらず、1度の練習の時点からみんなバッチリ!あまりにバッチリ過ぎて、えんじろうは入りそこねてしまうほどでした(笑)
演者の癒やし
オカリナは聞いている人はもちろんですが、演者にとっても癒やし効果を出せる楽器です。心の状態をそのまま表に出すオカリナは、緊張も喜びも幸福感も安心感も全部まっすぐに届けます。
今回の演奏会では、今までよりも緊張感のピリピリした空気が薄かったように思います。
実は最終レッスンで皆さんにお伝えしていたことがあります。
それは「今日この日だからこそ感じられるふれあい広場の心地よい響きをしっかり味わいましょう」というものでした。今回録音用のマイクを設置しましたが、オカリナの音自体は生音で行ったのです。このふれあい広場はそれができる場所。だから生徒さんも緊張に神経をすり減らすより楽しいことを見つけられていたのではないかと推測しています。
えんじろうのしゃべりも変に完璧を求めず、台本を考えずに行いました。
演奏を聞いているうちにこの日のために生徒さんとやってきたことが蘇り、演奏後には特に印象に残っている話をお客様にするという流れで進んでゆきました。
その場で浮かんだ割には、結構良い進行の流れだなあと感じました。なんでもそうでしょうが、自然体で要られたら素敵ですよね。
皆さんに感謝
うなぎも食べられるお店を探し、Chi-Na氏と関係者と共にプチ打ち上げ(プチ上げ?)をしました。
Chi-Na氏は生徒さんの演奏が素敵で驚きましたと言ってくれました。それが自分のことのように(自分のこと以上かも)嬉しいと感じられました。参加した生徒さんからは喜びの声をたくさんいただけました。Chi-Na氏への感謝の声もあり、それも嬉しくなる。何なんでしょうね。こういう感覚があればこそ、やっぱりまた続けてゆきたいなと思いました。
実は後に生徒さんからのお話で「僕が会の間ずっと笑顔だったのが印象的だった」と言ってもらえました。
思わず「そりゃそうですよ!こんなにたくさん自慢の生徒さんがいるんですから」と答えてしまいました。堂々とそう言えることは、実は幸せなことですよね。生徒さんになってくださり、生徒さんでいてくださり、その時間を一緒に楽しんでくださり本当にありがとうございます。
新譜CD発売
おかげさまで、この日発売の新譜CD「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」も、たくさんの方の手に渡ってゆきました。
暖かなオカリナの3重奏が、たくさんの方の耳に届けられるのが幸せです。BASEでもご購入が始まっております。興味ある方はぜひお手に撮ってください。
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