大好きをプレゼント
皆さんメリークリスマス!今日は12月25日です。何だか分からなくてもめでたいものは祝っておこうといういい加減なえんじろうです。
めでたいときにめでたい記事ということで、今回はえんじろうが大好きなもののひとつであるゲーム音楽について書きます。
ゲーム好きな理由
えんじろうは父からファミコンを買ってもらって以来、ゲームが大好きになりました。目が悪いのだからゲームで目を使うなんてだめだと言われたり、ゲームばっかりしてるからバカになるとか宿題もやらなくなるとか。とにかくゲームは大人の天敵のような存在に扱われていた時代でしたね。
ゲーム機と音符の絵をAIに描いてもらったのですが、本体が妙な形だったりコードがコントローラーを貫いてゲームボーイみたいのに刺さっていたりと謎な点が沢山。これでも上にあった謎のマイクやら右下にあった2つめの変な形のコントローラを消したりと、たくさん修正したのです。
週に一度のゲームざんまい
僕は寮生活だったので、ゲームを遊べるのは長い休みのときと土日の帰省日だけでした。RPGが好きで、アクションは苦手だけど嫌いではありませんでした。割とストレスだったのはシューティングゲームかな?敵の弾とかよく見えないし、それが視野の外から現れるので、パターンを覚えるまではやられまくりというのが定番でした。
それでもやろう、やりたいと思えるのは一体なぜでしょうか?
本当に好きだったのは
実は本当に好きだったのは歌詞のない(歌のない)音楽がたくさん聴けるからだったと気がついたのは、だいぶ後になってからでした。
僕はゲーム音楽というかコンピュータが奏でる音楽を色々聴いてみたかったがために、ゲームをしていたということですね。同時にコンピュータで音楽が作れることにもものすごく感心がありましたが、それに触れることができたのはケータイ電話の着メロ制作機能に出会ったときでしたので、随分後ということになります。
苦手なシューティングゲームを一生懸命頑張ってプレイしたのは、特に格好いいなと感じる音楽が多かったからです。RPGが好きだったのは、冒険で立ち寄った街や村の雰囲気を活かすような幅広いジャンルの音楽が聴けたからでした。
ゲーム機の性能と音楽
ゲームの中でも「ファミコン」は制作者の工夫が奥深くて大好きでしたが、えんじろうが音楽面で特に最高に感じていたのは「スーパーファミコン」でした。
スーパーファミコンでは同時に8個の音を重ねることができます。これは今では全然すごくないことで、ドミソと重ねればもう後5つしか残ってないわけです。楽器を変えようと同じ楽器であろうと、とにかく8個以上同時に鳴らすことはできません。そこにはリズムの音も含まれます。ドラムで2つの音を同時に鳴らせば後6つだけ。どれだけ過酷な環境か判りますか?まあファミコンに比べれば倍になっているのですけどね。
作曲に加える工夫
ゲーム音楽担当の人は作曲に加えて、この8和音制限の中でどれだけ自分が描いた曲を表現できるのかという戦いがあったのだと思います。
本題の音と賑やかしの音。賑やかしの音でも決してなくしてはいけない音とそうでない音。聞き手の脳の錯覚を期待して繰り返していた音を思い切って一部外して他の音にあてがってみたり。
本当にすごい努力の結晶になっているというのを耳から感じ取ると、尊敬したり憧れたりはたまた身震いしたり。そんな変態なゲームの遊び方をしていたのです。
愛される音楽
さて、そんな中でも今でも国内外問わず愛され続けているゲームがあります。それは「クロノ・トリガー」という色んな時代をかけた星を守るための冒険RPG。
このゲームは世界の広さのみならず、時空を飛び越えた冒険ということで、各時代にそぐうような雰囲気の違った曲が勢ぞろいしていました。とは言ってもちゃんとひとつのテーマとなる旋律があるんです。その変化で次代まで表現するバリエーションが作られているのです。
光田 康典さんという作曲家、本当にすごい人だと思います。特にベースラインとリズムの格好良さが痺れます!
イブの日の音楽会
昨日も寒い1日となっていましたが、そんな中えんじろうは午後のひととき、夕飯の味噌汁を作りながらYouTubeを聴いていました。
流しながら歌ったりと楽しみながら夕飯を作っていたのですが、関連動画で素晴らしいものに出会ってしまいました。
なんとクロノ・トリガーの名曲たちを、ピアノ・チェンバロ・パイプオルガンという3つの楽器だけで奏でている動画に巡り合ったのです。夕飯も作り終え、その後はどっぷりとこの3人のコンサートを楽しみました。
楽しそう
何よりもこの3人が登場キャラクターに扮しながら本当に楽しそうにプレイしている様子が心地よいです。更に採譜も完璧で、本編とは違う楽器構成にも関わらずゲームで流れている旋律にとても忠実で、そこにこの音楽に対する愛のようなものすら感じられました。
採譜ミスは問題外として、アレンジと称して本編を引っ掻き回してしまうような演奏もよく見かけます。その音楽のファンとしてはなんか嫌な気分になるのですが、この人たちの音は本当に真剣に旋律というか1音ずつに向かい合われていると感じます。
あー本当に好きなんだというのが笑顔だけでなく音からもにじみ出ているんです。
原曲はこちら
因みに下記が原曲です。意外と変にエフェクトで飾り立てていない原音のサントラが見つからなくて苦戦しましたが、こちらの動画は割りとスーパーファミコンの音のままだと思います。文字が英語だけど。
感動の身震い
懐かしさもそうですが、本当に心と愛のこもった演奏に、終盤のエンディングが近づくと涙が出かかりました。そして身震いもしました。
音楽の力ってすごいなと、改めて思いました。
プレゼント
自分がまだここまでの表現をできたと感じたことがないのです。どうしたらこんな風にできるのだろうか?来年に向けての課題のようなものをもらったような、そんなイブのひとときでした。
考えようによっては、この動画に出会い色々思うところがあったということ自体、今後の自分の成長に関わる重要なクリスマスプレゼントだったということかも知れませんね。
とりあえず、メリークリスマス!
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