見出し画像

CDがいよいよ工場へ

来月発売を目標に、もうだいぶ長い間準備を続けてきた新しいえんじろうのCDアルバム。その制作データを、本日入稿しました。
ここからは工場でのプレスやパッケージングが進み、月末には我が手元に到着するはずです。不備はないかなどの心配事もなくはないですが、それを増幅させていても仕方ないですし、同じく今しか味わえないとても胸が躍る気持ちを、みなさんと一緒にたくさん味わっておこうと思っています。

というわけで、これから丁寧に、新たなCDについての思いなどを綴ってまいりますので、どうぞ見てやってください。

CDタイトル
「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」

発売 2023年7月1日
販路 手売り(演奏会場)・通販(BASE)
定価 3000円(税込)
内容 オカリナ3重奏による既成曲の音楽CD
   編曲・伴奏・演奏 えんじろう
   マスタリング 音工房 縁児堂
   デザイン (株)エポックスタジオ


完成したデザイン

CDジャケット画像

今回のCDデザインはいかがでしょうか?えんじろうが毎回お願いしているのは、愛知県にあります「(株)エポック・スタジオ」というところです。
最初にこちらの想いと意図をお伝えすることから始まり、音源のサンプルも聴いてもらった上で、方向性を決めるため、複数の候補イメージを用意してくださいます。

選択の辛さ

まずは複数の候補から自分のイメージにより近い方向のものを決めるのですが、ひとつずつ丁寧にコンセプトや想いも乗せて作ってくれるものから切り捨てるというのが結構苦しいんですよね。
競争で落とされる人がいる感覚、欲張りで全部採用したい自分には結構酷です。

雰囲気で決めたデザイン

上の他の候補には、より「宝箱」に着目した物質的なデザインと、選曲からなのか「懐かしさ」に主眼を置いた感じの候補もありました。
恐らくこれまでのえんじろうなら、その「懐かしさ」の方に飛びついていたかも知れませんが、今回は明るいイメージと若々しい気持ちを刺激するような作品にしたいと考え、上記のものになりました。

状況より願いや想いという感じでしょうか?
物質ばかりを意識して現実に合ったということを考えるのではなく、このCDをどんな気持ちで聴いてほしいと願っているのか、そんな自分の願いを表現してくれるイラストだなあと感じています。

収録曲発表!

隠していたわけじゃないのですが、CDに収めた12曲の曲目を発表いたしますね。すべてが「えんじろう オカリナ教室」の生徒さんから要望のあった曲たちです。
つまり選曲の親は僕の生徒さんたちということになりますね!これは何だか生徒さんが誇らしいです。本当にありがとうございます。

 1.手のひらを太陽に 「すべてに喜びと感謝で」
 2.赤い花白い花   「届けたい心」
 3.どこかで春が   「春到来の喜びを」
 4.故郷       「いつも思い出と共に」
 5.花嫁人形     「行列は様々な思いを連れ」
 6.浜辺の歌     「波に心をあずけ」
 7.イムジン河    「やり場のない思いを」
 8.みかんの花咲く丘 「幸せ夢見るみかんの花」
 9.真赤な太陽    「煮えたぎる情熱」
10.里の秋      「木の葉のささやきのように」
11.大きな古時計   「粛々と時を刻む」
12.月の沙漠     「その道はただ続く」

既成曲12曲リスト

サブタイトル

えんじろうは編曲をする際、それぞれの曲に感じた雰囲気を自分なりに消化吸収します。何度も消化してまるで自分が作ったような気持ちになったら、そこに生まれた自分の想いを加えます。
原曲に込められた想いとは違ったものもあるかも知れませんが、そうしてできた自分の想いを、サブタイトルの形で入れてみました。

みなさんはこのサブタイトルから、どんな曲調をイメージされるでしょうか?

風景音も

演奏の音とは別に、曲の間にときどき「風景音」が入っています。
もちろんこれらもすべてえんじろうがレコーダーをセットして収録した天然物でございます。合わせてお楽しみください。

予約販売開始します

というわけで、ちょっと初挑戦をします。えんじろうは、BASEという販売サービスを利用しています。
これまでのCDや楽譜やカリンバなど、BASEの「オカリナの虜 えんじろうのお店」からご購入できるようになっています。そのBASEの機能を使い、今回初挑戦で「予約販売」をしてみようと思います。

予めご予約いただいた方には、7月3日からCDを発送させていただきますので、遠方の方などはぜひご利用ください。
なにげにBASEでのご購入に関しては、購入金額3500円以上は送料無料としていますので、気になっていたものをまとめて入手していただければ幸いです。

制作数300枚

実は今回作るCDの数は300枚と小規模です。

ようやく演奏が増えてきたとはいえ、コロナ禍の仕事がないダメージがかなり激しく傷跡のようになっているんです。更に著作物を取り扱うことから、数に物を言わせて枚数作るという夢に全ふりするような投資が不可能なんです。売れ行き次第では再販もしないかも知れませんが、再販しなきゃという流れになってほしいなと思っています。
シェアしてもあまり見てもらえないえんじろうに代わり、CD情報を皆さんの信用でもってシェア拡散していただけるととても幸せです。

ついに花をつけた

ネジバナの写真

ところで今日(つい先ほど)我家の庭にネジバナが咲いたのを発見しました。この時期が近づくと咲くのを期待して待っていしまうのですが、期待通りに現れてくれるとそれはそれで嬉しいものです。
この花のようにじっくり準備を整えて、皆様に堂々とCDをお届けできるように煮詰めました。

これからの記事は

さて、次回からの記事では12曲を更に細かく、解説してゆこうと思います。
100本以上の楽器を使うえんじろうだからこそ、アルトC管とアルトG管で作るこのCDであっても、曲毎に別の楽器を使っているんですよ。

というわけで、収録のために使ったオカリナの話題を中心に、想いにも触れていこうと思いますよ。どうぞお楽しみに。


CDタイトル
「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」

発売 2023年7月1日
販路 手売り(演奏会場)・通販(BASE)
定価 3000円(税込)
内容 オカリナ3重奏による既成曲の音楽CD
   編曲・伴奏・演奏 えんじろう
   マスタリング 音工房 縁児堂
   デザイン (株)エポックスタジオ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?