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また会う日まで





身の回りで人が亡くなった




いつか命は尽きると知っていてもそれは突然訪れる




昨日までいた存在はそこには居ない




その人が着ていた服があり
その人の匂いが残っていて
その人との思い出が置き去りにされる






生きていた時に、、、、
そう願ってもその人はもういない
あぁ神様よ。






そう願っても何もしてくれない







外に出ると皆何もなかったように生きている
まるで私だけが別の世界に行ってしまったかのような感覚に陥る





同じ人なのにどこか皆が冷たく
これが他人かと痛いほど感じる






誰かと痛みを分かり合っても
悲しみを分かち合ったとしても
私はまた一人になった時にその人のことを考えるのだろう。




どうして今なんだ
もっと話しておけばよかった
もっと喧嘩しておけばよかった
止めておけばよかった
私がこうしていればよかった








巡るのはその人との楽しかった思い出よりも、後悔だ。









どうすることもできなかった
いきなりいなくなってしまったのだから。







そう思いたくても
そう思ってしまったら、その人のことを忘れてしまいそうで、、
私だけが幸せになってはいけない気がしてしまう。











何でいなくなったのかと聞いても
答えは返ってきやしない
ただ受け入れるしかない現実
生きとし生けるものはいずれ亡くなる。
本当はわかっている。









今まで当たり前に存在していた人
ものがなくなってしまうと人は虚無感に襲われる
その時に大切にして欲しいのはその人が居なくなったという結果ではなく
その人と過ごした大切な思い出。








この野郎と思ったこと思い出も
楽しかった思い出も
喧嘩した思い出も
たとえ否定されていたとしても
その人は昔からそんな人だった
その人柄が嫌いでも
どこかで愛していたはずなんだ。








有難う
お疲れ様
その人が居たから私は少しでも刺激をもらえました。
心からの感謝を胸に、楽しかった思い出を大切に私たちは自分の人生を生きるのです。











乗り越えるとかではなく
受け止めて、ただただ自分の人生が後悔の無いように生きるのです。










そして己の使命が終わったその時に
きっと楽しい話ができますから。









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