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息を深く吸わない、これが正しい呼吸法

呼吸は少ないほど、身体によいとされています。すごい禅僧の呼吸は1分間に1回ぐらいです。私たちは、禅僧のようにはなれませんが、トレーニング次第で呼吸の数を今よりも少なくすることはできます。静かで穏やかな鼻呼吸、そして腹式呼吸でリズムが一定するのが正しい呼吸です。

呼吸の上達には三つのレベルがあります。

1 隣の人に聞こえないぐらい静かに呼吸する
2 自分にも聞こえないぐらい静かに呼吸する
3 自分でも感じないぐらいに静かに呼吸する

深呼吸が体にいいと思っているのは、息をたくさん吸うと血液にたくさん酸素が送られるからという誤解が原因です。 動脈を流れる血液の酸素飽和度は既に95%~99%あります。息をたくさん吸っても酸素は増えません。

深い呼吸とは呼吸が長いと言う意味です。 胸いっぱいにたくさんの息を吸い込むには口呼吸になります。口呼吸は、腹式呼吸ではなく胸式呼吸になります。 これは確かに大きな呼吸になりますが、浅い呼吸です。これでは酸素を体内に送り込むことができません。

大切なのは鼻呼吸です。鼻呼吸すると、お腹が膨れたり凹んだりします。それは息を吸う時、横隔膜が下に伸びてお腹を押し、吐く時は横隔膜が上に引っ張られお腹を押していた力がなくなるからです。

体内に酸素を届けるために、たくさん息を吸う必要はありません。少ない呼吸でも鼻呼吸と腹式呼吸ができれば、体内に酸素を届けることができます一方、呼吸音がはっきり聞こえて、 呼吸に合わせて胸が上下するのがわかれば、空気は肺の底まで届いていません。

人はストレスを感じると呼吸数が増えます。そして口呼吸になります。ストレス時の呼吸は、呼吸音も認識できます。ため息もよくつくようになります。 これでは、ストレスがいつまでも体内に残ってしまいます。いつもストレスや不安を抱いてる人に必要なのは、まず間違った呼吸の習慣を正すことが大事です。健康でストレスレベルの低い人は、自然な鼻呼吸と腹式呼吸を実践しています。 

鼻呼吸と腹式呼吸は、リンパが活性化して老廃物の排出や解毒作用が促進されます。 更に、血流が改善し筋肉へ運ばれる酸素の量が増えます。 効果的な呼吸が身につくと、健康状態が向上し、スポーツでも能力をフルに活用できるようになります。

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