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幸せは何でも半分こ!

人は誰でも「自分が一番可愛い」と思うのは当たり前です。
ただそれが、あまりにも度が過ぎると、最後は自分が痛い目に合うというエピソードを紹介します。

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ある日、欲張りな鳥が群れから離れ、人の住む町へ食べ物を探しに行きました。町の道には米粒や豆などがたくさん落ちていました。鳥は満腹になるまで拾い食いして、こんなことを考えました。

「こんないい場所を仲間に教えたくない。ご馳走が減らないよう、馬車がたくさん走っている危険な町は、近寄らないほうがいいと言うことにしよう」

鳥は群れに戻り、いつものように皆と今日の出来事を話し合いました。そして自分の番が回ってくると、町に行ったことを話した後にこう言いました。

「町に決して行ってはいけない。あんな危ないところは自分の命を落としに行くようなものよ」

他の鳥たちもこの言葉を信じて、納得しました。

次の日、その鳥はまた町へ出かけました。
道に落ちている米や豆を食べることに夢中で、周りに注意を払うことを忘れてしまっていたその時です。

勢いよく走ってきた馬車にひかれ、その鳥はつ命を落としてしまいました。

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今回紹介したエピソードは、「自分だけ良ければすべて良し」だけだと自分が痛い目に合うという教訓を教えてくれます。

「半ばは自分の幸せを、半ばは他人の幸せを」
この中道の教えが大事ですね。

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