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功徳を積むってめんどくさい?でも…

お釈迦様の十大弟子にアヌルダという人がいました。彼は目が見えません。

ある時、アヌルダは自分の衣が破れていることに気がつき、針と糸で繕おうとしましたが、どうしても針の穴に糸を通すことができません。

途方にくれたアヌルダは、周りの人たちに向かってこう言いました。
「どなたか私のために針に糸を通してもらえませんか」

すると、ある者が「私にその功徳を積ませて下さい」と言ってきました。その声はお釈迦様の声とすぐに気づいたアヌルダはこう言いました。
「お釈迦様のように既に功徳をたくさん積まれている方に、このようなことをお願いするわけにはいきません。したのではありません」

お釈迦様は、優しく答えました。
「アヌルダよ、功徳は私自身のためにするのではなく、困っているすべての人ためにするのですから、誰がやるかは問題ではありません。ぜひ、私にそやらせてください」

お釈迦様の教えに従って、アヌルダはただ黙ってお釈迦様に衣のほころびを縫ってもらったのでした。

上司の人なども、お釈迦様の様な行動がとれると、きっと部下からの厚い信頼が得られるのでしょうね。

きっと私たちの周りにはたくさん困っている人がいるはずなのですが、恥ずかしながら私の場合は、功徳を積むまでは程遠いのが正直なところです。

気がつかないのか、めんどくさいから見ようとしないのか、自分だって大変なんだから人を助ける余裕がないと思うのか、功徳を積む機会をスルーしている自分を反省して、毎日少しずつ功徳の実践を心がけようと思います。

一日一善 !


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