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承認欲求の正体、人間がゴシップ好きな理由は、次に殺す人を探しているから

バーチャルグラビアアイドル、エニルと申します。
独学ですが映像制作が得意なVtuberです。

いきなり物騒なタイトルですが、岡田斗司夫さんの非常に興味深いお話があったので共有したいと思います。

SNSでは度々、ゴシップ承認欲求の話題で盛り上がります。
わたしもVtuberの端くれなので人並み以上に承認欲求の塊であると自覚はしております( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

承認欲求の内訳は、ちやほやされたい、モテたい、評価されたい、見栄など様々な形がありますが、自分を良く見せたいという共通点があります。

その本質を深堀した話。



承認欲求の正体

人間の会話の比率を調べてみると、6割が、人の噂や、自分の話になるそうです。

これは現代人の傾向かというと、そうではなく、なんと原始時代からであるという。

言葉が生まれ、コミュニケーションを始めた瞬間から、人間に芽生えた性。

人間は噂話をしたり、聞いたり、自分の話をするのが大好きで、それらは人間に快感で、ある種の興奮にも似た幸福感を感じる。

その幸福感とはいったい何か。

単純な理由としては脳に報酬ホルモンが過剰に分泌されるからであるが、
何故、このような脳のしくみに発達したのか。

話しは原始時代に遡る。


狩猟時代

この時代の人間の死因で最も多かったものを現代の我々が想像すると、病気、飢餓、災害、野生動物などが想像できるが…
実は最も多かったのが人間同士の争いだった。

原始時代、生まれた子供のうち、10歳になるまでに半分くらい死んでしまっていた。

その死因のほとんどが親や仲間から殺害されたものであり、成人の頭蓋骨を調べると10~15%ほどに石で殴られた窪みが見つかった。

こうして弱者を間引いて人間は進化してきたのが狩猟時代である。


農耕時代

農耕時代になると、食糧に困る事も少なくなり、強固な集団生活が始まるので、より文化的に安定した生活になるはずであったが、狩猟時代と比較して、何と間引きが20%にも増えたという。

飢餓や、病気、災害、猛獣ではなく、仲間、知り合いに殺される方が多かった。

人類の最大の死因は人間関係だったのである。


最新の研究でわかったこと

間引きと言っても、直情的に殺害していたわけではない。
人間は言葉を得ているので、噂が広まり、いずれ自分が危険な奴として排除される側になりかねないからだ。

だから言葉を使って、人はいかに標的を殺害する理由を周りに説いたのだ。

狩猟時代から農耕時代にかけて使えない奴、危険な奴は集団で間引いて進化してきた。

原始時代から農耕時代の人類の歴史以前の人間にとって最も重要だった事が、「自分が周りからどう見られてるか」、「誰が一番いらない奴なのか」周りに語り噂を流す事であった。

これが言葉を得た原始時代から、人間が得た生き残りの方法だった。


SNSの登場で脳がパニックを起こす

群れに有益な人間を残し、害をなす人間を排除してきた人類の歴史。

そして出版や、TVSNSが登場する。
脳はこの事態をまったく想定していなかった。

農耕時代から100万年かけてわたし達の脳は、ダンバー数といって、群れとして認識できる上限値が150~200人と調整されてしまっていたためだ。

SNSでは4桁以上のフォローフォロワーは珍しくないが、人間の脳はダンバー数上限値を超えて関係性を深められるようには設計はされていない


「自分はどういう奴で、どういう状況か伝えなくてはならない」

「あいつは危険な奴だからと噂を広めなくてはならない…」

原始時代から発達した生きる上で最も大事な生存スイッチ常時稼働警報を鳴らしっぱなしになってしまったのだ。

SNS自己承認欲求の塊、現代人は病気
なんで睡眠や食欲や生活を削ってまで目立ちたがるのか
何で自分は凄い人間幸福な人間アピールするのか
何故、過剰に評価されたがり失敗を恐れるのか

それらは後付けの言葉であって、無意識のうちに生存本能のスイッチが入り続け、常に命の危険に晒されてしまってるかのようにパニックになってしまっているからであるという。

SNS疲れが起こるのはこういう理由がある。

そしてSNSが炎上しやすいのは次に殺す人を探しているから

次の標的を定めて、自分が生き残る側に回るため。
正義の元、人は人を殺す。

正義という言葉も後付けで、殺す理由の大義名分でしかない。
そう、自分が生き残るために。

SNSのいきすぎた誹謗中傷や、粘着ストーカーなど度々、問題にあがるが、
生存本能に駆られた人間は、相手が死ぬまで、誹謗中傷や、RT、粘着を止められないのだ。

自分が狩る側にいないと狩られてしまうと脳は無意識に思い込んでるから。

いじめも戦争もなくならないし、ゴシップが大好きなのである。
人が人であるがゆえに。

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