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そう、わたしはきっと変な女である。

まずスペックがおかしい。
かわいげが全くない。

身長は女性の中で0.3%しかいない173cmを超える。
昔は友人の推しと身長が同じくらいだと、妄想のために抱きつかれることがよくあった。

BMIでいうと17〜18を推移している。
細すぎるわけでもなく、太すぎるわけでもない。

顔はキツい。強そうだ。
初対面の人に姉さんと言われる。

器用貧乏とはわたしのことで、幼少期はひとりブラック企業をしていた。

3才から週2でピアノを習った。15才まで続けた。訓練のせいか絶対音感はあるが相対音感はない。あんまり良いことはない。小学生でブラスバンドにも入り、トランペットとパーカッションを経験した。高校生でエレキベースに手を出した。アメリカ留学中にオーケストラとマーチングバンドに入り、バイオリンなどの弦楽器以外全ての楽器の訓練と指揮を勉強した。

4才から週2でスイミングをはじめた。小6まで続け、アメリカ留学中に再開。ミシガン州の高校生の大会で800mメドレーで優勝した。意味がわからない。生まれて初めて過呼吸になった。

6才から習字をはじめた。小6までつづけた。丁寧にゆっくり書くといまでも綺麗な字を書けるが、普段は頭のスピードに手が追いつかないため、字は汚い。

小学2年生から公文で英語と算数をはじめた。同時にNPO法人のイベントにも参加をした。週2で通い詰めた。算数は小6で終わったが、英語は速読に切り替え高2まで続けた。

小3の時に1年間だけ硬式テニスをしたが、手首がゆるくラケットを持つ衝撃に耐えれなかった。楽しくなかった。

小4〜小6まで器械体操をした。いまでもバク転は出来ると思う。

小5からは塾も増やした。スパルタ塾で楽しくなかった。中1で辞めて、マンツーマンの塾に変え週2で通った。中3まで続けた。

中1でバレー部に入った。唯一の初心者だった。やるからにはレギュラーになりたくて、隣の市のバレークラブに週1で通った。3年でレギュラーを取り、まあまあなところまで行った。推薦は断った。高校でもバレーを続ける意味が分からなかった。


恵まれた家庭に生まれ、やりたいと言ったことはぜんぶ習わせてもらえた。母親はわたしの習い事のために車の免許を取った。とても多忙な小学生だった自覚がある。習い事を毎日はしごしていた。土日もほぼ埋まっていた。友達と遊んだ記憶は無い。テレビを見た記憶もほぼない。流行りの曲やファッションなんてものは興味すらなかった。


そんな生活を9年間送るととりあえずなら大方なんでもできてしまうモンスターの誕生である。学校のテストはほぼ満点。宿題も板書もしないのに。嫌な生徒代表だった。

体力もあり、マラソン大会では陸上部を抜き学年2位だ。スポーツはほぼ何でも卒なくこなす。水陸両用である。

更に留学もして英語も話せる。小4で英検2級を取り、高2でTOEIC800点取るような女だ。嫌だ。

そしてよく分からない仕事をして、挙げ句の果てには会社を作ってしまった。なんとなくだ。

東京なら普通にいると思うが、そこは地方都市。こんなヤツは悪目立ちするのだ。身長も相まって。



世間のお母さまお父さま。

子供によると思いますが、習い事は本当に役に立ちます。わたしは全ての習い事のおかげで、いま一人で生きていくお金を稼ぎ衣食住を賄ってます。全ての経験が活きてます。

英語は当然ですが、スポーツでつけた体力や根性、音楽性、習字に器械体操。余り余さず仕事に使ってます。

当時は泣き叫びながら練習した全てのことが、いまのわたしを作り上げています。どうか、無駄になるかもとか思わずに。


要するに、ある程度なんでも出来てしまうのだ。要領をつかむのがとても早い。ここ10年ほどはある程度持ち合わせている能力の30%くらいしか表に出さないようにしている。100%を出してしまうと、周りとの歪みがでるのだ。妬み嫉みの対象になるのはめんどくさい。知らない間に目立つことを避けたい。見られたくないのだ。履歴書の資格欄なども車の免許以外書かない。必要なら後出しすれば良い。

誰かが困っている時に、コソッと手を貸す。それくらいでちょうど良いのだ。このスタイルで営業を全くせずに生きてこれたし、フリーランスや会社にしても仕事がある。

飽き性なため、なにかを突き詰めるような極めるようなことは出来ない。要領を掴むとどうでもよくなるタイプ。

それでも日々すべてのことが少しずつ役に立っていると実感できる。全てつながっている。

学生のみんな。世界は本当に広い。狭いようで広いし、広いようで狭いこともある。

ただ、今やっていることは絶対に自分を助けるし武器になる。実際そうなるまで分からないのが残念だし、わたしもそんなことを言われて育ってきた。一生懸命に毎日寝て起きて生きればいい。起きるだけでえらい。学校に行くなんてもっとすごい。ましてや勉強してるなんて素晴らしい。

嫌な思い出は嫌な思い出のまま、自分を苦しめることもあるけれど。それを経験して将来素敵な人間になるかもしれないし、ならなくても誰か大切な仲間やパートナーに出会えるかもしれない。希望はだいじ。


みんながんばりすぎず、楽しく生きていこうね。


何の話だっけ。これがわたし。This is me!

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