2019年の読書録【ランキング形式】

noteを始めました。Facebookで書ききれない内容を伝えられる良い手段だなと思い、飛びついた次第です。Facebookもそれほど活動していませんが。。「即行動する」はとても良いことなのでまずは使ってみるわけです。

毎日の通勤で長いこと電車に乗るので、ちまちまと書きたいことを書くのにちょうどいいです。意外と長続きしたりして。


先日、東洋経済の『アマゾンで「売れてるビジネス書」ランキング』を見ました。私が読んだ数少ない本たちもほとんどがランクインしていました。いや、ランクインしたからこそ手に取ったと言う方が正しいかもしれない。

そこでnote一発目は私が2019年に読んだ本をランキング化してみることを思い立ったわけであります。ちなみに私は小説をほとんど読みません。2019年は一冊も読んでいないのでランキングに入ってきません。ビジネス書や自己啓発本ばかり読んでます。

では、ランキングにいってみましょう!!

1位 FACTFULNESS

発売から1年なのに世界で200万部売れてるベストセラー。みんなに「世界で起こっている事実」を知ってもらうために活動していたハンス・ロスリング氏の想いが詰まった一冊。

本書は世界にまつわる13個の質問から始まる。これらの質問は3択問題になっているのだが、ハンス氏が色々な場所で聞いて回ったところどの質問も正答率が1/3以下であったようだ。kindleユーザーは無料サンプルで質問部分を読むことができると思う。


本書は私が言うまでもなく世界中で感銘を受けている人がたくさんいる。それでも私はこの本のすごさを伝えておきたい。

まずはタイトルにもあるとおり「データを基に世界を正しく見る習慣」についてだ。これは個人の習慣に関することなので自己啓発本として読むことができる。本書で述べられていることに注意してニュースなどを見ると感じ方がガラリと変わってくる。

次に「世界のさまざまな問題」がテーマになっていること。貧困、環境、エネルギー、医療、少子化など、世界的に問題となっている事柄を取り扱っているので知識としても役に立つ。読む人はみんなもれなく世界が良くなっていることに驚くのではないだろうか。

続いてのすごいところはハンス氏の見えない努力が半端ねぇことだ。本書で扱う「事実」とは目で見たものではなく、すべてが統計から導かれたものだ。ハンス氏は様々な国が保有するあらゆるデータを年度ごとに可視化した。おそらくそのデータ量は超膨大であると推測される。その恐ろしいデータを持っているからこそハンス氏が言う「事実」という言葉に重みがある。

最後はハンス氏の医者としての経験がすごい。本書は人間の本能が生み出す10の思い込みについて説明されているのだが、ほとんどがハンス氏の体験談から語られている。その経験の豊富さには驚かされる。まさに死線を乗り越えた彼が伝えることによって重みが感じられるのではないかなと思ってしまう。


ここまで紹介したら読まない理由はないのでは?と思うが2000円近くするので躊躇する人もいるだろう。それもよし。ならば無料で見られるTEDの動画もはっ付けておこう。すごさだけでも伝わると嬉しいです。

2位 魔法のコンパス

キングコング西野亮廣さんの著書です。私が読んだときはprimeで無料だったのですが今は違うようです。

私は12時回っても眠れなかった夜中にこの本に出会い、そのまま読み切りました。ボリュームが少ないのか1時間前後で読み終わったと思います。

この本で得られたのはモチベーションと企画に対する近代的な運用でしたね。何かがうまくいかないならなぜなのか考えて違う視点からアプローチする。思いついたら即行動せよ。そんなことが西野さんの経験談と共に語られている。

今や日本最大級のオンラインサロンを運営するほどになった彼だからこそ説得力のある解決策がたくさんありました。クラウドファウンディングが今ほどメジャーになっていない頃から売れない芸人ほど使うべきだと主張していたらしい。

ハロウィンの翌日に渋谷のゴミ拾いで炎上している人と思っていたけど、結構深いところまで考えている人だとこの本を読むとわかる。

3位 日本再興戦略

落合陽一さんの2018年の著書。著書を読むまでは好きになれない人というイメージでした。ですがAmazon primeで無料になっていたので読んでみることにしました。

どんな心境で読むに至ったかはっきりとは覚えていません。「好きじゃないやつでもこれだけ有名なんだから読んでおくか」的な上から目線だったかもしれません。そんな勢いでしたが読み始めてだいぶ序盤で心を掴まれました。

「欧米」とはユートピア(どこにもない場所)であり、日本人の心にしかありません。

うーん、欧米という言葉に違和感を覚えたことはなかった。「欧」はヨーロッパのことで「米」はアメリカのことだと知っているのに、「欧米では…」という文章をすんなり受け入れていたなぁ。思えば最近では使われなくなった気がしますね。グローバル化が進んだ現在、メディアは欧米のおかしさに気が付いていたんだ。

この切り口に魅了された私はどんどん読み進めて落合陽一のファンになりました。YouTubeもたくさん観てしまいました。

本書はこの他にも心地よい気付きをたくさん提供してくれます。私は記憶力が低いので大抵の内容はもう忘れてしまいました。今年も読み返したいと思っています。

4位 在野研究ビギナーズ

私は研究者の端くれなわけですが「在野研究」という言葉を知りませんでした。簡単に言えば大学や企業といった職に就かずに研究を進めることなんだそうです。

本書はそんな在野研究者14人のストーリーを記してある。なぜ在野研究者になったのか?どうやって在野研究を進めているのか?ということが書かれていた。大学で行った卒業研究から惰性で続けている人や私しかやれる人はいないという使命感を持っている人など理由は様々。

本書を読んで私が再認識したことが1つある。やっぱり本当の研究者は呼吸するのと同じくらい自然に研究するんだなってこと。彼らの話を読んでとても感銘を受けたし刺激された。

本書を読んで刺激されたのは間違いないが、私自身は本当の研究者を目指さなくて良いと思っている。私は埼玉県という組織で働いている者であり、その行政の一部として企業支援を担っている研究者です。職業としての研究者なのです。しっかり割り切っていこうと思えた。

本書は研究者がどんなものなのか考えさせられる良書であります。

5位 ホモ・デウス(上)(下)

私が2018年に衝撃を受けた名著「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリ氏から新しい本が出てしまったんです~。またもや上下巻。。上巻は単行本を購入したが下巻は電子書籍を購入した。本棚に並べたかった気もしたけど本はコレクションではないので。とか意識高い系になってみた。

サピエンス全史は人類の歴史の話でしたね。人類はどうやって生き物の中で今の地位を築くことができたのか?圧倒的な量の科学的根拠から説明してくれました。

一方でホモ・デウスは人類の未来の話ですね。バイオテクノロジーやAIといった技術が私たちの生活をどのように変えてくれるかを教えてくれます。

バイオテクノロジーやAIですごいことができると言われているけどどんな風なの?という疑問を払しょくしてくれる本ですね。結構難しい話が多いですし、私がテクノロジーに疎いのでどれくらい信じていいもんかわかりません。「SFの話ですか?」と思ってしまうくらいのことがたくさん出てきますが、知っていればニュースなどで紹介される新しい技術が受け入れられるようになりそうです。

私は上下巻を2回ずつ読みましたが半分くらいしか理解できていない気がしますね。難しい本です。

6位以降

6位以降は順位付けが難しかったので片っ端から羅列していくことにしました。おおよそ読んだ順になっています。

・21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考(ユヴァル・ノア・ハラリ著)

・言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (塙宣之著)

・スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編(ティモシー・テイラー著)

・ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法(堀江貴文著)

・父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。(ヤニス・バルファキス著)

・「学力」の経済学(中室牧子著)

・共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る (ゆうこす著)

・Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法(ロルフ・ドベリ著)

・直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗 邦威著)

・反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」(草薙龍瞬著)

あとがき

たぶんこれで全部ですので2019年は15冊しか読んでないようです。月に1冊を超えていたので良しとしたい。Kindleで購入すると履歴が残るので助かりますね。2020年も12冊は読んでおきたいところです。来年も楽しみにして頂けたら嬉しいですね。

もしこのnoteがきっかけで本を購入した方はコメントを残してください。私がとても喜びます。

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