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【エッセイ】 英語ニュースを聴き取れるようになりたい人へ ー 今日から始めるべきこと

この記事は

英語ニュースを聴き取れるようになりたい!

と切に願う人に向けて書かれたものです。


英語ニュースがすでに聴き取れる人

英語ニュースの聴き取りには興味がない人にとっては

全く役に立たないかもしれません。


ですが

英語ニュースを聴き取れるようになりたいと

強く思う方にとっては 大きな価値を持つことになるでしょう。


そもそも私たちは

なぜ英語ニュースを聴き取りたいのでしょうか?


端的に言ってしまえば

そこに重要な情報があるからです。


例えばいま世界的な脅威になっているコロナウイルス。


これは中国から始まったものですが

それが各国に拡がっており

治療や防御を含めた対応策が各国で打たれています。


私たちは自分の身をより効果的に守るため

それらの情報にアクセスできた方が良いわけです。


日本語の情報があるじゃないか?

そう思う方もいるかもしれません。


しかしそれは

その情報を英語から日本語に訳した人がいるからであり

世界には英語から日本語に変換されていない情報が

海面下の氷山のように 大量に存在します。


そして東北大震災の時もそうでしたが

国内に大きな混乱が生じている時

より真実に近い客観的な情報は

海外のメディアの方に出やすいという面があります。


私たちはより良い選択をするため

そしてより良く生きるためには

英語のニュースが理解できた方が良いわけです。


そしてそれを聴き取れるようになれば

英語による通常のコミュニケーションにも生かすことができます。


ニュースキャスターと解説者あるいはリポーターが

話している場面があったとしましょう。


もしあなたがこの話し合いを聞き取ることができれば

身近な人たちがこの内容に関して話している場面において

あなたもその会話に参加することができます。


つまり日常的な英会話とニュースで取り扱われる内容は

切り離せるようで切り離せないということです。


ではどのようにすれば英語ニュースを聴き取れるようになるのか?


これは重要な問いです。


なぜなら英語のリスニング力を日本にいながらにして飛躍的に高めた経験を

持つ方はあまり多くはないからです。


リスニング力を高めるための方法として よく耳にするのは

多聴です。


しかし意味の分からないもの

もっと言うと 音声認識をできないものを

山のように聴いたとしても

良い効果はほとんど得られません。


お経の音声に耳を傾けているのと同じことです。


またリスニング力を上げるためには

多読が必要だという意見もあります。


読む速さが高まれば

そして語彙力が高まれば

聴けるようになるという考えです。


これは一理ありと言えます。

しかし根本的な問題があります。


それは音声認識のトレーニングが全くなされていない

ということです。


そもそも多くの日本人にとって

リスニングが課題になっていることの原因は


音声認識の教育やトレーニングがほとんどなされず

文字認識の教育ばかりを受けてきたことにあります。


文字認識はできるけれども

音声認識ができない簡単な例をあげてみましょう。


例えば "apple" という文字を見た時

多くの方はそれが "りんご" を意味することが分かります。


しかしその文字がないところで

"アポ" という音を聴いた時

それが "りんご"を意味すると理解するまでには

少し時間が必要になります。


他方でもしそれが "アップル" と発音されれば

多くの人はそれが"りんご" を指していることを

即座に分かります。


ここに音声認識のトレーニングがなされないことの問題が

如実に現れています。


それは

例え文字から意味を読み取ることができたとしても

その言葉の実際の音を聴いたことがなければ

聴き取りは難しいということです。


だからこそ

私たちは日頃の英語学習において

音声認識を大切にしたトレーニングを行うべきだということになります。


それはボキャブラリーの学習段階から始めるべきなのです。


そして音声認識には 

ボキャブラリー段階を超えて もう一つ課題があります。


それは音のつながりの問題です。

英語は文の中で単語同士がつながり

よく音声変化を起こします。


これはリエゾンとかリンキングと呼ばれます。


例えば

Can I get some water ?

これはどう発音されるでしょうか?


"キャン アイ ゲット サム ウォーター?"

一語一語を区切ればそうなりそうですが


実際にはこんな感じの音声になります。

"キャナイ ゲッサム ワラ?"

Can と I

get と some

がつながって音が変わったように聴こえるからです。


こうしたことは

日頃から英文の音声を聴いて

その認識を徹底的に叩き込んでおく必要があります。


そもそも

英語と日本語は全く異なる音声を持っています。


英語に比べ日本語の音声の方がとてもシンプルです。


だから日本人の多くは

英語の音声認識に弱くなりやすく

それと同時に間違った発音を覚えやすいことになります。


この問題に対処するためには

常日頃の英語学習において

英語の音声認識とその発音練習を取り入れるべきです。


英語を耳から入れて それを口から出すトレーニングを

徹底すべきです。


徹底です。


しかしこれを徹底すると物凄い効果が出てきます。


英語に対する耳と口が作られます。


英語耳!? に 英語口!?


つまり

✅今まで聴こえなかった英語の音がよりクリアに聴こえるようになります。

✅今まで口が回らなかった英語の発声がスムーズにできるようになります。


そしてここからがさらに大事なのですが

このことをニュースを使った英語学習に取り入れるべきなのです。


ニュースは一つ一つの記事は

いくつかのキーワードを組み合わせながら

一つの意味のまとまりが 組み立てられています。


日頃からニュースを耳から取り入れ口から出すトレーニングを

日本語訳の補助輪を付けながら行えば


そのニュースに関して

音声認識と意味認識がなされ


同じような内容を扱う他のニュースを聴いた時に

以前聴いたいくつかのキーワードを聴くことで

そのニュースの内容をある程度推測できるようになります。


そして日頃から様々なニュースを使って

耳から入れ口から出すトレーニングを行えば


こうした音声認識や意味認識といったパターン認識の幅が

拡がっていきます。


1ヶ月間このトレーニングを真面目に行うと

✅今まで聴こえなかった英語のニュースが以前よりもクリアに聴こえるようになります。

✅今まで口が回らなかった英語のニュースが以前よりもスムーズに発声できるようになります。

それとともに意味が分かる範囲も少しずつ増えてきます。


ただし ここでトレーニングをやめてしまっては何にもなりません。


この効果を実感しつつ

さらなる高みを目指しトレーニングを続けます。


1年経つ頃には

新たなニュース英語に接した時

初めの段階とは全く異なる世界が見えるようになります。


それは音声認識と意味認識による

パターン処理のオートマティズム化が大幅に進んだことを意味します。


つまり

いくつかの音声情報を素早く認識し

これからくる様々なパターンを想定しながら

より精度の高いイメージ構築がなされていくようになります。


この時には

1. 英語に対する音声認識

2. ボキャブラリーの量

3. 文の構造に対する理解

4. 情報を読み解く背景知識

などが大幅に高まっています。


ここまで読んでくださった方

本当にありがとうございます。


ここからの内容は

もしかすると英語ニュースがより聴こえるようになるための

新たなチャンスになるかもしれません。


あと少しです。


"Newsから学ぶ英語"では

実際の世界のニュースメディアを聴けるようになるために


1日1本 そのためのトレーニング動画を

YouTubeで毎朝7:00に配信しています。


是非試してみてください。


トレーニングを始めてみたい方は

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英語ニュースを聴き取れるようになるためには何をすべきか?
今日はそんなことをまとめてみました。

最後までお読みいただき ありがとうございました。


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