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記事:「栄東」を超人気学校に導いた女性校長

東大王で知った栄東ですが、校長先生がユニークです。

校長ではなく取材した方のコメントですが↓

――栄太郎さんは生前、「戦後、ゼロから進学校を築いたのは私と渋谷教育学園の田村哲夫さんくらいのものだ」とよくおっしゃっていました。
――ご存じなかった(笑)。立ち上げ当初、中学はだいぶ苦労されていたようで、栄太郎さんが私に「栄東中学を進学校にするためにはどうしたら良いでしょうか」と言われたのを覚えています。田中先生が来られる前のことでしたが。

不動の人気を誇る御三家に続く学校は、ある種「二番手」だということを受け入れた上で企業努力をして人気が伸び、受験者が増えている印象です。

自分たちを「二番手」と分析している(きた)学校は「勉強」部分を強化してわかりやすい大学合格実績を上げることで人気を上げ、そしてそこが出来たら各学校の特色を強めつつマーケティングを頑張る流れが出来つつあるのでしょうか。

その手法には賛否両論あるかもしれませんが、個人的にはそういう努力をしている学校は評価が高いです。そうやって「レベルの高い学校」が増え、バラエティに富み始めることは「偏差値教育」に対してのアンチテーゼになりえるのかもとも。最初はわかりやすい合格実績を上げるのである種逆説的のように見えますが、既存のルール(=偏差値や大学進学実績)を利用し新しい価値も生み出すイメージ。

ただ、大学合格実績を上げるというプロセスの中で学校が勉強を担っている分、宿題・課題やテストも多く日々の勉強量は多いと思うので(←ここは私の推測です、正しい情報は在校生に聞きましょう。、その辺りを理解した上で自分との相性を考えて入れば素晴らしい環境なのではと思います。

学校運営において受験料は大きな収入。私立にとっては収益を伸ばしいい環境を提供するサイクルは必須なので、少子化の時代に各学校がこれからの時代を生き抜く中で「より良い教育とは」を何かを考え抜いて各学校が競い、子供達の選択肢が増え、それが学校の収益に繋がっていけばwin-winなのではないでしょうか。そして人材(=先生)にもどんどん投資してほしいです。

御三家も受かったけれどあえて違う学校にという子が増えていると言う話も最近色々なところで聞きますが、分散することで「画一的な成功」が崩れることは日本にとってプラスになるのではないでしょうか。

子供や親が大学合格実績や偏差値だけを切り取ったり、逆に学校がそこだけにあぐらをかいていると長期的な人気の維持は難しいかもしれないし、何よりこれからの時代を「生き抜く力」を持たないまま社会に放り投げられてしまうのは子供たちなので。。

私が中学受験した時には偏差値上から順に2校、という選び方しか出来なかったので、各学校が特色を出して行き子供たちの選択肢が増えることは単純に羨ましいなーと思います!

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