お母さんのための「敏感期」 【BOOK REVIEW#2】
娘が0歳の頃に読みました。当時はモンテッソーリを取り入れるか取り入れないかを検討していたので
モンテッソーリが「教育」という大きな括りの中でどんな立ち位置なのか
=他の教育法と比較して何が異なり何が「いい」のか
ということが知りたくてこの本を手に取りました。
モンテッソーリ教育といえば相良先生だという情報にたどり着き、こちらの本がよくオススメされていたため読み始めました。
感想
私の知りたい数ある教育法の中で何がモンテッソーリを顕著にしているのかについては書かれていないので、自分が得たいと考えていた情報は得られませんでした。
ただ、小さな文庫本ですが日本のモンテッソーリの中枢を担っていらっしゃったとされる相良先生の長年の学びと経験則などによる方法論もまとまっているので、そういった情報を求めている場合には必要なことがコンパクトにまとまっているので良質な本なのではないでしょうか。
この本を始め日本語のモンテッソーリ関連の本はモンテッソーリ教育の「中の人」=教える専門家が書いており、モンテッソーリについての具体的な内容や方法論は詳しく書かれているのですが、
(私が探し切れていないかもしれませんが)5-6年前に探した際はモンテッソーリについて客観的に書かかれている日本語の本は見つけられませんでした。
欧米と比較し日本ではモンテッソーリがそこまで定着していないからでしょうか。英語では学問としてモンテッソーリを教育の一つとして客観的に解説した本↓もいくつかあり、理解が一気に進みました。
構成
・基礎知識
・子供の敏感期
・親の敏感期
・自立について
・家庭でできること(実例)
・子育てについてのまとめ
この本は世の中の子育て中の「お母さん」が読むことを想定して、お母さんたちのQに答えるという形を取っています(くぼたのうけんの本もそんな感じでした)。
私は客観的で味気ない感じの文章が好きなので若干消化不良でしたが(そういう区分けをするのであれば多分私にはいわゆる「お父さん」向けの方があってるはずwなので、あくまで私にとっては、という感想です)、世の中では評判のいい本ですし、モンテッソーリを知りたいなら必読!というような文言は何度も目にしました。
p.s.私の目というフィルターを通した感想ですのでかなり自分の色が濃く出てしまいましたが、良くいえば忖度なしということで、これからも感じたことを素直に書いていきたいと思いますw
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