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クラウドファンディングに対する多くの誤解…

こんにちは、西澤 ロイです。

私はこれまでに何回か、クラウドファンディングのプロジェクトに挑戦しています。
例えば、ダライラマのNo.2に当たるリンポチェ様をラジオのゲストにお呼びするときや、日本人が字幕なしでネイティブの英語が聞き取れるようになるための動画を撮影&公開するためのプロジェクトなどです。

(その結果としてご出演いただいたリンポチェ様の動画はこちらです。
また、英語リスニングの動画はこちらで無料公開&プレゼントしています)

そこで、たくさんの方に応援・ご支援をいただいて、本当にありがたい限りなのですが、それ同時に一部の方から「大きな誤解をされてるな…」と思うこともあります。そのことについて、今回は書きたいと思います。

そもそも「クラウドファンディング」って何?

そもそも、クラウドファンディングという言葉の意味を実は知らない人もいることでしょう。「クラウド」が、「クラウドコンピューティング」におけるcloud(雲)だと思っている人もいるはずです。実際にはcrowd(群衆)です。

クラウドファンディング(crowd funding)という言葉自体が新しいものです。それはつまり「新しい概念である」ということ。

しかし、多くの人は、新しい概念をきちんと理解する(受け入れる)ことがなかなかできません(正しく教えてくれる人もあまりいません)。そこで、既に知っている似た概念を頼りにしてしまうため、誤解が生まれてしまいやすいのです。

その結果・・・「クラウドファンディング」を「募金の一種」だと勘違いする人が出てきてしまうわけです。他にも「お金に困っている人がやること」だと誤解している人もかなりいます。
先日は「施し」みたいな「恥ずかしいこと」だと思っている人もいました。

では、クラウドファンディングとは何なのか?

私なりに表現するならば、「想いのある人が、販売キャンペーンを自由に行なえるプラットフォーム」でしょうか。

「販売キャンペーン」が誰でも行なえる

そもそも、何かを「販売する」という行為は(中古品の出品を除いて)、商売を行なっている一部の人しか行なってこなかったことです。それが、思いさえあれば誰でもできる――ようになったのです。

普通にウェブでお店を開いたとしても、なかなか見てもらえず、まずは集客に苦労します。どんな想いがあったとしても、そういう文章はなかなか読んでもらえず、商品と値段だけで判断されてしまいがちですよね。
友人関係に声を掛けたとしても、最初は義理で買ってくれるかもしれませんが、リピートしてくれる人は少ないでしょう。

でもクラウドファンディングであれば、まずは「想いを語る」ところからスタートできます。もちろん、まずは友人に声を掛けるところから始めるべきですが、その想いに共感してくれる人が購入してくれ、また、知らない人にも広げていくことができるのです。

さらに、クラウドファンディングには、目標金額を達成できなかった時には、全てをチャラにできる「必殺技」も存在します(All-or-Nothing方式)。これを使えば、新しい事業を始めたり、新製品を作ろうとしたりするときに、リスクなしでテストマーケティングが行なえます――。

「新商品の開発」が分かりやすいのですが、「こういう想いで、こういう製品を作ります」というクラウドファンディングを行なうことで、ニーズがあるかどうかの事前調査を、金銭的なリスクを負わずにできるわけです。
そしてニーズがあったならば、開発をする前から「事前予約」が取れますので、安心して開発ができるわけです。

クラウドファンディングの様々な可能性

上に挙げた事例は、分かりやすいものです。ですが、クラウドファンディングの本質・可能性はこんなものではありません。

先ほど「販売キャンペーンを自由に行なえるプラットフォーム」だと表現しました通り、「どんな販売キャンペーン」でも良いのです。

最近は、コロナで困っているお店が商品を販売しているケースが多く見られます。例えば、
・売れ残ってしまった商品を特別価格で販売する
・お客さんに戻ってきてもらうために、予約チケットなどを販売する

…というケースをよく見かけますが、そうすることで、通常だったら「お店に来てくれた人」にしか販売していなかったのを、期間限定のキャンペーンではありますが、インターネット経由で、常連のお客さんやそれ以外の人にも販売が行なえるわけです。
(こういう場合には、購入が全て有効になるAll-In方式が向いていますね)

他にも例えばですが、自分が書いた絵や、作った作品などを売ったっていいんです。それ以外の、自分独自のサービスを売ったっていいんです。

「自由な販売キャンペーン」ですから、アイディア次第で、どんなことだってできるのです。お金などに困った時にクラウドファンディングを思い立つ人が多いのですが、その思い込みを外すことで、もっと自由にこのプラットフォームが活用できるようになります。

具体的な事例をご紹介

ここで具体的な事例として、私が現在行なっているクラウドファンディングについてご紹介させてください。

書籍『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい』ベストセラー化第2弾」というプロジェクトです。

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このプロジェクトの目的はお金集めでは全くありません。むしろ利益は全く出ない形に、敢えてしています(All-In方式)。

これは、一言で言うならば「サイン本キャンペーン」です。もちろん、きちんと想いがあってやっていることですので、その詳細についてはプロジェクトのページをご覧いただけたらと思いますが、要するに『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい!』(SBクリエイティブ)という本が「素晴らしい本なので一人でも多くの人に届けたい」という想いがまずあります。

本の定価は1,650円(税込)。さらに送料と、camp-fireの17%の手数料がかかりますから、サイン本は1冊当たり2,200円(税込)でご提供する形になります(原価でのご提供であり、利益は全くありません)。

まあ、私のサイン本を欲しいと言ってくれる人がどれだけいるかは正直分かりません(笑)。定価で買うよ、という方には、もちろんアマゾンで買っていただけても嬉しいのですが、特別な特典がもらえる「リアル書店キャンペーン」を同時にやっております^^

話を戻しまして、価値を提供したいポイントはそこ(サイン本)ではないのです。2冊以上を購入してくれた場合につく特典(リターン)がミソなのです。

<2冊:4,000円相当の特別セミナーにご招待>
リターンとして提供するのは、サイン本として提供する書籍の内容に基づいた90分間のオンラインセミナー「苦しい暗記が全くいらない英会話トレーニング」です。このセミナーは、普通に受講しようとすると、参加費として4,000円かかります。
それが、サイン本を2冊、つまり4,400円のプランに申し込むことで、実質400円でサイン本が2冊手に入ってしまう計算になります(ですから1冊はご友人にプレゼントしていただきたいのです。間違っても「●ルカリ」とか「●ックオフ」に持ってってはいけません)。

<5冊:さらに5,000円相当の特別教材をご提供>
本気で英語が話せるようになりたい人にオススメなのが、5冊のプランです。上記のセミナーに加え、約5,000円相当の特別教材が手に入ります。
(※4冊はご友人に。間違っても…(以下略))

<10冊:ロイを30分間レンタルできます>
10冊のプランでは、上記の2つの特典に加え、私、西澤ロイを30分間、オンラインでレンタルできます。お一人でご利用されるなら英語学習の相談をしていただいても大丈夫ですし、活用方法はあなたの発想次第です。
また、例えばオンラインサロンや読書会などを主宰している方であれば、そこに私のことを30分間お呼びいただけます。その場合、参加メンバーの方に書籍代やイベント参加費を払ってもらう形にすれば、基本的にお金がかからないのです。

<30冊:ロイを90分間レンタル/オンラインセミナー1時間ほか>
30冊の場合には、オンラインレンタル時間が90分になりますし、または、東京都内であれば、私とランチできる権利が手に入ります(希望される方がいるか分かりませんが、ニーズを確かめるためにもまずはご提案を…)。
もしくは、1時間のオンラインミニセミナー(英会話)をやらせていただきます。オンラインサロンや交流会を主宰している方や、英語教育が必要な会社さんにとって、悪くないオファーだと思っております。

<50冊:2時間のオンラインセミナーほか>
50冊の場合には、英会話のオンラインセミナーであれば2時間、みっちりやらせていただきます。もしくは、東京都内で私とディナーできます…(希望者、いますかね…?笑)

<100冊:2時間のリアルセミナー/1日レンタル/人生応援>
100冊の場合には、2時間のリアルセミナーをやらせていただきます。これは通常だと、それなりのギャラをいただいて行なっているものですが、今回に限り、書籍代のみで承るわけですから破格のオファーなのです(交通費などは別途ですが)。

また、お申し込みがあったら特に面白いと個人的に思うプランが、西澤ロイの1日(8時間)レンタル権です。
どんな発想で、私のことをご活用いただけるのか、そしてそもそもお申込みがあるのか、とても楽しみです。

また、もう1つ、「西澤ロイに人生を応援してもらう権利」というのも1人分だけご用意してみました。
これは、例えば「出版」「ブランディング」「自分らしさの発揮」「英語での挑戦」などに関して、私が本気で応援させていただく――というプランです。
例えば出版に関して言えば、私は紙の書籍を10冊出していますし、実は秘密裡にお1人、出版のプロデュースさせていただいた経験があります。企画書のアドバイスなども友人相手によくやっているんです。
出版プロデューサーにコンサルを頼んだら、普通は数十万円します。それが、書籍代だけで、実質無料みたいなもので受けられてしまう。
それ以外にも、人生相談に乗るのも大得意です。サービスとして表には出しておりませんが、実はこれまでに100人以上の人生相談/カウンセリングをやってきております。

・・・ということで、私は「まな板の上のロイ」だと思っているのですが(誰がうまいことを言えと言った…)、いま私がやっているクラウドファンディングの企画は、ものすごくおもしろい「種」だと思っています。

お金集めが目的ではないと言いましたように、全く利益は出ません。でも、本を多くの方に届けたいから、その想いでやっているのです。
(その意味で、目標設定額を間違いました…(←かなりの不覚)。少しお申込みがあった時点で、余裕で目標達成&プロジェクト成功!となるような形にすべきでした…)

とにかく、スタートしてしまった以上、目標は変えられません。ですから、あとは野となれ山となれ。楽しんでいきたいと思います。

ぜひピンと来た方には、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。そして、私ロイのことをお好きに活用していただきたいのです。クラウドファンディングというのは、そういう「自由な販売キャンペーン」なんですよ。

でも、クラファン自体への誤解や偏見があったりすると、物事がよく見えなくなってしまいます。だからこそ、この記事を書きました。

ちなみに、10月16日の夜にオンラインでクラウドファンディングについて学べる対談セミナー(2時間)を行ないます。本当なら参加費として3,000円をいただくところですが、無料で行ないます。
その代わりに、その分のお金で、私の今回のクラウドファンディングプロジェクト「書籍『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい』ベストセラー化第2弾」にご参加いただけましたら嬉しいです。

繰り返しますが、お金に困っているとか、お金を集めたいわけでは全くありません。書籍『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい!』を1人でも多くの方に届けたい――という想いで動いているだけなのです。

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