【おうち英語】頭で覚えたことと身体で覚えたこと
ディスレクシア傾向をJolly Phonicsでなんとか克服し、中学英語と現在向き合っている息子。基本的に宿題が嫌いな息子ではありますが、その宿題の中でも一番嫌いなもの、それは【英単語の書き取り練習】です。ノート一面に新出単語をびっちりぎっちり書いて提出しなければならないのです。量が評価される宿題で、多くやればやるほど加点される仕組みになっており、内申点を確保するためにはある程度の量を毎回提出する必要があります。その単語の書き取りが息子には苦痛で堪らないようで。。。この種の宿題は息子の学校だけの特殊な課題ではなく、古来より日本津々浦々、北は北海道から南は沖縄まで日本に住む中学生に等しく課せられた通過儀礼のようなものなのではないかと思います。私もン十年前に同じようにやりましたし。
日本人というのは根性とか鍛錬とかが好きですよね。この宿題にはそんな日本の大和精神が余すことなく反映されているのではなかろうかと私は思ってしまいます。苦しい鍛錬を耐え忍べば、英語などを身に付けることなどわれら日本民族には余裕である!いつの日か神風が吹く!と。。。(時代設定はいつですか?)
「ちょ待てよ!(キムタク風に)」
と私が思うようになったのは今から3年ほど前のことです。それまでは思考停止していたのか、疑問を抱く余地もないくらいに「これぞトラディショナルな単語のスペリングの覚え方!王道である!」と洗脳されてしまっていましたね。実際、自分も学生時代から手の側面を真っ黒にして、中指にはペンだこを作って、単語を書いて書きまくっていました。そしてそれを教え子たちにも強いてきました。まるで伝統的な秘儀を教えるかのように。
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