大学院へ行くまでのプロセス
こんにちは、公立高校で英語教員をしているHIPPOと申します。私に記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。
今回は、私が大学院に入学するまでの流れを書いていこうと思います。この記事が、これから大学院に行ってみたいと考えている先生方のお役に立てれば幸いです。
1. 自治体の研修制度を確認する
私は今、県の長期研修制度を利用して大学院の修士課程に在籍しています。同様の研修制度がどの自治体にもあるのではないかと思います。忙しい業務の中で大変だと思いますが、まずは所属している自治体の研修制度を確認してみてください。私の場合は、5月ごろに募集の通知が来ていました。
2. 管理職へ相談する
まずは、教頭先生に相談してみてください。殆どの場合、快く挑戦を応援してくれるのではないでしょうか。私の場合は、教頭に相談したあとに校長にも呼ばれて、意思確認をされた覚えがあります。
3. 大学院を探す
入試を受ける大学院は自分で探すことになります。自分が興味のある研究ができる大学院を探してください。候補としては、一般的な大学院と教職大学院に分かれると思います。私はここでいう一般的な大学院へ入学しました。
4. 大学院の入試要項を確認する
希望する大学院が決まったら、そこの入試要項を念入りに確認してください。
5. 研究室訪問をする
私の大学院の場合は、入試要項に「入試を受ける場合は、事前に希望する指導教官へ連絡をとってください」と明記されていました。多くの大学院の場合も同様なのではないかと思います。私は6月ごろ、今の指導教官にメールでアポをとって訪問しました。大学教員の連絡先は、各大学HPに掲載されているので確認してみてください。
訪問時に話すべきことは、自分がどんなことに興味を持っているか、そしてそれはその教授のもとで研究していける分野なのか、だと思います。それから、もし指導教官となったら2年間みっちりと関わることになるので、人間的に自分と合うかどうかもこの訪問で見極めたいところかなと思います。(これは難しいですが。)
6.入試に向けて勉強&書類作成をする
大学院入試の際には、「研究計画書」なるものを提出することになります。入学後にどんなことをどのように研究していくかを書きます。私は研究に関してド素人でしたので、何を書けばよいのかチンプンカンプンでした。しかし、希望する指導教官へ相談をしたところ、入学前からこんなに手伝ってもらって本当に良いのかなと思うぐらい、たくさんのアドバイスをもらうことができ、何とか形にして提出できました。研究ってよくわかんないな、という先生方もまずは指導教官へ相談をしてみることをおすすめします。
私の場合、入試の筆記試験は英文を日本語で要約する問題と、英文を全文和訳する問題がでました。難易度としては英検準1級ぐらいだったと思います。他の教科でも同じような難易度だとすれば、それほど対策をしなくても合格点は取れるのではないかなと感じました。
7. 入試を受ける〜合格発表
私の場合、入試は筆記試験(英語)+面接試験でした。面接試験は1対8ぐらいの個人面接で、かなり緊張しました。アメリカ人の教授も2名いて、英語でのやり取りもありました。質問は、提出した研究計画書に基づいたものがほとんどだったと思います。
試験が終わったら、合格発表までそわそわしながら1ヶ月ほど待っていました。
8. 管理職への報告
試験に合格したら、教頭・校長へ報告しておきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。大学院へ行って学びなおしてみたいけど、具体的にどんなことをすればいいのかわからなくて、一歩を踏み出せずにいる先生方のお役に少しでも立てたらうれしいです。大学院派遣については、他にも記事を書いていこうと思います。何かご質問があればコメント欄にお願いします。できる限りお答えしたいと思います。
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