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TOEIC400点が通訳になるまで⑦(ディクテーション編)

今まで通訳した中で一番クリエイティブな訳をしたなぁと個人的に思ったのは ”Taking to new heights”を「まだ見ぬ高みへ」と訳した時でした。この一文だけを聞くと訳がズレているように聞こえますが、コンテキストが分かると「イケてるやん」と思っていただけると思います!聞き手の方も気に入ってくださったので、とても嬉しかったのを覚えています。こういう喜びが通訳の醍醐味ですよね^_^

さて、本題であるディクテーションについて綴っていきたいと思います。

ディクテーションとは?
「ディクテーション」と聞いても、なんなのかピンとこないですよね?ディクテーションとは、流れてくる音声を聞き、文字起こししていくトレーニングです。

ディクテーションではリスニング能力は向上しない!と仰っている方もチラホラ見かけますが、個人的には効果があると信じています。(科学的根拠があるわけではないので、参考程度にお読みください。)

期待される効果

ディクテーションで向上が期待できる能力は①リスニング力、②語彙力、③文法力の3つです!

リスニング力の向上
シャドーイングと通ずるところはありますが、ディクテーションにおいても次々と流れてくる英語を聞きとり、その英文の文字起こしを行うためには、聴く力や集中力を高めることができます。シャドーイングと違い、一単語ずつ文字を起こす必要があるので、より細部まで聞き取る必要が出てきます。

語彙力の向上
ディクテーションでは文字起こしを行うため、単語のスペリング、意味、使用すべきコンテキスト等をまとめトレーニングできるため、語彙力の向上が期待できます。

文法力の向上
シャドーイングと違い、ディクテーションではじっくりと文章と向き合う時間が確保できるため、より文法力を伸ばすことができます。


どの能力を伸ばしたいか?

今更になってしまいますが、自分がどの能力を伸ばしたいかを再確認しながら、最適なトレーニング方法を選んでくださいね!

次の投稿からはスピーキングについて書いていきたいと思います。

今回の記事を読んでくださり、ありがとうございました。次回の記事も宜しくお願い致します。


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