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身銭を切ってる人の言うことなら聞く気になる耳


会社の経費なら喜んで飲み食いする人達

忘年会シーズンですね。新型コロナの影響が和らいで、大人数で集まることができるようになり、居酒屋さんや電車の中、朝方の駅前では酔っ払いの方々を見る機会が増えてきました。
大人数が集まって飲むことはチームの士気を高めたり、日頃の苦労をねぎらったりするために必要なのはわかるのですが、参加費は経費なのでしょう。
会計時に領収書を貰っている方々を見かけるたびに、セコイことしないで身銭切って飲めばいいのに、と心の中でぼやいております。
会社によって一人あたりに使える経費が3000円とか5000円とか決まっていたり、事前に申請しておくことが条件だったりするのですが、心貧しい食事会です。
「参加費は会社が払うから、参加は自由です」と言われましても、食べるのに困っている人達を対象にしているのならわかりますが、それなら会費をボーナスに補填することの方が重要なのでは?だと思ったりします。

大人なら自分で飲み食いするものは自分で払う

接待を受けたことが過去にあるのですが、接待という文化が誰得なんだろうと時間を過ごしている間に考えていました。
お金を払ってもらうという行為に対して、こちらが何かを提供しなければ対等な関係にならないので、何かを提供するにしてもどこまで何をすればよいのやら、で全くその場が楽しくありませんでした。
だったら、最初から割り勘で、自分が飲み食いした分は自分で払った方が気持ちがとてもとても楽です。
そういった接待文化は若者というより、おじさんと枠づけられている人達に多い印象があります。そういうおじさん達は経費で飲み食いできることが既得権益化しているので、手放したくないのでしょう。自慢したいのでしょう、そういう経費おじさんには気を付けたいものです。

研修も経費払いよりも、自腹の方がやる気になる

経費で飲み食いすることについて、そこまで軽蔑している私ですが、研修を会社の経費で行った時と自腹で買った勉強コンテンツでは本気度が全然違います。
エンジニアの研修というのは、3日間で30万円とかするので、個人が負担するには高額すぎる額です。開催する側も、最初から会社の経費から払ってもらうつもりでそんな値段設定をしていると想像していますが、3日で30万円の研修を会社経費で出ても正直そこまでやる気がわきません。研修の最終日にテストがあるとかなら、多少頑張りますが、それでも多少です。

ところが、自腹で1500円のVoicyとか3000円の本を買ったりした時はやる気の度合いが全然違います。1500円のVoicy代を稼ぐために、Voicyの中で紹介されていたnoteを実践していますし、3000円の本を買うかどうかは実際に本屋さんで立ち読みして納得してから買います。
金額だけなら30万円の研修で、Voicy1500円の20倍頑張っても良いくらいですが、Voicy1500円の半分くらいのやる気しか湧きません。
それくらい身銭を切る、自腹で払うことに対して本気度が変わってきます。

身銭を切ること学びにつながる

身銭を切ることで本気になるのは、使ったお金が失敗だったら嫌だ、という恐怖の感情があるからです。失敗したくないから身銭を切りたくない。経費で済ませることができるのであれば、経費で済ませたい。そうすれば自分の懐は痛まないから。わかります。

でも、そんなお金の使い方をしているようでは、お金を有効に使うことなんてできません。だって経費で使ったお金の経験なんて、ノーカウントなんですから。身銭を切って払った経験こそカウントがされるので、身銭を切りましょう。
身銭を切ることは自己投資につながりますし、人に勧める際にも、自分で払ったお金なんですから説得力が違います。自分でお金払ってないことを、勧められても私は全く聞く耳を持ちません。
美味しいものを食べたかったら自分で払うし、勉強したいことがあったら自分で払います。そういうことができるために、日々働いているのですから。

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