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企業で研究開発に従事する技術者向けに技術者育成研究所の公式noteを開設します

ご覧いただきありがとうございます。
技術者育成研究所のnote編集部です。初めての投稿となります。

当社は2015年に創業したFRP Consultant 株式会社の技術者育成事業部門です。
個人ではなく、法人向けの技術職社員の教育支援や指導を行っています。

当社のHPはこちらになります。当社のロゴは以下のものです。技術者の方が殻を破って成長する、というコンセプトでデザインしました。


突然ですが人材育成という単語を聞いたことのある方はいらっしゃるでしょうか。

当社は技術者育成という文言があることから、人材育成を行う企業であるというのはイメージいただけるかもしれません。

しかし、残念ながら当社は一般的に言われる人材育成とは似ているようで違う部分も多いです。

一番大きな違いは、
「育成の対象は技術職である技術者に限っている
ということです。

営業、企画、総務、人事といった企業において一般的な職種の方々は対象ではありません。あまり注目されていない領域の方々に、育成対象を絞っているという見方もあります。

当社はこれまで技術者育成というキーワードを掲げ、様々な技術領域の企業に対して顧問として中長期にわたる支援に加え、セミナーや講演会での登壇、大学での理系学生向けの講義等に取り組んできました。

しかしながら、ここ数年で直面する課題が大きいと感じており、その課題解決に何か貢献できないかと考え、当社のメディア以外で情報を発信する取り組みを開始することとしました。

その経緯と狙いについて述べさせていただきます。


本ブログ開設の背景

若手技術者や中堅技術者を中心とした離職の増加

業界問わず、地域を問わず、将来のある20代の若手技術者や、これから最前線での活躍が期待される30代の中堅技術者の離職が明らかに増えていると感じます。

当然ながら退職動機は技術者という個人に依存する上、そもそも本音を述べない方も多く、企業組織として離職を抑制する対策を打ちにくいという苦しい状況にある企業が増えているといえます。

当社の技術者育成の狙いは、企業で研究開発業務に従事する技術者を、自発的に行動し、課題解決できるエキスパートにすることを目指しています。

しかし、育成以前に企業から戦力となる技術者の方々が去る状況が続くと、長い目で見た場合、企業組織は技術力の低下という致命傷によって衰退すると考えています。

当社は主として企業組織で人材育成担当をされる人事部や総務部、またはそのような危機感を持つ中小企業の経営陣とのやり取りで、支援を行っています。

このような御縁で直接やり取りのできる技術者であれば当社として様々な手が打てると考えますが、当社との関係がない企業が多いことを踏まえれば、潜在的に離職を想定している若手技術者、中堅技術者が相当数居ると推測します。

当社が確認できている若手技術者、中堅技術者の退職動機は概ね自らのスキル不足という認識がきっかけとなっている

既述の通り、退職動機は多様かつ不明瞭だと思います。
ただ、当社の顧問先や過去に指導した技術者の方々と退職動機について話をしていると一つの傾向が見えています。

それが、
「自分のスキル不足」
というものです。

例えば他にやりたいことができたと退職動機を述べた若手技術者であっても、その初期動機にあるのは、日々の業務で言われたことがうまくできなくて仕事がいやになった、というケースが複数ありました。

職業選択の自由が認められている以上、従業員の転職に問題はありませんが、採用に至る企業側の負担を考えれば、採用された企業で戦力となっていただくことが重要と考えます。

自らのスキル不足をきっかけとして離職を選ぶ若手技術者、中堅技術者に何かできることはないか。

このブログ開設のきっかけは、この一文に集約されます。

ブログの狙いをスキル不足に悩む若手技術者、中堅技術者に設定

これまでの話を踏まえ、従来の経営陣、人材育成担当者といったターゲットではなく、スキル不足に悩む現場の若手技術者、中堅技術者向けに、スキルアップに向けたノウハウを提供する内容とすることに決定しました。

本ブログ概要

ブログの目的と想定読者について述べます。

ブログのメインタイトル

技術者が研究開発で勝ち抜く実践的スキルアップ法

ブログの目的

研究開発を担う製造業企業の技術者が目指すべきスキルアップフローを解説し、それぞれの段階におけるスキル習得に向けた日常業務と業務時間外での取り組み方について述べる。

ブログの想定読者

製造業企業で研究開発に従事し、自らのスキル不足を感じている若手技術者や中堅技術者の方々

ブログを読むことで得られる知見

製造業企業で研究開発業務に従事する技術者が習得すべきスキルとその習得に向けた実践的方法の理解


最後に

本ブログは企業の研究開発という最前線で奮闘される若手技術者、中堅技術者個々人の方に向けた内容になります。
お伝えしたことが、読者の方々の何かの参考になれば幸いです。


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