技術者のスキルアップで必須の論理的思考力に関する最近の研究結果

技術者の普遍的スキルを構成する5大要素の一つである「論理的思考力」。
過去の投稿において、論理的思考力について技術者が理解すべき解釈を解説しています。

”論理的思考力”は自らを制御し、第三者目線から見られる力

技術者の本質的なスキルアップ5要素・技術者が研究開発で勝ち抜く実践的スキルアップ法
https://note.com/engineer_develop/n/na8b069426a10

技術者にとっても参考となる論理的思考力に関する研究結果が発表された

当社は技術者育成理論のさらなる向上と事業開発を目的に、学術業界での取り組みについても興味を持って接しております。そのような中、2023年10月に、論理的思考力と陰謀論信念への影響に関する研究結果が発表されました。

物事を多角的にとらえ、じっくり考える「熟慮的思考」が論理的思考力に影響を与えている可能性

上記の中で、論理的思考力を構成する要素として「熟慮的思考」が大きく関与している可能性が示されました。

熟慮的思考は様々な物事を多角的にとらえ、じっくり考えられる思考の癖のようです。

有意性は統計学を活用

心理学の世界に限らず技術の業界でも重要ですが、本研究内では関係性の有無を統計学を用いて優位性を判断しています。

より具体的にはピアソンの積率相関係数です。
客観的な判断をするにあたっては統計学は必須であり、
技術者の普遍的スキルの一つ「グローバル技術言語力」、すなわち数学を主とした知見と実践力が必要であると当社が考えるのも、
このような場面での技術者の振る舞いを想定しています。

今回ご紹介した記事の詳細を当社のHPのメインコラムとして公開しております。
ご興味ある方は是非ご一読いただき、ご自身の思考の癖を振り返り、どのようにすれば論理的思考力を高められるか、そして数学を使った考え方をどのように実務に応用するのかの一助としていただければ幸いです。

メインコラムは以下のリンクよりご覧いただけます。

※参照元の当社メインコラム
熟慮的思考に関する心理学研究結果と技術者育成との関係