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エンジニアになりたい人が気をつけるべき【危険ワード】

こんにちは、FUUです。

最近では、仕事でもプライベートでも仕事の相談を受けるようになり、

「IT未経験だけどエンジニアになりたい」方々が多くいらっしゃることを実感してます。

もちろん、それは全然可能です!

しかし、よくよく話を聞いてみると、

「結構認識間違っているなぁ」「その考え危ないかもです」

と思うことも多々あります。

その気持ちは痛いほど分かります。だって私も同じ勘違いしていたから。

エンジニアになって「あれ?なんか違うなぁ。」と思う前に、勘違いを起こしやすい【危険ワード】をピックアップしました。

未経験の時に気を付けるべき3つの【危険ワード】


結論から言うと、この3つです。

  1. 【最短・最速でエンジニアに】

  2. 【すぐに稼げる】

  3. 【未経験からフリーランスエンジニアへ】

早速見ていきましょう。

①【最短・最速でエンジニアに】

私が独学でプログラミングを学ぶときも「期間は3ヶ月で最短・最速でエンジニアになる!」と思っていましたが、これは結構危険な思考です。

理由は2つあって

・実務内容の難しさは(勉強する内容と比べて)レベルが違う
・エンジニアになってからも勉強が続く

ことです。

つまり、エンジニアとして就職してからがスタート地点になる訳です。

当然、仕事の難しさは想像を超えてくるし、毎日のように分からないことが見つかります。

でも、エンジニアをやり続ける人はそれを楽しんじゃうんです。

私も、最近やっとそのマインドになり、毎日仕事とプラスして勉強をしています。

このことから、「3ヶ月で一人前のエンジニアになれるんだ!」と思っていたら就職して大変な目に遭います。

それよりも、未経験のうちは「エンジニアとして就職できる期間」と割り切る方が、ギャップに苦しまないかもしれません。

未経験のうちに「短期間」ではなく「一生」勉強する腹を括っておきましょう。


②【すぐに稼げる】

分かっている方も多いかもしれませんが、エンジニアになってすぐに稼げる訳ではないです。

正確には、給料アップのチャンスが多いというイメージです。

エンジニアは需要やエージェントの存在で、転職のしやすさがあります。

また、ベンチャーになるとポジションによって給料の変動がある会社も存在します。

この流れに乗って上手く給料が良いポジションに付いた人が、「稼げるエンジニア」になっている感じがします。
※もちろんスキルアップは必須

私も、エンジニアの会社員として働いて2年半は給料は営業の時より下がりました。

フリーランスエンジニアになって給料が2.5倍くらいになりましたが、それもここ1年の話です。。。

つまり、エンジニアは会社員→フリーランスエンジニアのように、

「環境やスキルアップで給料が跳ね上がる魅力的な職業」ですが、

ずっと同じスキル、同じ仕事、同じ環境だったら給料が劇的に上がることは難しい一面も持っています。


③【未経験からフリーランスエンジニアへ】

フリーランスエンジニアは確かに魅力的です。

しかし、「未経験からフリーランスエンジニア」という選択肢は結構リスクが高いかもしれません。

私の場合、業務委託という形でクライアントと契約していますが、これは社員ではありません。

そのため、3ヶ月に1回更新があって、そこで契約終了の可能性もあります。

現在は1年以上お世話になっており、PMとしてポジションアップしておりますが、正直未経験からこのステップアップは難しかったと思います。

そして、クラウドソーシングや知り合いから「自分で仕事を取ってきて開発を行う」場合も、

システム構築方法や見積もりの値段設定、作業する時間などを考えると、トラブル発生のリスクが高いと思います。

そのため、フリーランスエンジニアになる前には、会社員としてワンステップ踏んだ方が良いと思ってます。


3つの【重要な考え】

危険ワードを知ったところで、「じゃあどうすればいいの?」と思うかもしれません。

そこで、

  1. 【プロとしての覚悟】を決める

  2. 【プログラミングはほんの一部】ということを重視

  3. 【プログラマーとエンジニアの違い】を把握する

これを重視してみてください。

一つずつ解説していきます。

①【プロとしての覚悟】を決める

①【最短・最速でエンジニアに】 でもお伝えしたように、勉強と実務とでは難しさが段違いです。

この難しさに耐えることができず、辞めてしまう人もたくさんいます。

そこで、重要なのが「プロとしての覚悟」です。

未経験でエンジニアになっても、熟年エンジニアになっても「エンジニアはシステムのプロ」です。

いつまでも「勉強になります!」で終わっていたらスキルは身につきません。

自分がキャッチアップしないと進まない案件だってたくさんあります。

その時に、プライドを捨てて人に頼ったり、今までのマインドを変えたりと「覚悟」が試されます。

一方、覚悟が決まればエンジニアとして長くやっていけると思っています。


②【プログラミングはほんの一部】ということを重視

エンジニア未経験の時点で、「エンジニアの勉強!」と言われたらプログラミング言語を思い浮かべるかもしれません。

「えー!こんな勉強が一生続くの!?」と途方にくれると思います。

しかし、実はプログラミングはエンジニア業務のほんの一部分。

要件定義やセキュリティ、プロダクトマネジメントなどを含めたらかなり広い範囲になります。

逆に、現時点で「プログラミングが苦手だからエンジニア向いていないなぁ」と思う方はちょっともったいないかも。

先ほども言ったように、エンジニア業務は多岐に渡るもの。

「プログラミングな苦手だけど、相手とコミュニケーションを取って設計まで落とし込むことはできる」なんてこともありえます。

だから、プログラミングで壁にぶち当たっている人は、ちょっと視野を広げてみましょう!


③【プログラマーとエンジニアの違い】を把握する

これは、エンジニア経験者にも言えることですが、「プログラマーとエンジニア」を混在して使っている人がいます。

その影響か、「エンジニアはコードをひたすら書く職業」と思われがちです。

それは半分正解で半分不正解です。

まず、プログラマーとはその名の通りプログラミングをする人のこと。

設計書を読んで、コードを書いていく。そんな感じ。
※すごいプログラマーは、システム提案やコード見たら何をしたいか分かっちゃう人もいます。

一方、エンジニアはシステム全体に関わる全ての仕事をこなします。

システムを運用していく上での提案、さらに安全にシステム運用するためのアドバイス。

言わばシステムのおせっかいさんみたいな感じです。

ちなみに私はエンジニアですが事業戦略会議に参加してます。

それくらいエンジニアの仕事は幅広いシーンで関わってきます。

プログラマーとエンジニアはどちらが良いという訳ではありません。

しかし、違いを明確に分けてないと転職のミスマッチが起こるかもしれません。


エンジニアはマインドが大事

今回は、【危険ワード】と【重要な考え】をまとめさせていただきました。

【重要な考え】に関しては、ちょっと抽象的でマインドに訴えかけるような内容でした。

しかし、私は「エンジニアとして転職するにはエンジニアマインドになる必要がある。」

と思っています。

エンジニアになると仕事やプライベートに関係なく、ITに関わる勉強をし続けます。

それを苦行と捉えるか、楽しみと捉えるか、それはマインドの違いだと思っています。
※エンジニアマインドについての記事は後日公開します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【危険ワード】第2弾も考えているため、「これも勘違いさせるワードかも」と思うワードがあればご連絡いただきたいです。

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