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【内省編】オンライン アウトプット

こんにちは。長野市でシステムエンジニアをしつつ、演劇活動をしています。演劇企画ユニット「TeaArrow」の金田です。

この発信は、同じようにコミュニケーションに悩む誰かの役に立てたらという願いと私の今までやってきたことの整理の場として記載していっています。

オンラインについて深掘り

先日、オンラインの身体性に関する記事を書いてみて、もう少しオンラインについて深掘りしたいと思い、書き始めました。またオンラインについて考える上で、インプットとアウトプットにわけて記載していきます。今回は、アウトプットについて書いてみます。

前回はオンラインでのインプットについて記載しました。
[前回の記事はこちら] https://note.com/engeki_kanada/n/neae5c924777c

五感とオンライン

オンラインでの身体性を考える上で、人間の五感を基準に考えたら面白いのではないかと思い、考えはじめました。

[前提条件]
オフラインでインプットしたものをオンラインでアウトプットする
※この記事では、オンラインでの人を基準としたアウトプットについて考察しています。

味覚

味覚を直接オンラインという画面上で表現することが現在はできないので、人は変わりにどのような手段で「味」を表現するか考えました。

〇音
 効果音(ASMR)
〇画像・イラスト
 絵画、漫画(美味しんぼ、ミスター味っ子など)、写真、インスタ映え
〇動画
 料理を見せる、料理を作っているところを見せる、食べている人を見せる
〇文章
 文章で説明する

嗅覚

嗅覚を直接オンラインという画面上で表現することが現在はできないので、人は変わりにどのような手段で「におい」を表現するか考えました。

〇音 
 効果音(いい匂い、悪い臭い)
〇画像・イラスト
 
花など匂いのイメージがする写真やイラスト(いい匂い、悪い臭い)
〇動画
 
匂いのイメージがする動画やアニメーション(いい匂い、悪い臭い)
〇文章
 
文章で説明する

触覚

現在は、触覚に直接訴えかけるコンテンツをアウトプットするには、たとえば、ゲームをする際にスマホやコントローラーが振動するなど開発ができないと難しいです。

けれど、上記以外でも触覚をアウトプットする方法が現在あります。

〇音
 効果音(ハイタッチの音や、戦っている音など)
〇画像・イラスト
 ミクロな画像(肌ざわり)
〇動画
 触っている人を見せる(猫を撫でている人)、
 戦っている人たちを見せる など
〇文章
 文章で説明する

聴覚

聴覚に向けたコンテンツはオンラインが得意とする分野の一つです。
主には音声コンテンツになりますが、画像や動画、文章でも音を表現することができます。

〇音
 音、効果音、音楽、ラジオ などの音声コンテンツ
〇画像・イラスト
 絵や写真で音声コンテンツを表現する
〇動画
 動画で音声コンテンツを表現する
〇文章
 文章で音声コンテンツを表現する

視覚

視覚に向けたコンテンツはオンラインが最も得意な分野です。
画像、動画、文章などオンラインでは視覚に頼ったコンテンツが多いです。

〇音
 効果音(ASMR)や、ラジオドラマなど音でイメージを表現する
〇画像・イラスト
 画像やイラストで印象的な一瞬のイメージを膨らめて共有できる
〇動画
 動画で時間軸を超えて体験を共有できる
 3Dで触れそうな体験を共有できる など
〇文章
 
文章でイメージを表現する

視覚についてまとめたことで、オフラインの人の感覚をより拡張してくれていることが分かりました。たとえば、スポーツなどでの驚異的な瞬間を切り取ったり、誰かが体験した内容を時間軸をとばして共有できるなどです。

オンラインアウトプットの
五感についてまとめて

今回、オンラインでのアウトプットについて五感を基準にまとめてみて、かなり視覚と聴覚に頼っているところが大きいと再認識することができました。これはインプットをまとめたときと被ります。

視覚と聴覚、場合によっては振動を組み合わせることで、味覚や嗅覚、触覚を臨場感をもって共有することができます。

これからのオンラインでのアウトプット

アウトプットのエネルギーの源になるのは「共有したい」「共有してほしい」というそれぞれの欲求にあると考えています。

今回はオフラインでインプットした内容を、オンラインで共有することを想定してまとめましたが、今後はオンラインでインプットした内容を同じオンラインで共有することが、さらに増えてきそうです。

上記の場合、メインコンテンツはいくらでもシェアできる状況が想定されます。そうなってくると、共有したいメインコンテンツを受け取ったときに自分がどんなことを考えたか。主観を伝えるスキルが求められるかもしれません。

ただ、闇雲な主観ではフェイクになってしまう場合があるので、どれだけ一次情報に触れられるかが大切になってきそうです。

今回オンラインのインプット、アウトプットについて五感を基準にまとめてみて、普段気付かない視点で考えることができました。今回の内容をもとに自分がどんな分野が得意なのか。オンライン上でのコミュニケーション力の向上を考えたときにどの角度から考えたらいいかの参考にできたらと思います。また別の機会に他の角度からも考えてみたいと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

演劇企画ユニット「TeaArrow」金田 より。


 

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