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外と内との「あわい」の縁側。そんな縁側にいろいろな方をお呼びして、ゆるゆるとお話してい…

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外と内との「あわい」の縁側。そんな縁側にいろいろな方をお呼びして、ゆるゆるとお話していきます。mizhen(藤原佳奈主宰)+ノボルーザ(安田登主宰)の共同運用です。イラスト:中川学。ジングル:ヲノサトル、玉川奈々福。2019.29.May~配信予定 engawaradio.com

マガジン

  • 茶のみばなし

    さっちゃん(佐藤幸子:mizhen)を中心にお送りする、ゆるゆるトーク。 ●さっちゃんのお茶の時間 ●《絶対に解決しない》人生相談 ●寺社巡礼 ●わらべ唄探訪  …など

  • 松は常盤の緑にて

    さまでまなクリエーション(創作物:音楽以外)をお送りします。 ●ラジオドラマ ●手元不如意 ●ラジオ小説

  • わたしと夜と音楽と

    音楽のことならなんでも。ヲノサトル、佐藤蕗子(mizhen)監修。

  • 縁側講義

    縁側でご隠居さんの話を聞く。そんな講義のコーナーです。 ●ニッポンの聲 ●自著を語る ●ゆるゆる古典

最近の記事

野の古典01 古事記01

「縁側講義」。新しく始まる「野の古典」のコーナーです。これは安田登が紀伊國屋書店のPR誌『スクリプタ』で連載しているものを、実際に講義をしながら、縁側ラヂヲでお届けします。連載「野の古典」は、教科書には載せられない古典作品や、授業で扱ったら炎上間違いなしの作品を、古典が苦手な方、嫌いな方にお届けする講座です。 今回の「野の古典」は日本最古の歴史書である『古事記』。ちょっとアダルトな内容もあります。R指定かな。今回の受講者は、古典が苦手なmizhenの幸子、蕗子、藤原、そして縁側ラヂヲのホームページも作っているノボルーザの大金智は、赤ちゃんを連れての受講です。朗読は安田登、名和紀子、佐藤幸子。クリスタルボウル演奏は西浦 恒(にしうら ひさし)さんです。主観訳、関西弁訳もあります。

    • すごい論語座談会第3回

      「縁側講義」。「自著を語る」のコーナーです。今回は、2019年5月25日に青山ブックセンター本店で行われた『すごい論語』の発刊記念のイベントのいよいよ最終回、第3回目です。『すごい論語』は、安田登がすごい方たちをお招きして一緒に論語を読んでいこうという企画からできあがった本です。イベントには、作家のいとうせいこうさん、僧侶であり思想家でもある釈徹宗先生、そして情報学者のドミニク・チェンさんが参加してくださいました。話はいよいよ佳境に差しかかり、「ヒューマン2.0」や「環世界」の話へと入っていきます。 3回目のキーワード <最初の10分> ●仁と利●地鎮祭に参加したドミニク・チェンさん●警蹕(けいひつ)●神降ろし=ダウンロード●神上げ=アップロード●言挙げ●クラウド●仁=人のVer2=ヒューマン2.0●レイ・カーツワイル●ヒューマンボディ2.0、3.0●ヒューマン0.0●ヒューマン1.0●ヒューマン3.0●副作用としての後悔と不安●SNS●礼のメディア●楽のテクノロジー●手順としての礼 <次の10分> ●礼(禮)とは神様とコミュニケーションする方法●それなら馬や人とも●ホシノさん● 丁寧な言葉で相手を動かす●縁起●因縁生起●フランシスコ・バレーラ●細胞のすごさ●生命=自己創出性●自律的な社会とは●人間の意識●チベット仏教●縁起co-dependent arising●龍樹(ナーガールジュナ)●調整(調性)する●同期する●コミュニケーションとは命令なのか●認識が歪めば「苦」が発生する●自他の境界がなくなる●「自分の都合」というフィルター●自分の認識は「自分の都合」というフィルターで歪んでいるという自覚●認知の歪み●舞によって認知の歪みを調整する●認知の歪みを発生させないための手順が礼●礼は人間を超えたシステム●情報環世界●ヤーコプ・フォン・ユクスキュル●環世界カラオケ●取り換えっこ=衣 <最後の10分> ●認知症の人の環世界●心理ゲーム●障碍者の知覚の研究●障碍者の環世界●認知症SOSネットワーク(大牟田市)●高齢化の進んだ市●閉じ込める●徘徊しても誰も怪我をしない街になる●模擬訓練●問題を個人に帰すのではない社会●徘徊も長くすると疲れる●むつみ庵(釈徹宗先生)●ぺてるの家

      • すごい論語座談会第2回

        「縁側講義」。「自著を語る」のコーナーです。今回は、2019年5月25日に青山ブックセンター本店で行われた『すごい論語』の発刊記念のイベントの第2回目です。音楽を中心に話はどんどんディープな方向に進んでいきます。どうぞお楽しみください。 <最初の10分> ●素読には節がついていた●節と意味性●念仏に心理的抵抗がある学生も節がつくと大丈夫●節によって脳の別の所が動き出す●失語症の人も節をつけると声が出るようになる●身体的な動き●吃音の人もリズムを付けると大丈夫●意味が目の前に立ちはだかると意味性に圧倒される●意味の無限の検索●意味の希薄化●『我々の恋愛(いとうせいこう)』●歌手にも吃音者は多い●ビル・ウィザース●JAY ELECTRONICA(ジェイ・エレクトロニカ)●しゃべるという当たり前の事は当たり前ではない●歌っていた方がよかった●取りこぼしてはいけない意味●人々はメロディを捨てる●話すという困難なことをしている●アナログというのは細かいことを気にしないこと●自己と他者の境界も大らか●学術の世界はめんどくさい●人の体験も一緒に歌う●共話●誰がいいはじめたかわからない●子ども行った気になる●自分だけの体験:キツイこと●数字を数えるときに歌う関西の人 <真ん中の10分> ●関西の語り=ひとりの語りの波に全員が乗る●意味よりも全員が同じ波に乗る方が大事●探偵ナイトスクープ●意味内容よりも波が大事●ヒップホップの素読は恥ずかしい●いい加減は良い加減●適切なリズムは意味内容りも大事●コール&レスポンス●能の謡の節は関西弁アクセント●関西弁は節的な言語●岡ノ谷一夫●呼吸のコントロール:人類、鳥類、鯨類●歌を歌う●なぜ人は歩くときに手を振るのか●立ち上がることによって胸郭が広がり声帯も長くなる●詩に興り、礼(禮)に立ち、楽(樂)に成る●美的段階、倫理的段階、宗教的段階●究極は樂だ●楽器を持って亡命した殷の楽師● <最後の10分> ●音階と度量衡●音階の安定と度量衡の制定●倍音●儀礼における樂●音楽のもつ共感能力●変成意識(別人格)を出現させる音楽●数万人を動かす音楽●倍音・和音●楽と織物=デジタルな音楽●儀礼の中の説教●声明●説法=語り●日本の話芸●説教節●神道:言(こと)挙げせず●語りは仏教担当

        • すごい論語座談会第1回

          「縁側講義」。「自著を語る」のコーナー。難しい本、読みづらい本でも、著者の声を一度聞くと、途端に読みやすくなります。本を読んでいるときに、著者の声で響くのです。「自著を語る」コーナーは、著者の方がたがご自身の書かれた本について語るコーナーです。 今回は、2019年5月25日に青山ブックセンター本店で行われた『すごい論語』の発刊記念のイベントの模様をお送りします。『すごい論語』は、安田登がすごい方たちをお呼びして一緒に論語を読んでいこうという企画からできあがった本です。書籍の登場順で、作家のいとうせいこうさん、僧侶であり思想家でもある釈徹宗先生、そして情報学者のドミニク・チェンさんです。今回のイベントでは、そのすごい方たちが一同に会されました。最初に口火を切るのは安田です。この本がどのような経緯で書かれたかからお話していきます。今日から三回に分けてお送りします。では、お楽しみください。 座談会のキーワード ●『南アフリカにいます神』 ●資源としての『論語』 ●時間概念が生まれたとき ●埋葬と時間 ●時制 ●体験できない未来 ●時間と文字 ●永遠の生を求めるギルガメッシュ ●生まれ変わりとぼんやりした未来 ●ボードゲームで知る時間 ●宗教は儀礼先行か神話先行か ●儀礼は過去に生きた人、これから生まれる人も参加者 ●儀礼と「樂」 ●マルセル・グラネ=舞歌は民族のエンブレム ●大嘗祭の天の羽衣=憂き事を忘れる衣 ●衣祀:殷(紂王)と周(武王) ●服装のもつ宗教性 ●衣によって時間がなくなる→憂いがなくなる ●過去を懐かしむ犬(続 ●認知能力がオーバーフローする人間 ●過剰な心 ●修辞法を残しながら能を現代語訳する ●「衣」の縁語が多い ●「着る」ことの儀式性 ●着ることによる憑依 ●難波の上町台地 ●生島足島の神=日本列島全体の土地神 ●天皇が即位すると ●衣が行くようになる ●土神のマナ ●アバターとしての衣 ●モバイル(続 ●着るものが憑依される(→枕) ●皇后が蚕を飼う ●天照大神の岩戸隠れのきっかけ ●能『呉服(くれは)』 ●はとり・秦氏・渡来系・服部 ●ムーの世界 ●メディアとしての機織り機 ●コンピュータの起源はジャカード織機 ●グーグルのジャカード・プロジェクト:日本の伝統的な職人さん、リーバイス(続 ●クラウドと意識がつながる ●羽衣 ●言語の起源は歌や舞(ダンス)? ●最初のデジタル・メディアは歌や舞 ●能の舞のデジタル性 ●能の舞で天の乱れを調整する ●礼=オーダー(秩序) ●天文と人文 ●儀礼とルーツ ●カオスを整える儀礼 ●衣裳の「文(文様)」:神秘的な力 ●渦巻文様(続 ●わざと崩れさせて着る:アウトサイダー ●ヒップホップの衣 ●他者認識としての衣裳 ●服は変 ●服:自己と他者 ●衣と憑依

        野の古典01 古事記01

        野の古典01 古事記01

        マガジン

        • 茶のみばなし
          2本
        • 松は常盤の緑にて
          0本
        • わたしと夜と音楽と
          0本
        • 縁側講義
          7本

        記事

          《絶対に解決しない》人生相談 ファンドンさん(東京都)

          今回の相談者は東京都のファンドンさん。映画監督やってんねんけど、実家のおかんの圧がすごいねん、結婚・出産の。おかんはな、「こんなけ苦労かけたんやから、お母さんに孫の顔ぐらいプレゼントしてや」って言うんやけど…(なんで東京のシトなのに大阪弁なんや、と自己つっこみ)。

          《絶対に解決しない》人生相談 ファンドンさん(東京都)

          《絶対に解決しない》人生相談 ファンドンさん(東京都)

          寺社巡礼 瑞泉寺(京都・木屋町)

          お寺と和尚さんを巡る寺社巡礼のコーナーです。今回は、縁側ラヂヲのホームページのイラストも描いてくださっている中川学さんがご住職をされている、豊臣・秀次公ゆかりの浄土宗のお寺、瑞泉寺さん(京都・木屋町)です。ご住職の中川学さんはイラストレーターでもあります。日本だけでなく世界的に活躍するイラストレーターさんなのです。また、瑞泉寺さんでは安田登が京都寺子屋をさせていただいてもいます。巡礼者は安田登と、斎(いつき)、いっちゃんです

          寺社巡礼 瑞泉寺(京都・木屋町)

          寺社巡礼 瑞泉寺(京都・木屋町)

          耳なし芳一後半

          今日は隣町珈琲で行われた『耳なし芳一』の後半をお届けします。お待ちかね!芳一の耳が取られる場面が収録されていますが、しかし「あれ?あまり怖くない」と感じるかもしれません。そう。ラフカディオ・ハーンの「Kwadan(怪談)」は「怪異な物語」であり、決して「怖い物語」ではありません。…というわけで、恐怖に関しては過度な期待は禁物。出演は語り:安田登、玉川奈々福、琵琶は塩高和之です

          耳なし芳一後半

          耳なし芳一後半

          ニッポンの聲『耳なし芳一 前半』

          ニッポンの聲(こえ):日本は話芸の宝庫です。日本語で書かれたさまざまな文章を「ニッポンの聲」で読んでいきます。これも玉石混交ですので、過度の期待は禁物です。 今回の配信は、2019年5月31日に、東京、荏原中延の隣町珈琲(平川克美店主)で行われた、「魂を鎮める芸能 能楽講座」の特別編、『耳なし芳一』の上演から前半部分をお送りします。出演は語り:安田登、玉川奈々福、琵琶は塩高和之です。

          ニッポンの聲『耳なし芳一 前半』

          ニッポンの聲『耳なし芳一 前半』

          《絶対に解決しない》人生相談 ミンミンさん(滋賀県)

          精神科医のよっちゃん(大島淑夫)のところにさっちゃん(佐藤幸子:mizhen)が人生相談に行きますが、猫が鳴くと中断してしまいます。だから絶対に解決しません。寄せられた人生相談のお便りを、佳奈ちゃん(藤原佳奈:mizhen)が関西弁で脚本にします。  今回の相談者は滋賀県のミンミンさん。仕事自体には全っ然興味ないねん。一ミリも。毎日眠い。起きれへん。仕事を頑張れば、そこにまた仕事を入れられる。うち疲れたわ。うちの人生なんなんやろ。

          《絶対に解決しない》人生相談 ミンミンさん(滋賀県)

          《絶対に解決しない》人生相談 ミンミンさん(滋賀県)