#93 ちょっと思い出しただけ でめっちゃ思い出した人
「ちょっと思い出しただけ」
タイトルとサムネイルを見て
「愛がなんだ」
「南瓜とマヨネーズ」
が連想させられた。エモーショナル、が似合うジャンルの映画だと思う。
私はこういった類の映画が好きだ。
「愛がなんだ」に関しては、東京に1人で行ったときに、突発的にららぽーと豊洲の映画館で朝9時から鑑賞した。強烈に覚えている。
ちなみに1人映画は驚くほど向いていなかった。誰かと感想を述べたり、映画を観た後は「うわ〜〜」となんでもいいから感情を口に出していたいタイプだったらしく
如何にもこうにもやりきれない気持ちになり(観るもののセレクトもあったのだろう)スマホのメモにばーっと感想を書き殴っていた。
探したら今も残っていた。後でnoteに残しておこう。
まず、この映画は上にあげた二つの仲間ではない。全く。
だからこそ、めっちゃ思い出した人になってしまった。
浮気とか不倫とか他者が絡んで関係が拗れるのって、そりゃそうじゃないか。
だけれど、そういうことじゃなくて。ふたりともひとりずつ真っ直ぐ生きているけれど、好きでいるはずだけれどそれだけでは繋がりきれない何かがある、
一緒に夜更けにベランダで
「そういうことも、あるよね」
って隣で言ってくれるような作品だった。
てるおとようちゃんはすごくお似合いだから私としてはずっと一緒にいて欲しかった。ニューヨークの屋敷とだけは結婚してほしくなかった。
映画では最初の方だけれどあの別れ際に渡した誕生日ケーキだっててるおの好きな海がてんこもりだったし。
出会った日の「目が舌打ちしてますよ」も。あんなこと言い合えて商店街で踊るふたりになんて、一生共にいてほしいに決まっている。
ずっと登場していたクリープハイプ。
尾崎世界観の本を買うほどに中学高校と、クリープハイプに助けられていた。新しい曲が出たらゲオに借りにいって、眠る前は必ずウォークマンで再生していた。
「死ぬまで一生愛されてると思ってるよ」
「吹き零れるほどのI、哀、愛」
「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」
信じられないほど聴いていたアルバム3つ。クリープがきっかけで仲が深まったともだちがいて、何度もカラオケで「社会の窓」を歌った。
この世にクソ、と思うことが少しずつ減っていって、いつの間にか聞くことが少なくなっていたけれど、最近また聴き始めていた。
その中の一つがこのエンディングで流れる「ナイトオンザプラネット」
短い詩のような歌詞。なのにここに全部詰まっているような気がするのはどうしてだろう。
「何かを引きずって それも忘れて」
余談だがてるおの部屋のベッドの下にあった虎の絨毯、私がお昼休みによく行くインテリアのお店にあり、欲しいと思っていたものだった。客観的にみてもほしい。なんだったらてるおの部屋ごとほしい。
何をめっちゃ思い出したかは、書かない。
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