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【保育士・学童保育指導員など】保育職で燃え尽き症候群になる理由

こんにちは、kanaです。

本日は「保育職で燃え尽き症候群になる理由」というテーマでお話をします。

燃え尽き症候群とはバーンアウトとも言われ、「一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感、または欲求不満」(Wikipediaより)

だそうです。

保育の仕事をがんばろうと思って入職したものの、精神が追い込まれてしまい、無気力など、仕事ができない精神状態になってしまう人がいます。

本日は、燃え尽き症候群になってしまう理由と、なってしまったらどうすれば良いかについて、記事で解説していきます。

保育職で燃え尽き症候群になる理由5つ

大きく分けて5つの理由が考えられます。

予定通りにいかないことが常

予定どおりに動かないのが子どもです。

予定は立てておく必要がありますが、それ通りに活動が進むことはあまりありません。

おおらかに受け止めることが大事と分かっていても、なかなかできないときもあるかと思います。

また、他の職員の助けが見込めない場合や「子どもをまとめられていない」などと他の職員に叱責される、などのことでもストレスが溜まってしまいます。

自信をつけずらい

保育に正解はありません。売上など数字になってあらわれるものでもありません。

失敗ばかりが目立ちやすく、努力をしていても、小さな失敗があっただけで周りの評価を落としてしまったり、自分も自信をなくしてしまったりしがちです。

休みが少ない

残業や持ち帰り仕事、保育ではないが出席しなくてはいけないものも多くあります。

閉鎖空間である

会社などに比べて働いている人数は少なく、保育園や学童保育はクラスごとに部屋が分かれているため閉鎖空間になりやすく、人間関係が悪化しやすい傾向にあります。

すぐに辞めることが難しい

保育の区切りは年度です。

年度末以外の時期は仕事を辞めづらいのが実情です。そのため無理な我慢をしてしまう方も出てきます。

燃え尽き症候群の症状

燃え尽き症候群になると、生気を失ってしまったような状態になります。

やる気がでない、無気力

話をしていても耳に入ってこなかったり、「心ここにあらず」といった状態になってしまうことがあります。

ミスが続いたり、休みの日も何もやる気が起きない、ただただ悲しいと感じたり、何もしていないのに涙が出ることもあります。

正常な判断ができなくなる

正常な状態ならしないような判断をしてしまったり、普段なら言わないようなことを言ってしまったりといったことが多くなります。

そのような行動をしてしまい、周りからの信頼を失ってしまうこともあります。

そのたびに自分の仕事に自信をなくす、という悪循環に陥ってしまいます。

とりあえず年度で辞める

それでは、燃え尽き症候群になってしまったらどうすればいいのでしょうか。

この状態になってしまうと、残念ですが、無気力状態のために何か行動を起こすエネルギーが湧いてこないことが考えられます。

逃げ道が見つからない、先が見えないといった状態です。

ひとつご提案するのは「今年度で辞める宣言をする」ことです。

来年度の進退伺いの際にアンケートに「退職」と書くのも良いでしょう。

保育職は年度末以外の時期は仕事を辞めにくいのですが、逆に年度末は辞めるチャンスという捉え方もできます。

さいごに・・・


いかがでしたか。

「子ども相手の仕事なのに、そんな簡単に辞めるなんて無責任だ」という声が飛んできそうですが、燃え尽きている状態で良い保育ができますか。子どもの命を預かることができるでしょうか。

職員が燃え尽きた状態では、職員自身のこころと身体も、子どもの命も危険にさらすことに繋がってしまうのではないでしょうか。

このような状態になってしまったら、新しい職場環境に移ったり、疲れてしまった心、傷ついた心を一旦休め、傷が癒えたらまたお仕事をはじめれば良いのです。

あなたがこころ健やかにお仕事をされることをお祈りしています。

ーおわりー


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