【2.8】変容の旅に名前をつけるべきか?(should you give the journey a name?)
※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。
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■元のURL
https://thejourney.reinventingorganizations.com/28.html
■翻訳メモ
* あなたが直面する質問の一つで、それほど重要だと思わないかもしれませんが、「この変容のジャーニーにどういう名前をつけるべきか?」ということがある。
* また「目指したいゴール」には、どんな名前をつけるのか?
* 色んなCEOと話していて、彼らの意見はとてもクリアだった。
* ジャーニー全体にも、ゴールにも、名前を与えないほうがいい、ということ。
* 私達はつい、名前をつけたくなる。目指すゴールが、teal organizationとか、self organizationとか、agile organization、とか。
* 大きな組織であれば、変容のプログラムに名前をつけたくなる。プロジェクト2025、とか。
* 強くおすすめするのは、名前はつけないこと。
* 2つの理由があります。
* 1つ目は、そうすることで「目標」を決めるのを避けやすくなります。
* ある変容を進めたリーダーと話をしていたら、彼は、同僚から「名前をつけよう」「大々的にアナウンスしよう」と言われていた。しかし、それをしたら「みんなが目指す巨大な象を作っていただけだ」と言っていた
* teal organizationになりたい、というと、人々はそこを目指したくなり、生産的ではない会話が延々と繰り返されることになる
* もしくはagile organizationになりたいと言っても、「ビジネスのこの部分はagileにすべきではない」といった会話が繰り返されてしまう
* 2つ目の理由は、1つの単語にして簡単にしないことで、ニュアンスやイメージなどをたくさんの言葉で語らなければいけなくなる。文章で話したり。
* なぜあなたがそれを望むのか、どこに行きたいのか、など。
* ビュートゾルフでは、CEOのデブロックにしても他の人にしても、シンプルなモデルやコンセプトを聞いたことがないし、目的をドキュメントに書いたのも見たことがない。
* 色んな人が色んなことを語っている。
* 1つの単語にするのを避けることで、何度も何度も語ることを強いることになる。それはとてもパワフル。
* 組織の中には、いろんな言葉を使う人が出てきて、中には定着していくものが出てくるかもしれない。
* 私からの招待は、可能な限りそれは先延ばしすること。
* 小さなプロジェクトにはもちろん名前をつけたりするが、全体像には名前をつけなかった。取り組み全体はあまりに重要すぎるので、特定の言葉に凝縮してしまうのがふさわしくない。
* 同じように、大きな変革の取り組みの中の1つの柱として位置づける、というようなことにも慎重になったほうがいい。
* いろんな他の変化も進めているかもしれない。デジタルトランスフォーメーションなど。
* それぞれに名前をつけたくなるが、凝縮しすぎてしまわないように気をつけたほうがいい。
* なるべく長い間、文章やストーリーで語られるようにすることをおすすめする。
■お願い
動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。
この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。
https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html
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