マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力(英治出版)
タイトルの通りなんだけど、マネジメントとは「小さな進捗を示すこと」だということを示している一冊。
「マネジメント」の本は読まなくなったし、残っている本もほとんど無い。その中でも、数限られる手元にあった一冊。
(あとはドラッカーの本はいくつか残ってるけど、これは"経営"という意味でのmanagementだし、わりと思想書に近い…)
組織が自律的になる、境界線が流動的になる、という流れは強まっていく。その中だと、適度な距離感のマイルストーンが設定され、各々がそこに向けてエネルギーが注げる状態を作る、という役割の重要度は増して行く。
この「適度な距離感」のためには、抽象度を高めて、全体の構想や、大きな流れを捉えらることが必要になる。
「マネジメント」という概念も、これからの世界観の中では色々と変わっていく。モチベーションのマネジメントは相対的に重要度が下がるし、熱量を高める方向性を示すことの重要度は上がる。
リーダーシップとマネジメント、という概念も、ますます溶け合っていく。
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