【2.3】どこから始めるか?(1) (Where to start (1))

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。
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■元のURL
http://thejourney.reinventingorganizations.com/23.html

■翻訳メモ
* これは「どこから始めるか?」ということに関する2つのビデオの前編です。

* これは、新しい組織を作りたいと思った多くのリーダーからもらう質問でもあります。

* 残念ながら、どんな組織においても「必ず始めるべきところ」はありません。

* それは組織の歴史や今起きていることによって大きく違います。

* ただ、次の2つの質問が、何から始めるかをクリアにするのに役立ちます。

* 1つ目は、今の組織の「痛み」や「エネルギーが滞っているところ」はどこか?

* たとえば、予算策定のプロセスが悪夢のようになっている。2−3ヶ月かけて作っても、終わってからは結局誰もこれを見ていない。もしかしたらそれが始めるところかもしれない。

* 他には、評価のプロセスが多くの恐れを引き起こしているかもしれない。ではそこから始めてみてもいい。

* ある病院では、外科医のマネジメントが問題だった、それならそのチームをセルフマネジメントに移行してみたらどうか?

* また、ある急速に伸びている組織では、4人の最もパワフルなメンバーが、あらゆる意思決定をしていた。CEOはそれを変えて、そのチームを解散してもっとそれぞれが決められるようにした。そこからさらに成長が加速した

* 最初の質問は「どこに痛みがあるのか?」「どこでエネルギーが阻害されているか?」「もっと組織のエネルギーを出せるようにするのは?」

* 2つ目の質問は、組織全体ではなくトップリーダーやsourceに対する質問。「あなたにとっての痛みは?」「あなたが本当に望むものは?」「あなたのintegrityを阻害するものは?」

* それは小さいものかもしれない。しかし非常に重要な質問になる。

* 今まで通りのやり方の中でも、無意味になっていたり、あなたが気になるものはなにか?

* それは評価の仕組みかもしれない。

* もっと小さいもので、クライアントを招くときにトップリーダーしか会わないが、実際にプロダクトを作るメンバーも会ったほうがいいと思っている。小さいことかもしれないが、そこに気がついたなら早速変えてみればいい。

* これは最初のビデオに戻るが、この変容はマスタープランに基づいてやるものではない。色んな機会が開かれている。

* 最も重要なものではなくても、そこにあるものはぜひやってみる。テストしてみたり、プロトタイピングをしたり。

* この2つの質問は自分で考えてみるのも、同僚と話してみるのもいい。

* 組織として、「痛みはどこにあるのか?」「エネルギーはどこでとどまっているのか?」

* あなた自身は、「どこに痛みがあるのか?」「いま加わっているが気になっているものは?」

■お願い
動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。
この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。
https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html

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