【5.9】ホールネスのグラウンドルール(A document with ground rules for wholeness) 1 山田裕嗣 / Yuji Yamada 2019年12月1日 09:34 ※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/59.html■翻訳メモ * ホールネスを体現する文化を作っている会社をリサーチをしているときに、いくつかの会社で、ホールネスに関する詳細をドキュメントにしていました* 伝統的なマネジメントにおいて、バリューを作ることは典型的ですが、多くの場合には意味のないものになっています。* ただ、いくつかの組織では、互いにどのように関わりを持ちたいのかについて、詳細なグラウンドルールを定義していました* 逆にこういう関わり方は、ホールネスを体現することを妨げ、恐れや恥を生んでしまうので、奨励されない、ということも書かれていました* こういったグラウンドルールを書くことに意味がありそうと感じるのであれば、ぜひ自分の組織でも書いてみて下さい。* いくつかのグラウンドルールの具体例をご紹介します。たとえば「” I “ で語る」「他の人の発言を遮らない」など、ワークショップなどで使われるようなものも該当します* ある会社では、怒りをどう扱うかを詳細に書いていることもあります。具体的な言葉として、互いに共有して、どういうときにこの組織が安心でなくなるかを語れるようになっています* ボランティアを組織の中から募って作っても良い。できれば、より多くの人に関わってもらって作ると良い。1日のセミナーをやって、グループでその場で作ってもらうような形でも良い。そういうインタラクションはおすすめしたい* このようなやり方は、共通の言語を作るときのよい具体例になると思うが、それを作って終わりにしても意味がない。どうやってこれを日常の実践に落とし込めるのか?を考えることが重要です* たとえばミーティングの進め方を変えて、不安や怖れが生じたらベルを鳴らす、などを他のビデオでも紹介しました* HRプロセスの中に組み込んでもいいし、実践をトレーニングするためのファシリテーターを招いてもいい* 実践できるようになってきたらそれをぜひ奨励する、承認する機会を互いに作ることもよい* いつも自分たちで決めたことを実践できるとは限らないが、同じ方向を見るための共通言語があることは望ましい■お願い動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html■翻訳メモの全体の目次https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1 #組織論 #ティール組織 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート