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国をつくるという仕事(英治出版)
折に触れて読み返している一冊。そのたびに背筋が伸びる。
自分が「組織」について語るときは、無意識に「営利企業」のことを想定していることが多い。
比べるのもおこがましいが、「組織」を本当に作る/作り変えることに向き合うならば、それは「国」を1つ丸ごと作ることとも等しいくらいの覚悟・信念・熱量を持っていなければならない、と深く考えさせられた。
キングダムの中で「法とはその国や国民にこうあってほしいという"願い"である」というようなセリフがあった。感覚としては同じだ。
著者の西水さんの目を通して語られる、各国の首脳の類まれなるリーダーシップや、国と国民を思う気持ちの深さ。また、世界銀行という立場から関わるからこその彼女の一貫した姿勢や信念。
そこまでの深さで「引き受ける」からこそ、実現することがある。それを読むたびに感じさせてくれる。
ほぼ日に載っていた糸井重里さんとの対談も、とても心に残るものだった。2012年12月。東日本大震災から1年半ほど。
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