【6.7】戦略立案は必要か?(Do we need strategic planning? )

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。
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■元のURL
https://thejourney.reinventingorganizations.com/77.html

■翻訳メモ
* Strategic Planning(戦略立案、以下SP)に関する2つのビデオのうちの1つ目。

* あるリーダーと「SPって必要なのか?」という議論をした

* SPは、やりたくないことを引き起こしそうな気がする。ただ、SPなくてもいいのか?

* 戦略的な変化は目的に対して一人一人がセンシングすることによって起きる。

* フランス語では「弱いサインに耳を傾ける」という言い方がある。

* 目的がクリアならば、外の世界はドアをノックして新しい機会を提供してくれる。

* ビュートゾルフはSPをしたことがない

* FAVIでは、「普通は3-5年後を見て来年を計画するが、私たちは20年後を見て明日の計画をする」と言っている

* それを考えると、私からCEOへの質問は、「なぜSPが必要と思うのか?その痛みや機会は何か?」

* 中には計画をたてることに慣れているから立てているだけ、可能性や不確実性に生きることに慣れていないだけ、ということもある。

* 組織がセルフマネジメントに動き始めていると、計画がないとどう動いていいか分からない、と感じることがある。そのときに、計画がないことを非難したくなる。

* ある製造業のCEOと話したことがある。彼らはセルフマネジメントで非常にうまくいっていて、利益も10倍になっていた。個人がセンシングすることもできていた。それでもCEOがSPをしないと、と言っていた。

* そこで彼に「なぜSPをするの?うまくいっているのに」と聞いてみると、彼ははっきりした答えがなかった

* 「なにが痛みなのか?機会なのか?」という質問に答えがない以上は、私はSPが必要性を感じなかった。

* もちろんSPのような、一度止まって、振り返って、しっかり考えることが必要なことはある。どっちに進むのか。

* その理由、SPをしたほうが良い理由は4つ考えられる
①マーケットやテクノロジーに突然の大きな変化がある。
②大きな投資をする。新しい工場を建てるとか。
③一貫性がない。同じ方向を見えていない。
④セルフマネジメントをするために透明性が必要。透明性がないとどう行動していいかわからない。

* もしSPしたほうがいいか?と思ったら、本当にその理由は、機会は、痛みは何か?というのを問い直したほうがいい。

* 良い答えがないならば、計画をすることに慣れているから計画が必要と思っているだけの場合もある。

■お願い
動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。
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https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html

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