【5.3】どのようにホールネスを語るのか?(How do you talk about wholeness?) 山田裕嗣 / Yuji Yamada 2019年10月21日 20:51 ※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/53.html■翻訳メモ * 組織の中で自分をそのまま表せるような文化を作るのは、とても強力なことであり、私にとっては本当に大切なことです。私自身はそれを感じられない組織にはもう居たくありません。* 一方で、これは新しいことでもあります。このビデオは、そもそもどうやってホールネスについて語るのか、ということについて扱います。* あなたに考えてほしい1つ目の質問は、どれくらい、組織の変容の最初にホールネスについて語りたいですか?* もしかしたら、最初に語りたいと思うかもしれない。もしくは、単に実験的に初めて見るだけでも良いかもしれない。* 少し体験してから、あとから言葉で説明するようになっても良い。* あなたの組織は、どれくらいこのことを語る準備ができているでしょうか?もしかしたら語らなくても良いかもしれない。* もし準備ができているならば、シンプルなアドバイスとして、なぜ大事なのかということをストーリーで語って下さい。* ストーリーには3つのパターンがあります。* 1つ目のストーリーは、個人的な物語を語ること。自分自身がロールモデルとして、ホールネスの姿を見せることで、なぜあなた自身にとっても重要かを語ることができます。なぜ、ホールネスを体現できない組織に居たくないか。そのレベルであなたが語れば、周りは共感をしてくれます* 2つ目のストーリーは、組織の歴史から語ること。どういうときにホールネスが体現できていたか、組織の歴史のどういう面から大事だと思えるか* 3つ目のストーリーは、組織のpurposeから語ること。なぜそのpurposeのために、ホールネスが重要なのか。* 多くの組織で、明らかなつながりを見つけることができるでしょう。たとえば病院であったら、人がなぜ癒やされるのかは、医者やナースとの関係性の質に影響される、ということが言えます。医者が仮面をかぶっていることは、可能な限り避けたいことです。* 学校でも同じで、仮面をかぶって生徒を遠ざけることは、生徒が学ぶことを最も妨げてしまいます。* 工場でも同じです。自分が思いついたアイディアを自由に語り合えなければ、品質を継続して改善するための対話をすることができません。* このような取り組みを、ぜひ周りの人と試してみて下さい。複雑な言葉を使うよりも、日常的に使うような言葉で語ってみて下さい。* どんな言葉が組織で使われるようになって欲しいか、もしくは使われないようになってほしいか、ということを考えてみて下さい。同僚、感情、思いやり、などを使い、リソース、生産性、などを使わなくなること。* どういう人間性を職場の関係性の中で使うようになりたいかを考えてみて下さい。■お願い動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html■翻訳メモの全体の目次https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1 #組織論 #ティール組織 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート