【1.4】恐れと向き合う (Facing your fears)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。
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■元のURL
https://thejourney.reinventingorganizations.com/14.html

■翻訳メモ
* 前のビデオでは、色んな組織のリーダーが新たなチャレンジに向かうことを留めていた話をした

* 組織の変容の旅において、恐れのない状態になっているリーダーがいる。

* もちろん恐れはあるのだが、何が起きてもそれにシンプルに対応できると思っている

* FAVIの事例であったが、冷戦のときに25%の従業員をレイオフしなければならない状況だった。

* CEOは、HRとこっそりレイオフの計画をたてて意思決定すのではなく、工場の中で全員を集めて、箱の上に立ってすべての状況を全員にシェアした

* もちろんその場に緊張感はあったが、1時間後にはまたみんな作業に戻っていた

* そのときは、ある従業員から「25%の給料カットをみんなが受け入れれば、誰もクビにならなくて済むのでは?」「1ヶ月で改善しなかったら、何ヶ月か続ければいい」という提案があって、それをそのまま実行した

* このときCEOはただ状況を正直に話しただけ。多くのCEOはそれができない

* ビュートゾルフのCEOはブログを書いて、コメントが返ってきたのを見て、それをもとに24時間後には意志決定をする。

* ミーティングを何度も何度も重ねて時間を掛けて同じような意思決定をする旧来の組織とは随分違う

* 彼はブログに提案を出して、それに対して「違う」とか言われることにためらいがない。「それは考えてなかった」「あなたの方が正しいね」「他の提案はある?」といえる。

* どうやってそのステージに立てるのか?

* そのためには、逆説的だが、恐れを歓迎すること

* 恐れの中には、実際に戦略的にも危険に直面していることもある

* ただ、リスクは個人のエゴの中だけにあることも多い

* 「失敗してしまった」と言えればいい。情報が足りなかった、考えが足りなかった、もしくは、ちょっと疲れてしまっていた、でもいい。

* このジャーニーのきっかけはそこにある

* 恐れが生じたときに、それは本当に危険なことがあるのか、エゴから来る恐れなのか?もしそうなら、「知りません」「ごめんなさい」「助けてください」といえるようになればいい

* 興味深いのは、本人には恐れであることは、反対側ではシンプルで偽りのないものに見える

* 恐れを乗り越えることは、周りから大きな信頼を得ることにもつながる

* そうすると相手にも完璧さを演じることを求める必要がなくなる

■お願い
動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。
この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。
https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html

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