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「日本的なティール組織」を、河合隼雄を通じて考える

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2018年8月の記事一覧

「日本的なティール組織」を、河合隼雄を通じて考える(後編)

「日本的なティール組織」を、河合隼雄を通じて考える(後編)

前編では、河合隼雄(というよりはユング心理学)の考え方を参照してティール組織を捉え直しつつ、「次の時代にあった組織」の3つの要点を整理してみました。

今回の後編は、河合隼雄の捉えた「日本」と「西洋」の比較をもとに、日本の文化にあった「次の組織」について考えてみたいと思います。

- - - 目次 - - -
(前編)
1.「ティール組織」の捉え直し
1.1 そもそも「ティール組織」って?
1.2

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「日本的なティール組織」を、河合隼雄を通じて考える(前編)

「日本的なティール組織」を、河合隼雄を通じて考える(前編)

タイトルにつけた「日本的なティール組織」について、この半年くらいずっと考えてきました。

きっかけは、今春にギリシャで参加したNSWというイベント。
そのときに、「ティールにおいて組織が目指す姿」として語ったことが、ヨーロッパからの参加者に、あまり芯を食って伝わらなかったこと。
一方で、彼/彼女らが「LeanやAgileはトヨタに学んだ」と言ってくれたように、「外」だからこそ見える日本の特徴もある

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