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【翻訳メモ】INSIGHTS FOR THE JOURNEY

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■全体目次 https://note.com/enflow/n/n51b86f9d3e39 ■「ティール組織」の著者であるFrederic Laloux によるINSIGHTS…
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2019年11月の記事一覧

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【5.7】グループの中でのホールネスの実践の具体例(Examples of wholeness in group settings)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/57.html ■翻訳メモ * どこから始めればいいのか?と質問されることがあります。これは未だに恐れがあることを表している気がします * まずは、ホールネスの実践が変なことであると思わず、人として自然なことだと思ってください。親しい人との間では自然とやっていることです * いくつかの具体的なアイディアをお話しします * リーダーの中では、グループランチやブレクファストなどから試してみる人がいます。アジェンダがあるのではなく、好きなことを話してみてください、と。 * そういう場にすることで、リーダーに全然違った印象を持てるようになることもあります * 他には、全社会議をしてみてもよい。たとえば四半期の結果を全員とシェアして、好きな質問をしてもらう。トップがその姿勢を示すと、それもロールモデルになります * 1日のワークショップを何かのトピックについて開催してみることもできます。グラウンドルールがあったり、外部のファシリテーターを招いてみたり。アジャイルやリーンを始めてみるとか、戦略立案をしてみるとか、テーマは色々あります * リトリートとなるようなスペースを持って、そこで今までと違った関わり方をするはじめ方をしてもいい * または、実際に仕事の中で起きたコンフリクトに対して、ミーティングで原因究明をするとき。テンションが高くなって恐れを感じやすい状況です。その瞬間に全く違うところから話せるような環境を作れると、すごく新しい印象を持ってもらうこともできます * トレーニングでやることもできます。ある会社では、毎週か隔週くらいで、内省とホールネスを実践する1時間半のちょっとした場を持っています。 * いろんなHRのプロセスでも実践できます。採用、評価、オンボーディング、など、いろんなものをリデザインすることもできます。 * トップから始めることを大事と思うのであれば、エグゼクティブコミティーなどで始めようとすることもできます * フランスにある会社では、fablabを工場の中に設置して、そこに組織横断で人を集めて1週間のプロトタイプ作成をしてもらうとこもあります。そうやって少し職場と違う環境を設けてもいい * サウンズトゥルーでは、ジャグリングなど、得意なことを表現する場を持ってたりする * こうやっていろんなやり方はあります。こういう話が、何かヒントになれば嬉しいです。 ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

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【5.6】グループの中でのホールネスの実践(Inviting wholeness into group spaces)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/56.html ■翻訳メモ * どうやってホールネスをグループで実践するのか?10人でのミーティングや、100人での場などかもしれません。 * 最初は、普段の振る舞いと違って違和感を感じる人がいるかもしれない、と思い、「どうすれば実践できるのか」と不安を感じるかもしれません。 * そのことについていくつかお話したい。 * 1つめは、適切なやり方でやれば、違和感を感じることはありません。すごく安心できる心地よい体験になります。 * 多くの人が、自分をありのままに表現することを経験しています。親しい知人との関係であったり、家でワインを飲みながらなど、経験はかならずあるからです。 * それが可能なセッティングをできれば大丈夫です。そのためには、シンプルになるべく心の奥から出てくる言葉を話すことです * 最初はそのスペースを作るために準備がが必要です。それはあなたかもしれないし、外部のファシリテーターにそれを支援してもらってもいい * 場の空気がそれそうになったときに、「そういう会話は安全性が下がるからやめよう」と言って貰えるような人が必要です。 * ファシリテーターであれば、場に対してシンプルなルールを設けてもらえることもあります。人のことを指摘したり正そうとしたりしない、など。”I"メッセージを使う、など。可能な限りシンプルな言葉にして、難しい言葉のように感じないことが大事です * 3つめは、ヒエラルキーのなれから、部屋の中で最も影響力の強い人の振る舞いに従います。 * そのような影響力の強い人と準備し、その人が個人的な話ができるように支援してあげること * たとえば、全体でのシェアをするときに、1人目にその人に話してもらい、2人目が誰かを考えておくことも良いかもしれません * そのときに、こういう場が仕事から離れた場と思わないようにすることも大事です * ファシリテーターの方が「仕事のことから離れて話しましょう」と言うこともあります。それをやると仕事の中にハードな面とソフトな面が分かれている、という気になってしまいます。 * 日常の仕事の中に戻っても、同じようなつながりを感じられるようにすること * 次のビデオでは、最初のミーティングでは何を選ぶべきか、というのを紹介します * まとめると、恐れることはなく、適切な準備をすればみんな違和感なく始めることができます ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

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【5.5】1対1の会話でホールネスを実践する(Inviting wholeness in one-on-one conversations)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/55.html ■翻訳メモ * このビデオでは、1対1の中でのホールネスについてお話します * あらゆる会話でホールネスは体現できます。廊下での雑談でも、重要な会議の場でも。 * 私にとってはほぼ自然体で出来ることになりました。 * それには少しの自己認識が必要です。あなたは自分が恐れから来るリアクションをしたときに自覚できますか? * あなたの中でそれに気づくことと、相手のその反応に気づくこと。大事なことは、言っていることの奥に何があるのかを感じること。 * 相手が恐れからきて閉じた会話になっているときは、それ以上にどんなに話の中身に時間を使っても意味がありません。 * そのときに最も簡単でパワフルな介入の仕方は、あなた自身が、相手がどう感じるかを内省することです。 * 「あなたが言っていることにフラストレーションを感じているように思う」、など * それを言うことで、相手は自分が言っていいと感じて、またオープンに戻りやすくなる。 * 閉じた会話を感じたら、コンテンツについて語るのを止めて、感じたことについて話してみて下さい * ある会社では、この介入の仕方が極めてパワフルなので、変革の中で最も重要なことだとさえ言っていました * あらゆる1対1の会話で、あなたでも、相手でも、閉じた会話になっていることに気がついたら、その場で何を感じているのか、を話すことに切り替えてみて下さい * どんな会話でもホールネスを体現できるようになります * これは、変容の中で抵抗や不快感を示されたときにも役に立ちます。「抵抗」とラベルをつけてしまうこともありますが、それ自体が閉じた反応にもなってしまいます * それを感じたら、「あなたにとっては新しいことで難しく感じているように思う、私にととってもあなたが苦しむのを見るのはつらい」ということを言えばいい。単にそれを一緒に認めればいいだけです * それはソリューションを見つけることよりも、ずっと意味があります。相手を変えようとするのではなく、相手がその場で感じたことを言えるようになること * あらゆる会話をホールネスが体現できるようにして下さい。 * それが難しいと思うならば、まだホールネスを本当に実感していないのかもしれません。マーケティングでもなんでも、どんな話をしていても、ホールネスで話すことはできます。ホールネスは、本当に生産的な会話のできる唯一のやり方です。 ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

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【5.4】ホールネスのロールモデルを示す(Role modeling wholeness)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/54.html ■翻訳メモ * あなたが組織のリーダーならば、ホールネスについてはみんながあなたのことを見ています * どれくらい安心して自分を出せるスペースを提供できるのか、どれくらいあなたがホールネスを欲しているのかを感じ取っています * 組織の中でどういう雰囲気が漂うかも、あなたを含めたシニアなポジションの人によって最初はすごく影響されます。 * あなたが何を言うかではなく、あなたがどのように振る舞うかはとても重要です。 * あなたがホールネスのロールモデルを示すことがとても重要になります。そのときに2つのことがあり、それは「リードすること」と「リアクションをしないこと」です。 * 「リードする」というのは、最初にそれが文化の一部でないならば、自分が示さないといけません。 * たとえばミーティングをチェックインから始めてみるなど。 * あなたが体現する自己開示の深さが、そのまま組織の中で体現される深さになります。 * あなたが「今日はまぁ気分がいい」みたいな表面的なことを言えば、他のメンバーも同じように表面的なことを言って終わります。 * あなたが心の奥から感じることをいえば、周りも同じくらいの深さで語ってよいのだと実感します。 * 「リアクションをしない」というのは、反射的に、恐れから来るような防衛的な反応をしないことです。 * 脳科学的に言えば、2つの回路がある。一つは判断をしないオープンな反応。もう一つは恐れからくる閉じた反射的な対応。 * ミーティングでそれぞれどういう反応になるか想像もつくと思います * 可能な限り、オープンな反応をするようにして下さい。あなたが組織の中でシニアな立場ならば、周りがみんな恐れからの反応をしても、あなたがオープンでいれば周りも同じように振る舞うことができます * あなたが雰囲気に及ぼす影響は大きいのです * リーダーがオープンにいることは決して簡単ではありません。 * 一つには、多くの責任を負っているから。それは恐れを引き起こすことに繋がりやすい。 * もう一つは、周りの人がシニアリーダーに対して抱いている期待。シニアリーダーはいつもどうすべきかわかっていて、弱みを見せず、躊躇せず、というような姿。それがあなたを恐れのモードに引き戻しやすい * リーダーにとっては、その責任感や期待に沿って行動しないように学ぶことは、とても意義のある変化になります。 * あなたにとっては、どのようなことが、恐れからくる反応に引き戻しますか? * 結果が良くないとき、難しい意思決定をしなければいけないとき、他の人が嫌がるであろう意思決定をする必要があるとき、など。 * あなた自身にとってそれが何かを振り返ってみて下さい。 * では、どうすればもっとオープンに振る舞えるようになるのか? * 3つのステップがあります。 * 最初の一つは、恐れから反応する瞬間に自ら気づくようになること。マインドフルネスや瞑想によって上達する人も居ます。 * ドイツのメンタルヘルスの病院では、ベルが置いてあって、必ず誰か担当がついて、恐れからくる反応を感じたらベルを鳴らすことになっています * それはリーダーだけではなく、全員が恐れから反応しないことを学ぶ必要があります * 2つ目のステップは、リラックスして肩の力を抜くこと。 * 私にとっては、自分の中にある個人的な想いをそのままオープンにすること。口に出している会話と別のことを考え始めたら、そのことをそのまま相手に口にする * 3つ目のステップは、繰り返しているパターンが見つかったら、それに深く取り組んで見ること。それが相手を傷つけているかもしれません。もっと奥深くに、あなたにそう反応させているトリガーがあるかもしれない。 * 組織のシニアリーダーならば、あなたを観察してどのように反応しているかを観察してフィードバックしてくれる人を見つけて下さい。 * コーチを呼んでもよいし、他の人に頼んでもいい。たとえば重要なミーティングがあるならば、ファシリテーターを招いてオープンネスが体現できる場を持ってもらってもいい。 * あなたがシニアリーダーならば、あなたの振る舞いが他の人の振る舞いに強く影響することを覚えていて下さい。 ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1