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【翻訳メモ】INSIGHTS FOR THE JOURNEY

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■全体目次 https://note.com/enflow/n/n51b86f9d3e39 ■「ティール組織」の著者であるFrederic Laloux によるINSIGHTS…
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2019年10月の記事一覧

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【5.3】どのようにホールネスを語るのか?(How do you talk about wholeness?)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/53.html ■翻訳メモ * 組織の中で自分をそのまま表せるような文化を作るのは、とても強力なことであり、私にとっては本当に大切なことです。私自身はそれを感じられない組織にはもう居たくありません。 * 一方で、これは新しいことでもあります。このビデオは、そもそもどうやってホールネスについて語るのか、ということについて扱います。 * あなたに考えてほしい1つ目の質問は、どれくらい、組織の変容の最初にホールネスについて語りたいですか? * もしかしたら、最初に語りたいと思うかもしれない。もしくは、単に実験的に初めて見るだけでも良いかもしれない。 * 少し体験してから、あとから言葉で説明するようになっても良い。 * あなたの組織は、どれくらいこのことを語る準備ができているでしょうか?もしかしたら語らなくても良いかもしれない。 * もし準備ができているならば、シンプルなアドバイスとして、なぜ大事なのかということをストーリーで語って下さい。 * ストーリーには3つのパターンがあります。 * 1つ目のストーリーは、個人的な物語を語ること。自分自身がロールモデルとして、ホールネスの姿を見せることで、なぜあなた自身にとっても重要かを語ることができます。なぜ、ホールネスを体現できない組織に居たくないか。そのレベルであなたが語れば、周りは共感をしてくれます * 2つ目のストーリーは、組織の歴史から語ること。どういうときにホールネスが体現できていたか、組織の歴史のどういう面から大事だと思えるか * 3つ目のストーリーは、組織のpurposeから語ること。なぜそのpurposeのために、ホールネスが重要なのか。 * 多くの組織で、明らかなつながりを見つけることができるでしょう。たとえば病院であったら、人がなぜ癒やされるのかは、医者やナースとの関係性の質に影響される、ということが言えます。医者が仮面をかぶっていることは、可能な限り避けたいことです。 * 学校でも同じで、仮面をかぶって生徒を遠ざけることは、生徒が学ぶことを最も妨げてしまいます。 * 工場でも同じです。自分が思いついたアイディアを自由に語り合えなければ、品質を継続して改善するための対話をすることができません。 * このような取り組みを、ぜひ周りの人と試してみて下さい。複雑な言葉を使うよりも、日常的に使うような言葉で語ってみて下さい。 * どんな言葉が組織で使われるようになって欲しいか、もしくは使われないようになってほしいか、ということを考えてみて下さい。同僚、感情、思いやり、などを使い、リソース、生産性、などを使わなくなること。 * どういう人間性を職場の関係性の中で使うようになりたいかを考えてみて下さい。 ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

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【5.2】ホールネスを阻む文化的な障壁(Cultural barriers to wholeness)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/52.html ■翻訳メモ * 前回のビデオでは、ホールネスがあなたにとってどういう意味があるかを問いました * このビデオでは、あなたの組織である特定のカルチャーが、どのようにホールネスを妨げるのか?さらに広く、社会全体の中でどういう文化があるのか?を聞いてみたい。 * これは、あなたが何に対して向かっていくのかを知るためにも重要です * まずは組織について。あなたの組織を含めて、すべての組織には何らかのカルチャーがあります。その文化の中では、特定の振る舞いをしたときに承認し、報いることをしています * 逆に、受け入れられない振る舞いを受け入れず、罰することがあります * あるエンジニアリングの組織では、ある人が感情について話した瞬間に、それを即座に茶化して、まったく感情の話を受け入れない、という慣習を作っていました * それは良い組織ではあったが、自分がどういうことを感じるかを話すことはできませんでした * 他の組織では、冗談を言うことができない、常に真面目でなければならないという文化もあります * ある非営利組織では、非常に感情や自分自身について語ることは奨励されたが、効率的になる、仕事をやりきる、ということを言うと否定された知りました * あらゆる組織には、そういった文化があります。あなたの組織では、どういう特徴がありますか?なにをすると受け入れられないでしょうか? * ぜひ同僚とも探求してみて下さい。そのことによる効用は何か?逆にそれによって発生しているコストは? * 冗談を言えない、仕事を進めることが止められる、など色んなものがありますが、私達がやりたいのは、どんなものでも組織の中で出せるようになること * 次に、社会の期待について * 組織のカルチャーは、支配的な影響力を持っている人による影響を強く受けます * たとえば傾向として、高い学歴、中流以上、白人男性、といったこと * そういう人が快適だと思うものに合うように組織のカルチャーは作られやすい。私自身にとってもそれは快適であることが多い * あなたも白人で、中流以上で、という人であれば、そうではない違うグループの人がいて、組織の中で働くために振る舞いを変える、ということに思い至ったことがないかもしれない * 例えば女性であれば、男性の強い文化の中で振る舞い方を覚えていきます。役割として人と戦ったり、男性のエゴと向き合ったり、といったことを覚えていきます。男性はそれに気づきません * 労働者階級からきた人であれば、服装を変えたり、アクセントを変えたり、マネジメントにふさわしい振る舞いにするかもしれない。 * これはあくまで西洋からの例ですが、色んな文化でも同じことが起きていて、影響力を強く持っているグループがいて、同じことが起きています * ホールネスの環境を本当に作りたいならば、全員が本当に自分自身を表せる環境を作る必要があります。誰も振る舞いを意図的に変える必要がなく。 * これは1つの質問になりえます。女性が振る舞いを変える必要がない、労働者階級の人が変えなくていい、という組織になっているか? * それができたときに、素晴らしいことは、支配的な影響力を持っているところから来た人にとっても、もっと自分らしくいることができるようにもなります * 白人男性であれば、常に自信があり、感情を示すべきでない、ということにとらわれることになります * あなたの組織で、社会の文化の中で受け入れられていること、受け入れられていないことを探求してみて下さい。 * それができるためには、一人ひとりが自らのルーツを辿れることも必要であり、同時にカルチャーからの影響を見定めることも必要になります * この2つの質問を探求することで、自分が何に向き合っているのかを明らかにすることができます ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

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【5.1】あなたにとってホールネスとはどういうものか?(What does wholeness mean for you?)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。 ————————————————————— ■元のURL https://thejourney.reinventingorganizations.com/51.html ■翻訳メモ * これはホールネスに関する1つ目のビデオです。ここでは、本の中で言えば2つの章に関することを扱います * そのエッセンスにまとめようとすると、さまざまな素晴らしい組織において、安心安全なスペースを作ることで、メンバーが可能な限りそのままの自分でいることができるようにすること、多くの組織で感じるプロフェッショナルとしての仮面をかぶらなくて良いようにすること、そこにエネルギーを費やさなくて良くなることです * そこから開放され、自分自身として認めて貰えると思うことでもあります * 自分自身のままでいるスペースがあると、自分の仮面の下に隠れなくなり、自分自身のエネルギーやパッションをそのまま表すことができ、それによって色んな思いがけないことが起きるようになります * 自分のエネルギーやクリエイティビティを発揮することに安心できるようになる * もっと深いレベルで言えば、こういう組織では一人ひとりが自分の素のままを出せるだけではなく、人との関係性の中でさらに新たな自分の一面を発見することもできるようになり、より深い、美しい人に自らなっていくことができるようになります * そういったことが、ホールネスを語るときに語りたいことです * このビデオでは、あなた自身にとってホールネスとはどういう意味を持つのか?を聞いてみたい。それはどういう色合いを持っているものですか? * 人をホールであることに招待できるのは、自分自身にとってそれがどういう意味があるか、をクリアに実感できているとき * あなたに聞いてみたい色んな質問があります。ビデオを止めてじっくり考えてみてもらうのも良い * 1つ目は、あなたは自分の実感として、リラックスして自分自身でいられた瞬間を覚えていますか?他の人がどう感じるか、判断するかをきにしなくてよかったとき。職場かもしれないし、愛する人と一緒のとき、親友といるときかもしれない。ワークショップの中かもしれないし、自分の好きな場所かもしれない。自分のきれいな面も嫌な面も。そのままみれたとき。 * 2つ目は、自分のその実感を思い出したときに、日々の職場での時間を振り返ってみると、あなたは何を本当に待ち望んでいますか?なるべく具体的に、リアルにして下さい。 * 私自身にとっては、本当のつながりがあること。いろんな会話やミーティングで、それを感じられること。終わるときに、ありがとうございました、といって単に終わることに違和感をもち、相手とハグしたくなるようなこと。 * それはあなたの組織にとっては違和感があるかもしれないが、それに該当するようなものはなにか? * 3つ目は、逆の質問として、あなたがもうほしくないものは?今起きていることで、人が安心安全に、自分のままでいられなくしているものはなにか? * 4つ目は、あなたの今の組織の中で、ときとしてホールネスを体現しているときはどんなときか?どんな場面、場所、時間で?他の人がそういう振る舞いをしているときは? * これがそんなに特別なものと思わずに、組織の中ですでにあるものだと感じてもらいたい * 5つ目は、あなた自身のうち、仮面の下に隠していると感じている部分は? * 私自身としては、怒りやフラストレーションを出すことは難しい。組織の中でそれを出すのが難しいのは、良いと言われることもあるが、それを仮面の下に隠している * あなたにとってはそれは違うことかもしれない。ふざける側面かもしれない。どうすればあなた自身がそれを他の人に見せられるようになりますか? * 最後に、自分自身がそのままであること、他の人がそのままあることを表すことに対して、どんな恐れがありますか? * 私自身にとっては、それをやってしまっては感情とか内面の話ばかりに終止してしまって、purposeにつながることや、やるべきことから遠ざかってしまう可能性があること。 * あなたにとってはそれは何か? * それを見つけたときに、それを判断を交えずに眺めることはできるか?どうすればその恐れを手放すことができるか? * 私にとっては、その恐れをそのまま表現すればいいかもしれない。こういう会話を続けていることに違和感がある、と * ここで上げたのはいくつかの質問であって、もっと足しても良い * あなたにとってホールネスがどういうものか、あなたが求めるものは、逆に求めないものは、ということをはっきりさせる助けになればいい * あなたが実感すること、他の人を招待できるようになること * これは簡単な質問ではないので、信頼できるパートナーを見つけて話してみるといい。 * その探求を通じて、自分が求めているものはどういう状態なのか、明瞭さを得られれば良い。 ■お願い 動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。 この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。 https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html ■翻訳メモの全体の目次 https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1