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【英語学習について】語源の扱い方

語源で覚える英単語帳は一定のペースでブームになる。

みんなにとって語源で英単語を覚えるイメージってどんなだろう?楽そう?

結論:語源を覚えるという目的の勉強はだめ!「知っている単語の理解を深める」「新しく覚えた単語の意味を思い出す」ために触れていくのは良いですね!

まず、語源自体めっちゃ多い。初学者が語源覚えるくらいなら素直に単語覚えた方が早い。単語覚えるときに語源調べてみるのは意義深い。

「語源は同じ形で違う意味」が結構ある。
impossible:不可能/ impose:課す/ impede:妨げる
これ全部意味違う(それぞれ否定/上/中)。

「語源は違う形で同じ意味」も結構ある。
impossible:不可能/ irregular:不規則な/ illegal: 不法な
のim/ ir/ ilは全て同じ「否定」

だから覚えたところで使えないこと結構ある。

じゃぁ語源をどう使おうか?

例えば今日、「monotonous: 単調な」という単語を教えたけど、手順は以下の通り:

①「我々の生活はどこか単調になる:Our life becomes somewhat monotonous.」という文を提示。monotonousの発音を練習。

②mono ton ousで区切り、それぞれ「mono:1つ tone;調 ous; 形容詞」と説明。

これで覚えられるなら苦労しないわけで、

③monorail: モノレール(1つ+レール)  monopoly: 独占 (1つ+売る) などなど「mono:1つ」を使う他の単語を紹介する

④「tone:調べ」はそのまま単語として知っている。

⑤ousはnervous: 深刻な、真面目な curious:興味を持って  furious:怒って などなどいくつか例を出す。

という感じ。大体3つくらい同様の語源を使う単語に出会うと覚えられる印象。

これが、英語初学者に、octpusのoctは8だよー!と言ったところで他に使う単語がなければoctopusでしか役に立たない知識だし、octoberを見て「先生!octoberはなぜ8月じゃなくて10月なんですか?」なんて質問してくる生徒はとんでもなく優秀で、ほとんどの生徒は語源でつなげるなんてできない。

要は普段から触れていないと「覚えられないし使えない!」

例えばphilosophy。philo:愛する sophy:学び=哲学。かっこいい。

でもphilosophyって単語を覚えて語源を覚えたってのが正直なところ。

「philanthropist:慈善事業家」は「愛+人間」なんだけど、これって慈善事業家って意味を知ってから確認して、また思い出すときに使うんだと思う。

とはいえ、ある程度単語を覚えて単語学習に壁を感じている人!語源は「今までの知識を整理する」にはとてもいい方法なので活用してみてくださいね!


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