洋上風力発電 伊勢湾 続き
三重の鳥羽で再び洋上風力発電の実現の可能性が浮上したことは、先の記事のとおり。ただ、鳥羽では漁協以外に市長も積極的なようだが、国交省出身の県知事は一定の理解を示すも腰が引けている印象が否めない。
知事自身が「三重県は陸の風況がよいので陸上に風力発電が建っているところもありますが、陸上の風力発電は発電量が大きくありません。洋上風力発電の方が発電量が大きく、また三重県は海の風況もよいはずですので、洋上風力発電を行うことは間違ってはいない考え」ならば、「県では、洋上風力発電を熱心に進めるというよりは、調査をしっかり行い、関係者の方々の理解を得ながら進めていきたい」という返答では物足りず、噛み合っていない。
三重は半世紀以上前に伊勢湾台風や「四日市ぜんそく」を経験している地域であり、「公正な移行」を踏まえて県内の生活や産業を最優先に「脱炭素」化を急ぐと言えば、すべてうまく収まる。
誰もが気候危機や気候正義で歴史(認識)をアップデートすればいいだけ。
参考:
令和4年度「知事と市町長の円卓対話」(鳥羽市)概要
https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001031888.pdf
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