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連載6・エレメントはエネルギータイプ

現時点で
錬金術では黄金変成ができない、
という結論には辿り着きはしたものの

人類の試みは
この世の仕組みを理解する一歩を進め
「化学」という学問を生み出すに至ったので
成果はありました。

地球の内外で見つかるあらゆる
物質を元素(エレメント)に
規則性を見出してまとめた周期表も
錬金術のおかげです。

(私は高校、大学での化学の授業は好きだったんですけれど
皆さんはどうでした?
頭を悩ませた方にとっては
ゴリゴリの理系科目「化学」が
怪しく聞こえる「錬金術」発祥だなんて
不思議かもしれませんね?)

四大元素思想での「元素=エレメント」は4つの

・火
・水
・空気
・土という、

ごく平凡な、地球に住む者の周囲に
ごく当たり前に自然界に存在する物質が
呼び名になっています。

けれども当然ながら、周期表には
火、水、空気、土という元素はありません!

火、水、空気、土は
あくまでも
私達の日常生活の中で関わっている
物質的存在や現象なので
化学的元素ではありません。

四大元素思想のエレメントとは
「エネルギーの性質」を指すので
火、水、空気、土の
物質そのものではなく、
これらの物質の性質のことです。

だから四大元素思想の基本的理念
「この世は火・水・空気・土でできている」というアイディアは

全てのものの中に
炎が燃えていて
水が流れていて
空気で満ちていて
土や泥が詰まっている。。。というわけではなくて

全てのものの中に
火が象徴する性質、
水が象徴する性質、
空気が象徴する性質、
そして土が象徴する性質、
これら4つを見出すことができる、
ということです。

ちなみに私は
火・水・空気・土を
火・水・気・地と呼びますが

3番目のエレメントは
日本語では「風」と呼ばれることが
一般的です。

今は風の時代に入ったと言われますよね、
あのフレーズの元ネタは
四大元素思想であり、
四大元素と大いに関わりがある占星術です。

天文学的な太陽との関係性で
地球の時代は
2600年ごとに変化します。

その時代は占星術でもお馴染みの
星座の名前がついていて

この数年で、地球は
水瓶座の領域に突入しました。

占星術では
水瓶座は四大元素思想的に
風のエレメントに属するので
それが理由で
「風の時代」と呼ばれています。

日本語での「風」という言葉は
どうやらアメリカの1970年代ニューエイジ的な
スピリチャル思想で"Wind"と呼ぶから
そこから翻訳されたようですが、

私自身が20年前のヨーロッパ在住時に
英語で神秘学を学んだ時に
3番目のエレメントは”Air"
つまり「空気」と習いましたし、

風は空気のあり方の側面の一つで
空気の性質の全てを
表現しているわけではありませんから

私がタロットの話をするときは
3番目のエレメントを
空気の「気」と言うことにしています。

でも普段、他の場面にいたら
日本にいるなら
「今は風の時代だからさ〜」というように
「風」という言葉も使いますよ!!

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「四大元素思想」連載、続きます😃♪

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・カシオピアかずえ
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