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【番外編5】その食事を席まで運んで来てくれる存在について

今回は昔話です。

うちの近所にイタリア料理のお店があります。そこに3年前ぐらいは、3週間に1回ぐらい、行っていました。(私はあまり外食しない方なので、私にとってはこの頻度は高めです。)

そのお店はピザがとっても美味しいのですが、私がその時期、外食というとそのお店に足が向いていたのは、大きな理由がありました。お店でサーブをしてくれる店員さんのお仕事ぶりが、とても素敵だったからです。

たとえば…オーダーのタイミングって、意外と難しくないですか??まだ迷っている間に来てくれちゃったり、逆に「すいませ~ん!!!」と何度か声を張り上げないと気付かれなかったり…。
お水とかも、オーダーのタイミングで「お水、いただけますか?」ってお願いしたけど、料理が出たタイミングにもお水はまだ席には未着だったり(笑)。

なのですが、その彼は、必ずベストタイミングでオーダーを取りに来てくれます。その人には私は「すみません、もう少し待ってください」と言ったことも、「すいませ~ん!」と叫んだこともありません。しかも、いつもとっても柔らかな笑顔で、席を訪れてくれます♪
お水も、もちろん、その彼は、着席したらすぐにすっと出してくれたし、「あ、お水、足して欲しいな」のタイミングで、笑顔で注ぎに来てくれました。

私はカフェラテが好きで、食後の飲み物は基本、カフェラテなんですが、そのお店に行くのがまだ3回目ぐらいの時、食後にカフェラテ頼もう、と思ったら、その彼がまた絶妙のタイミングで笑顔でやって来て、「カフェラテですか?」と言われた時は、ほんとびっくりしました。神?!

そんな感じで、つい、お店で彼を観察してしまうようになったのですが、老若男女、どのお客さんにも、いつも彼は柔らかな笑顔でした。一方で、厨房に視線を向けている時は、とても引き締まった表情なのも、印象的でした。

「いつか私がレストランのオーナーになったら、絶対、彼をスカウトするな」(そんな予定は全く皆無でしたが苦笑)

そんな素晴らしいプロの彼でしたが、ほどなく、そのお店からいなくなってしまいました。私と同じように思っていて、実際にレストランオーナーになった人が、彼をスカウトしたんじゃなかろーか、と今でも時々、彼のことは思い出します。

「どんな佇まいで仕事をしているか」
最近の自分…どうだろう?!頑張ろう!

PIZZERIA37で3~4年前に働いていた方、今、どこにいるのかな。あの人が席まで幸せを運んでくれるお店がどこかにあるなら、是非、行きたいなって思います。



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