見出し画像

コンドルズ埼玉公演2021新作「Free as a Bird」

コンドルズ埼玉公演。今年の感想を書いたので(ここ)、昨年の記録も上げておく。

https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/90344/

コンドルズ埼玉公演2021年新作「Free as a Bird」を見に、彩の国さいたま芸術劇場に行ってきました。

2020年は3月のあうるすぽっと公演がまず中止になり、5月までにはコロナ落ち着くかな、と願っていたら、当然それどころではなく、5月末のさいたま公演「Golden Slumber」も中止になってしまい、涙を呑んだ。9月にはLINE CUBE SHIBUYAで「Beautiful Dreamer」を開催、見に行って感涙でした。

今回も緊急事態宣言どうなるかな、いや、埼玉はまんぼうだし、公演中止にはならないだろう、と信じて、当日を迎えた。ピースピース。しかも、火曜日に行った「フェイクスピア」同様、緊急事態宣言の谷間にチケット発売したので、隙間なくお客さん入れてました。

彩の国芸術劇場は、これまでも何回かコンドルズ見に行っていたので、道順も覚えているし、と油断していたら、すごい大ボケをかましてしまう。

武蔵野線から武蔵浦和で埼京線に乗換え、駅で電車降りて、外に出たら、なんかなんか光景がわたしがイメージしていたのと違う。

慌ててGoogleで「彩の国さいたま芸術劇場」を検索したら、ここから徒歩で2時間、と出た。え???

わたしが下車したのは戸田公園でした。彩の国さいたま芸術劇場があるのは与野本町。埼京線沿いの四文字駅名の駅、ということでなんとなく戸田公園だと思ってしまったようだ。戸田公園でも何回か下車したことがあるので、駅構内の雰囲気とかに見覚えがあったこともあり、完全に外に出るまで、全く違和感を覚えなかったわたしのばかばか。

慌てて改札入って、ホームに駆け上ったら、幸い、すぐ下りの埼京線が来て、約11分で与野本町に着きました。同じ電車降りた人で劇場方面に走っている人もいたが、いや、まだ13:40で、開演は14:00だから走らなくても間に合うよ。時間に余裕を持って出てきていてよかった(時間の余裕よりアクセスマップを見直しておくべきだろ)。

わたしも小走りで劇場に向かい、劇場の入り口で写真撮ったり、トイレに行ったりする時間もあった。客席が暗くなる前にプログラムもざっと読めた。

ふう。

で、「Free as a Bird」勿論楽しかった。大堪能。普段は、セットのない舞台に全員出てきて群舞、から始まることが多いのだが。今回は舞台一面に真っ白な書割が建ててあり(信号機、踏切、ポスト、シーソー、自転車、ベンチ、チューリップ、水道栓など)、最初は近藤さん一人だけ、キャンバスを立てて、絵を描く真似をしている。後ろの方に数人ずつメンバーが出てきて、書割の背後で近藤さんの身振りの真似などしたりしているところから始まり、みんなが入れ替わり立ち替わり、出入りしながら踊りまくる。

書割の一部を出し入れしながらのダンス、公演タイトルにちなんだ、飛びたい鳥の影絵、コントは焼き鳥がテーマ(鳥つながり?)。上半身裸の石渕さんと古賀さんのバレエ的なダンスも素晴らしかった。

舞台は奥が深く、書割の載っている面がぐーっと背後に下がっていき、舞台に出来た谷間がせりあがり、そこにメンバー全員乗っていて、そこから群舞とか、大迫力。最後は頭上から沢山の鳥たちの書割が下がってきて、見た目も大変美しい公演だった。

今回も見て元気になる公演だった。声は出さない、でも結構マスクの下で大笑いした。みんな。

近藤さんは今度彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督(正確には財団法人埼玉県芸術文化振興財団芸術監督)に就任する、ということで、数日前にテレビでインタビュー見たのだが、髪の毛がちょっと短くなっていて、ちょっと雰囲気が変わっていた。他にも髪型やひげの長さが変わったメンバーが結構いて、これってコロナと関係ありやなしや?、とか思ったりもした。

芸術監督は初代が作曲家の諸井誠さん、二代目が蜷川幸雄さんだった。蜷川幸雄死後は空位だったということか。シェイクスピア戯曲の上演シリーズは吉田鋼太郎が蜷川の後の芸術監督に就任している。うちの近くにはこういう恰好いい芸術劇場がないなーと、ふと羨ましくなった。

#コンドルズ #ダンス #彩の国さいたま芸術劇場 #フリーアズアバード  #近藤良平 #石渕聡 #古賀剛 #芸術監督


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?