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モンドリアン展 純粋な絵画を求めて(2021年)

昨年SOMPO美術館(新宿)で開催された「生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画を求めて」の記録。モンドリアン見たくて、会期始まって早めに見に行ったのだが、緊急事態宣言が発令されて、展覧会休止→終了になってしまったので、見られなかった人も多かったのでは。勿体ない。
(2021年3月23日~6月6日開催予定が4月25日に休館してそのまま終わってしまったのだ・泣)

SOMPO美術館

2021年4月17日:朝いちでSOMPO美術館の「モンドリアン展 純粋な絵画を求めて」。安田火災海上ビルの上の東郷青児美術館(って大昔の表現だな)には何回か行ったけど、昨年、ビルの手前に独立した美術館を建造。日時指定チケットで入場者数を絞って開催中。

モンドリアン展、過去に開催されたときに行ってないので、こんなにまとまった数のモンドリアンを見たのは初めて。くすんだ色の風景画の時代から、線の構成へのこだわりが見られ、傾倒した神智学の影響などについてもキャプションで丁寧に触れられている。点描とかキュビズムの影響の強い時代を経て、1921年頃から、これぞモンドリアン、とも言うべき直線の交差した中に赤・黄・青・灰色・黒などの色が塗られたコンポジション作品が描かれるようになる。しかし、そこまでの歩みが超丁寧に描かれていて、モンドリアンぽい!、と思わせる絵が数点でいきなり展示が終わってしまい、ややあっけない。晩年には、枠線が黒ではなく赤青黄などの入り混じった線になっていったのだが、その時代の絵はなかったし。同時代の画家たちの絵が少し展示されていたのは面白かった(見るとモンドリアンと結構違うのだった)。また、「デ・ステイル」のデザイナーだったリートフェルトの椅子の展示があって、これも興味深かった。リートフェルトが設計した家の映像とかも流していたが、モンドリアンの絵を建築にしたような感じで面白かった。

館蔵品の展示も少しあって、東郷青児、グランマ・モーゼス1点ずつ、それからセザンヌの林檎の絵、そしてガラスケースの中にゴッホの「ひまわり」。

すてきな椅子が置かれたカフェは開館のときからコロナで営業できていないらしい。建築のみどころガイドマップ、という小さなパンフもあったので、帰りに外壁などもしげしげと眺める。

撮影OKスペース

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