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【CL京都 20位 11-3】ふりそで+カビゴン入りルギアVSTAR

お久しぶりです。えねみです。
今回はCL京都にてMSK(@Knight_misaki)が使用し、マスターリーグ20位となったルギアVSTARの記事となります。
筆者である私は当然のように抽選落ちしたので、構築を考えて提供するのみとなりました。。

本記事ではルギアVSTARを使用するに至った経緯、振袖およびメタカードの選択についてを中心に記載しております。

構築以降については有料となっておりますが、無料部分だけでも目を通していただけると幸いです。
(スピード重視で書いているので、構成が支離滅裂している可能性がございますが多めに見てください…)

1.環境予想


毎度になりますが、ざっとした環境予想です。
CLの環境予想については、他の方もたくさん記載されているかと思いますので、簡単に記載します。
(Tierの定義がよくわからなくなってきたので…)
【ほとんどの試合がこれとあたる】
ルギアVSTAR、ミュウVMAX、ロストバレット(型は様々)

【1-2回あたるかも】
レジギガス、ドガス系統、ジュラルドン系統(型は様々)、クワガノン

【当たっても0-1回】
パルキア、ギラティナ

大枠としてはこんな感じで考えていました。
ルギア、ミュウ、ロスバレの3デッキが環境の中心であり、中でもルギアに関してはすべてを破壊できるパワーを保有しており、圧倒的な数の使用者がいると考えました。

ルギアの魅力は何よりも「各デッキへのメタカードが豊富」だけでなく、「メタカードに対するメタカードが強力」と考えております。
シティリーグ等でいれかえ札が入っていないことから、麻痺を中心にしたデッキが流行ると「チェレンの気配り」、「とりつかい」、「ビリジオンV」などを採用することにより、簡単に対策ができてしまうどころか、採用していればその手のデッキに負けないというレベルまで持っていけるパワーカードが多いと感じました。

ミュウに関しては森の封印石により雪道がサーチできたり、ルギアが2体ならばなかった際の圧倒的パワーでの押切が変わらず強力で順当に数が多いと考え、ロストバレットについてもメタカードの選択肢が豊富であることからかなりの数の使用者がいると考えました。

その他のデッキも軽視することはできないものの、主軸の3デッキに対して勝率を落としてまでメタカードを増やすほどではないなと考え、存在自体は認識しつつも、ある程度は軽視しておりました。

2.ルギアVSTARを選択した経緯


本来私はどちらかというとミラーマッチを避けたいと考える人間であるため、ルギアVSTARを選択する判断はできるだけ取りたくないです。

世間では「じゃんけん大会」と言われるのを見かけるほど、ルギアVSTARのミラーマッチは先攻ゲーであるといわれています。
(とはいえ、実はパルキア主軸の環境の際も同じようなことは感じており、進化デッキにおいてはどうやっても先攻ゲーになりがちなので、私自身はそこまで違和感はなかったりします。)

様々なデッキを検討しましたが、冒頭で説明したルギアVSTARが採用する「メタカードに対するメタカード」の存在を考えれば考えるほど、他のデッキを選択することができなくなってきました。。
勿論、ルギア側も60枚にデッキを抑える必要があるため、すべてのメタカードを採用することは不可能です。
しかしCLともあれば、様々なタイプのルギアとあたることが予想されます。
「あたった人のルギアに〇〇が入ってたらかなりきついな…」となり、「これもうルギアでじゃんけんしたほうがいいか…?」と思い、まずはミラーをひたすらやってみて、どれくらい先攻ゲーなのかどうかを確かめるべく、ミラーをひたすらやることを決意しました。
最悪本当にじゃんけんゲーだったとしても、すべてルギアとあたるわけではないとため、ミュウやロストバレットにはそこそこの勝率を出せつつ、1-2回あたるデッキには負けないルギアを作ることを目指せれば最低限の成績は残せるかな?と考えました。

3.ルギアミラーはなぜ先攻ゲーなのか?


「ルギアミラーは先攻ゲー」というのがなぜ先攻ゲーになるのか、まずはここを理解しないことには始まらないと思い、ひたすらルギアミラーを重ねました。
結論としては先攻ゲーではなく「先に攻撃をしてサイドを動かした方が圧倒的有利」となりました。
(先に攻撃ができる≒先攻ゲーなので大した差はありません…w)

気づいたポイントとしては
①後攻側がルギア(=サイドが2動くポケモン)をバトル場でターンを返すとほぼ負ける
②いくら先に攻撃にできる場合でもアーケオス1枚だと返されることが多い
③アメイジングライコウはある程度プレイでケア可能
④エネルギーの管理がシビアであるため、1体目のアタッカーにKリザードンを使うとかなり厳しい
⑤マナフィを出すと負け筋となることが多い(ムーランド2枚取り)
⑥各ターンで相手に対して要求値をあげていくことで返すことができる試合がある(ルギアVSTAR+Vガード、イベルタル+Vガード、マリィ等)
⑦ネオラントの攻撃を耐えれる非ルールのポケモンが基本的にアーケオスしかいない


当たり前のことを書いてるだけかと思いますが、個人的には1つ目のポイントと6つ目のポイントが非常に大きいと考えました。

まず1つ目のポイントですが、よほどのことがない限り、ルギアミラーにおいて、後手側がルギアVを2体置くと負けるという点です。
先攻側はルギアを1体しか置かなくてもよいのに対し、後手側はルギアスタートをしてしまった場合、後ろに2体目のルギアを立てる必要があります。
先手側はルギア以外、すべて非ルールのアタッカーで戦うことができるのに対し、後手側は先2でルギアがとられるため、ルギアVSTARを成立させるために2体目を置く必要があるにも関わらず、KリザードンやAイベルタルに簡単に返されてしまい、サイドを追いつくことができなくなります。
この時点で最低でも「後手側はバトル場のポケモンをサイド1のポケモンで返すことが最低限必要」と考えました。
また先2ボスについては、ある程度割りきって2体目のルギアよりも妨害札(マリィ)やサイド1のポケモンで返すことを優先しました。
(ルギア側が先2でボスを打ちながらルギアVを取ることはある程度手札が強くないとできないと思っており、そこまで揃えられているとそもそも捲ることができないとまで思っています。)

ちなみにサイド1のポケモンで返しても順当に回れば先に攻撃したほうが勝ちます…w
これはルギアミラーにおけるサイドプランにサイド1のポケモンが                                必ずと言っていいほど絡むからです。
サイド1のポケモンが絡む=先にサイドを1枚取ることが有効となる になります。
これを返すためには最低でも相手に攻撃をさせないターン(≒1度攻撃を耐えるターン)が必要になります。

4.ふりそで+カビゴンを採用した理由


この時点でタイトルにもある通り「ふりそで」の採用が決定しました。

イラストめちゃくちゃ好き


ルギアデッキはルギアを含め、逃げエネが重いポケモンが多く採用されていますが、基本的には入れ替え札が必要なデッキではありません。
グッズの入れ替え札を採用する場合、1ターン目に必要となるため、そこそこの枚数を採用しないと引き当てることができないので、ネオラントの選択肢にもなる「ふりそで」を採用することにしました。

そうなるとバトル場に出すポケモンを選ぶ必要があります。
ルギアを回していて気づいたこととして、思った以上にルギアVでスタートをしたくない(=ルギア以外に選べるポケモンがいる場合、そちらでスタートすることが多い)ことが多いということです。
これはミュウの存在が大きく、メロディアスエコーを考えるとルギア以外でスタートしたいシーンも多々あるなと印象を持ちました。

ここで採用したポケモンがこちらのカビゴンです

玄関前にいると非常に迷惑

このポケモンが非常に強力で、ルギアをCLで使用する決め手ともなりました。
このポケモンの強さは
①ルギアミラーにおいて、ボスがない限り相手サイドを動かせないポケモン(Aライコウ、マナフィ、ノコッチ、バケッチャ等)でスタートしている相手に対して、カビゴンでキャッチして先に攻撃するチャンスを作ることができる
②Aイベルタル、リザードンスタートに対しても相手に大量のエネルギーを要求することができる。またAイベルタル、リザードンを使わせることでルギアVSTARを突破するための札を1枚消費させている
③パワフル無色エネルギーに対応しており、パワフル無色のみ(+ベルト等含め)でポケモンVを取ることができる
ミラーマッチ中盤の非ルールポケモンが攻撃しあうシーンにおいて、ネオラントのアクアリターンから出すポケモンの選択肢として強力(相手がアタッカーを置けていない場合、アーケオス+パワフル2枚を要求させる)
⑤ネオラントのアクアリターンを耐えることができる
⑥ミラーマッチだけでなくロスト系のデッキに対しても強い 


中でも4つ目~6つ目のポイントが非常に評価が高く、存在がばれていない場合、1枚で試合をひっくり返せるパワーを持っているカードと評価しました。
ミラーマッチでは、ルギアをお互いがとり終えた後はネオラントのアクアリターンでだいたいのポケモンを取ることができます。
おまけにネオラントがデッキに戻っていくため、ボール1枚でアタッカー+サポートサーチ+エネルギーもリサイクルできるという破格の性能を持っています。
しかしカビゴン+アーケオスのみの盤面の場合、アクアリターンでサイドを動かすことができない+相手はエネルギーを切って逃げることもできない状況を作り出すことができます。
ミラーでは相手のアタッカーにあわせてできるだけ省エネで攻撃したいため、アタッカーをあえておかず、相手の攻撃してくるポケモンをみてからクイックボールやキャプチャーエネルギーで次のアタッカーを用意することがあるかと思います。(単純に次のアタッカーが引ける引けないの話もあります)
そのシーンにおいて、このカビゴンが非常に強力で、相手の計算を狂わせることができます。
パワフル無色エネルギーを3枚以上使用していた場合、アーケオスでカビゴンを突破することができないため、ボスがない限りはカビゴンに無駄に攻撃することとなり、こちらはカビゴンで攻撃することで、サイドを動かすことができます。ここでサイドを逆転できるわけです。

冒頭でも記載した通り、それでも順当に回っていけば先に攻撃した側が勝利するのですが、カビゴンを採用しているかいないかで細かい要求値をあげることができ、ワンチャンスつかめる試合が増えたと感じました。

明確なミラーの回答となるわけではないですが、じゃんけんに負けた際でもこのカードの存在が見えていなければ、相手のスタート次第で返せること、中盤以降の細かい要求値あげで捲れる可能性が十分にあると考えております。
また主軸3デッキの1つであるロストバレットに対して非常に強力で、このカード1枚でサイド1-2枚取ることができる試合もあり、勝率が一気に上がりました。

無料部分は以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
次項にて構築と詳細なカードの採用理由、各対面へのプランを記載していきますので、興味のある方は購入いただけると幸甚です。

5.使用構築

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