【沿鉄歩鉄歩い鉄】2023/10/28 京王相模原線京王稲田堤~橋本、小田急多摩線はるひ野~唐木田30km

写真型のブログは1話30枚しか掲載ができないので、テキスト型にリライトしました。ハートをくださった人すいません。
沿鉄の中でも、比較的楽なルートだと思って歩き始めたのですが、ところがどっこい、鶴川街道に沿った振りした丘陵の縦走、多摩ニュータウンに入る前の自然と人工のバリア(?)、急遽組み入れた小田急線と、多摩センターの向こうの多摩ニュータウン。幾度も表情を変えながらの沿鉄となりました。再編集版お楽しみ頂ければと思います。

今回の全工程

若葉台を挟んで、鶴川街道を離れて、NTに入るまでが大変でした。

今回のスタートの最寄り、JR稲田堤。駅舎は橋上化したばかり、まだ南口のみ


相対ホームはそもそもバリアフリーなのに

橋上化してバリアフリー化してますなんて、片腹痛い。。。いつから鉄道会社は息を吸うように嘘をつくようになったのだろうか。

本当のスタート地点。

京王稲田堤。ここも意味なく駅が離れているのですね。秋津ほどではなけどそこそこお店が並んでます。利用者に不便を強いておいて、栄える街の価値とは如何に。まさにゲートウェイ

高架下、これがこのまま続く、わけないのが、今回
高架下の遊歩道。
丘陵斜面の高架なのですが、水抜きの蛇口がいっぱい並んでてシュール。
最初の駅

なんだかんだここまではそんなに大変でなかったのです。写真の奥にはゴンドラ乗り場。ゴンドラの沿鉄は全然考えてなかったのですが、6月ならあのバスとセットでやってもいいかも

遊園地にはゴンドラ。ゴンドラの沿鉄はかなり難易度が高そうで。また改めて、

南武線から良く見ると、相模原線は稲城まで並行して走っています。しかも少し上を。そうです。丘陵の裾を走っているということは沿道がない限り坂とお友達です。しかも、こうやって宅地開発で新しい道が。。。

2023年は平成何年?

実は、できてないのです。丘陵の裾を歩いていて、線路沿いの道があると思いきや、道路工事が終わっているのに開通できないというのはよくあることか。

さきほどの通行止めを迂回して、坂を登ると多摩川に向かって絶景。

この中に南武線が見えるタイミングがあるわけです。
もう一つ並行する、鶴川街道、この道が多摩川を離れるところで、稲城駅に到着

稲城駅に到着
稲城駅のホームの向こうに地図にない線路。武蔵野南線ですね。旅客化が待ち遠しい。

今回武蔵野南線は全く沿鉄の対象だと思っていなかったのですが、歩き進むにつれ、東京多摩地区ないは何とかしたくなってきました。但し、武蔵野線はこれまでも大変苦労させられた線。地下だから地上に道が、ないのです。

稲城駅を過ぎると、一気にひなびていい感じになります。

多摩地区を歩いていて、楽しいことの一つが大きな駅の間の鄙な風景です。ここからはるひのまでは、結構カントリーな風景がたのしめます。

まだまだ余裕のカタツムリ
駒沢に女子大があることさえ知りませんでした。
いよいよ、こういう道が増えます。路地坂

新しい路線なので、丘陵地帯を高架と掘割で突っ切っていきます。ここまで鄙だと、沿道は整備されず、人里離れた頃のrozzyを楽しめます。調べ調べ歩いているとテンポは落ちる一方です。

道の両側が土木系の事業所だと、端っこ感倍増。

何が街はずれのシンボルかってことを想像して楽しくなる風景。駅前のはずれにはクリーニング店というのを昔博報堂の本で読みました。自分なりには、資材置き場、産廃業者、生コン、が外れのシンボルかと。もちろん例外はあります。が、八高線の生コン工場からその向かいの畑を突っ切っていくとこなんて、外れ感満点でした。ここも、次の駅まですごいです。

荒れた道を登っていきます。抜けられると信じて。

すごいでしょ。開発からおいてきぼりを食らっている駅と駅のあいだって感じです。昔はみんなこんな感じだったのでしょうけど、整地してバスを通して、みんな住宅になっていきます。もっというと、稲城駅からは不思議なことに線路沿いに開発が進まず、一気に丘を丸裸にして、多摩大の南側へ開発が進みました。ここの方が外れてても街道沿いなので、調整も大変なのかもしれませんね。

そのまま直進できず、高架橋で越えます。

写真は通ってきたところを振り返った風景ですが、道が良くわからない。ここから、しばらくすごいですよ。近くの緑地を抜けようとしたら、こんなけもの道を発見しました。緑地なので、入口出口で抜けれらると思うじゃないですか。トンデモなく甘かったのです。

保存林を全迂回(汗)かと思いきや、林間コースを発見、

これが第一の歩けない道でした。

これまでも、しばしばある、未整備な緑道に突っ込んでいきます。

この位の未整備な緑道は、西国分寺から国分尼寺跡へ抜けるところとかにもあるといえばあるのですが、でも、抜けられないと大変なロス。何とか抜けて、緑地に入っていくと、この森の駐車場のおじさんがやってきて、どこへ行くのかと聞いてくる。どうやら、この森は他の緑地公園以上に保全に力を入れている、とおじさんは思っているらしい。実際、おじさんと会ったところにしか入口がないらしい。おじさんはこの舗装道路を戻るしかないという。そこで、この道からきたので、さらに抜けられるかと聞いたら、そんな道はないと未知だ!と逆切れされ大変な目に。
どうやらこの一帯は昔牧場で、その当時に使っていた道があるのではという気がしてきた。それにしては、入口はいかにも散歩道という階段だったのだが。おじさんとはわかりあえないまま、分かれて、緑地内やそばを歩くのはあきらめて、舗装道路を大廻りすることに。

結局、林の反対側は深いスリバチ

この写真で見るように、生産緑地にも見えない、保全地区で、確かに抜けられませんでした。
ここから、一旦、線路沿いに戻り、川沿いの谷を越えるとまた、上り坂。不思議に妙に整備され遊歩道にでます。

妙に整備された遊歩道

そこから、深い谷を越えたら、なんか妙に整備された遊歩道に出ます。普通は、自然あふれる谷から登って、遊歩道があれば、その先は住宅地の端っこだとおもうでしょう。でもこの先は住宅地ではないのです。
まるで、美瑛ですよね。

すごく、素敵な生産緑地に出ます。都内?と思うような素敵な風景。

駅からそんなに離れていないのに人家が一軒もない写真を撮れるのは、きっと生産農家の方の努力と誘惑を断ち切る勇気のたまものでしょう。北野の西側もこういう畑地が残ってますね。

若葉台駅到着

その農地から降りてくると、新興住宅地の駅です。ここから、鶴川街道から離れます。この開発された感とのギャップが凄い。

いかにもという駅前のバスターミナル

バスターミナルというのがたまらなく好きなんです。電車と違って殆ど聞いたことのない地名や施設のオンパレード!その中で、次の鉄道駅を結ぶ基幹路線を見つけると嬉しくなります。得に屋根付のターミナルはたまりません。ちなみにこのターミナル、高架駅の若葉台のさらに上にあります。お客さんは、一旦駅を降りて、長いエスカレートで上にあがります。まさに空中庭園です。
若葉台をでて、まだ朝を食べていないことに気づき、マックによって休憩しました。まだ、あの林を抜けた疲労が残ってます。そこから少し行くと、小田急のはるひ野駅に出ます。

マックではツイストは必須です。

ここへきて、小田急線の都内隣接駅であるはるひ野駅がすぐそばだと気づきます。永山は同じ駅ですが、ここは別駅でかつこのあたりから並走しているのですね。というわけで、沿鉄しても結局同じルートになってしまうんで、2回歩くわけにもいかないので、ここは共用ということではるひ野駅にもたちよりました。

ここから多摩センターまでは2線が並行して走りますので、沿鉄も共通です。

驚きなのは、駅前が環境保全林です。先ほどのおじさん林と違い、ビオトープ感というか、人の手が入っている感がします。駅前植物園という予感です。でも、マムシ注意です。

はるひ野駅前がなんと、環境保護地区。

いい所にお住まいですね。なんて思っていたのは甘かった。

駅から3分ですよ。

ボランティア活動のみなさまもいて、とても素敵な所、頭が下がります。今、玉川上水でもどのくらい緑に人が関与するのがいいのか、ボランティアの皆さんが知恵を出し合っています。ここは水利があるので、人がいなくても草木は繁茂しそうですが、玉川上水の周りは、上水できる前は草木も生えない荒地で、五日市街道の馬の給水にも神経を使ったという位だったようです。話が脱線しましたが、ここはいいとこ。はるひの住んでもいいかも
この公園を選んだのは線路沿いだということなのですが、最後の最後で行き止まりになってしまいました。orz。西側門は一時的な閉鎖ということですが、仕方ないので本日2回目のワープです。

でも、この先行き止まりでした。ガーン。一応、ゲートはあるのですが、閉まっていました。仕方ないので、ワープ

で、その先は、多摩ニュータウンの南野へ抜ける周回路。まるで見えない城壁のように中と外をわけてます。明確な街はずれ。はるひの駅前と様相が一変してます。

ワープ先は、いよいよ多摩ニュータウンの外周道路。この道はよく通ったのですが、歩いてきたのは初めて
ここも車では何度もとおったけど

運動公園を抜けて、永山駅を目指すルートは、戸建て住宅の多い、いわゆるニュータウンとは一線を画した、郊外の住宅地。

坂はあります。

その住宅地の端に丘陵の坂があり、その遊歩道を降りて行くと永山駅です。

で、いわゆるニュータウンのペデストリアンデッキに戻り、ニュータウンらしくなってきた。
駅下にはいるのですが。


駅が見えたので、ペデストリアンデッキから1階に降りてきたら、横断歩道がない!行き過ぎて、もう一度ペデストリアンデッキに登る。ここから、ペデストリアンデッキから、降りられない、ペデストリアンデッキに登れない、そういう事象が続きます。

あと100メートルに難儀しながら2つの永山駅へ到着

京王の永山
小田急の永山。

やっぱり、新百合ヶ丘が迂回感があって、小田急は遠回りな印象。登戸から一気に目指せばよかったのにと。逆に京王は聖蹟桜ヶ丘で分岐でもいい位。

高架下道路はオアシス。ずっと続かないのが今回の試練。

40年代にできた高架鉄道なんで、沿道で楽々多摩センターを目指せるとおもいきや、これがトンネルとかその上の公園、公園は傾斜を保存したりして、なかなかに手ごわい。

本来、公園の遊歩道は沿鉄のオアシス

今回は丘陵なので、ことごとく試練になっている。
ようやく試練も一段落して、多摩センターが近くなる。すると戸建ては影を潜め、団地やマンションだらけの街に変貌する。

並走区間

実際、多摩センターの徒歩圏で戸建ての物件を見つけるのはとても難しい。
と言っている間に多摩センター到着。パルテノンに向かう中央改札に行く前に東改札を発見したんだが、いちだいは点検中で一台は発売中止。PASMOでしょ。と言わせたいのでしょうが、沿鉄で入場券を買っていると、切符買う人の多さに驚きます。券売機が今や2台程度の駅が多いとはいえ、何回かに1回は後ろに並びます。後ろに並ぶ分にはいいのですが、私の後ろにならんだ人は、小人の入場券を買うおじさんを何と思っているでしょうね。

多摩センター駅東口。一台は修理中で、一台は故障中。もう、出札放棄

ここから、一旦、京王線を離れ唐木田を目指します。
こんな大きな駅で休憩したら、足がうごかなくなりそうなので、そのまま歩く、歩く。

小田急多摩センター。1月の本番以来の訪問かな。ここからは、一旦唐木田を目指します。
あらためて、京王多摩センター駅

多摩センターの西側も高架下なら楽勝と思いきや、線路ギリまでマンションでっかいのたってたりでなかなか手ごわい。
このマンションみたいに、通り抜けるな!なんて横断幕が。このマンション徒歩なら黙認するかもしれませんが、車が通り抜けできてしまう構造なんですよね。私道どころか、敷地内通路であるとアピールしないと住民でもない人同士が事故って、管理組合が整備責任なんてなったら不幸ですものね。

というわけで、ここもワープしていまここ

今回、行き止まり、通行不可が何度もありで大変でしたが、ここがダメ押し。まあ、私有地ですからね。
私が頻繁に出没していた頃は、このあたりはまだまだ未造成。たぬきが跋扈してたとはいわないですが、開けました。

ここも車で何度もくぐった所。最初に着た頃は裏の山はまで未造成でした。

線路の西側が沿道なので、階段をえっちらのぼってそちらを進みます。

かなり、階段きつくなってきた。
本当は、景色のよいこちらをあるきたいのですが、何故か路側帯はロックアウト

先ほどの階段を上がってからはほぼ沿道。でも斜面の上なので線路を見下ろす位置には近づけない気配り。

唐木田駅に到着。

時間と脚を考えて、多摩センターまでワープします。今思えば車庫の先っぽまで行けばよかったな。
小田急多摩線の現状を示すホームの線路。剥がしてますね。

この先線路が撤去されている。

京王に比べて退避需要がなくなってる。私自身、小田急の多摩線は初乗車かも。

再び相模原線へ
もどって、再度京王線沿いに橋本を目指します。

乞田川、

上流側が暗渠というのは珍しいのかもしれませんね。

運行は週に1本だけです。
この坂がエラくきついんです。

ここは丘陵越え、多摩センター駅の場所はスリバチの底のような場所で、どの方向も上り。

地元の道から都市計画道路への連絡歩道

先ほどの坂の続きから、ニュータウンの広域道路へのショートカット。この先並行して走るのですが、歩行者も行き来できません。
この位に道が少ないと沿道だとか沿鉄とか言ってられません。

よく整備された都市計画道路、背面はゴルフ場なので、ほとんど人は歩いてません。
おおきなショウリョウ
ゴルフ場の対策のフェンス。

ゴルフ場とこの歩道の間にさっきの急坂の道の続きがあるのです。不思議

この丘のピーク

丘を越えて降りて行って、堀之内の駅へ

堀之内駅に到着、

何の堀かはさっぱり。いかにも郊外のニュータウンの駅。でも、ここは多摩ニュータウンではないですね。
で、その都市計画道路沿いに歩けば単純なのですが、もっと線路に寄り添う道があるとそこを通るのが沿鉄のルール(個人で設定してます)
そのおかげで、またしても森の公園に

ここから園内には入らずに坂を下ります。

またも、公園試練かと思いきや、抜けない方が沿鉄ということで坂をおります。

道路下の眼鏡橋、歩行者専用。

とても反響がいいので、器楽演奏行けるかも。だがしかし、ひとけがなさすぎて、昼間なのに物騒。夜はやめたほうがいいかも

下る時は脚に注意

住宅団地の端に防災用か通り抜けように作られた路地って、横浜や横須賀には多かったですが、そんな感じ。ウォーカーには楽しみ。

謎の引き込み通路

相模原線はこういう謎の引き込み通路多数。ここから南大沢までは大通り沿い。駅の手前でより近い沿道があるのでその道を選択したのはいいのですが、なんと
公道で駅前に出られない。
南大沢の駅はアウトレットモールや練習で何回か来ているので多少の勝手はわかるつもりでしたが、甘いですね。まるでバックヤードに出て戻れないラスベガスのホテル裏です。写真のペデストリアンデッキには、歩行者階段がなく、駅前のビル(譜面台買ったとこ)のエレベータしか上がる方法がない、驚異のアプローチなし駅裏なのです。

なのですが、駅に上がる方法が
なんと、駅前のビル(譜面台買ったとこ)のエレベータしか上がる方法がない、驚異のアプローチなし駅裏
この表の南大沢駅側にいると、さっきのバックヤードには気づかないですよね

この駅がテーマパークっぽい感じがしていたのをさらに実感しました。この駅に出る縁日の屋台はレベル高いです。
ここから多摩境に向けては道路トンネルを行くか、丘陵公園の丘越えをするか、丘越えしても沿鉄になるような近接ルートが取れるかわからないけど、道路トンネルに歩道なかったらと覚悟して前進

懐かしい名前

そういえば、早実グラウンドって、昔は練馬関町。さらに、どうでもいいけど、学校は国分寺なのにどうやってここで練習するのだろう。

無事歩道発見

再度、公園試練かと思いきや、ここは自動車トンネルで一気に抜けます。ちょっと丘越えもしたかったけど、脚が厳しくなってきた。でも、ウォーカーにとってトンネルは見つけるまでが花。実際入るとうるさいし空気悪いし物騒だし。楽しくない。
トンネルを抜けると鄙になるかと思いきや再びニュータウン。ここからしばらく町田市。神奈川ではありません。

意外な感じ。一瞬町田市に入ります。

この多摩境って駅が不思議な作りで、この写真から降りて行くと駅なのですが、

多摩境駅は穴倉に降りて聴く感じ。

降りて行くと掘割でも地下でもなく、目の前に景色が広がるのです。
斜面にトンネルの出口があって、そのまま高架区間になります。

穴倉から、さらに下り坂は続いて、一気に視界が開けます。面白い。

ここからは、昭和後期の高架区間、あとは沿うだけって思いたいですよね。ね。

もう橋本まで高架下ですいすい、とはいかないんです。

ところが、こんな、白黒写真にしてみたい立派な高圧線群が立ちはだかります。

一見の価値ありです。


鉄塔萌えですが、こんな雄々しい鉄塔軍はみたことないです。高圧線の下に別の特殊電柱があるのがすごい。それにしても、この下で暮らす方々もすごい。

さっきの鉄塔が最後の丘試練。ようやく、高架沿いで楽にラストアプローチ

ここからのラストアプローチは結構私にやさしかった。

横浜線と合流、

京王線が横浜線と合流します。背面はリニアの駅の建設中。品川駅より便利かも

ゴール、比較的新しい駅なのに地味ですよね。

到着。京王線はリニア駅に合わせて移転するという噂もあります。30kmコースだと、3時近くなりますね。充実感たっぷり。最初は橋本から八王子まで歩けるかと思ったのですが、トンデモなく、波乱万丈の相模原線、多摩線でした。

お約束の入場券。今回は駅数が多かった。


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