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シノハユの聖地、島根県に行ってきた。【3日目】

『シノハユ the dawn of age』の舞台である島根県に行ってきました。

 いわゆる聖地巡礼というもので、漫画のコマに背景として描かれている場所へ実際に行ってみるというやつです。

 その3日目です。

大燈籠

 3日目は出雲大社に行こうと思っていたのですが、よく考えたら帰りの電車に間に合わなかったので松江市街を巡ることにしました。

「島根旅行で出雲大社に行ってないなんてどこに行って来たの?」という感じですが、シノハユの聖地ですとお答えします。

 どうせ出雲大社に行くならその近くの日御碕にも行きたいし、ちひゆずの聖地である江津編でまとめて行くことにします。待ってろ!

8巻 40話扉絵

 ということで松江駅から西に進んで宍道湖へやってくると、やたらデカい燈籠「青柳楼の大燈籠」がありました。

 うんちくを読むと灯台にも使われていたとかどっかから持ったきたとか何とか。


白潟公園

 この大燈籠がある場所は白潟公園といい、他にも漫画内で描かれている場所がいくつかあります。

3巻 85ページ
3巻 86ページ

 瑞原はやりが決意を固めるシーン。

 牌のお姉さん?なにそれ。とか言っててゴメン……。

 宍道湖のさざ波の音と空を飛ぶ鳥の鳴き声、風になびく松の木の音が心を落ち着かせてくれる場所です。

 ベンチに座りながらああ、ここに住もうと私も決意を固めました。


宍道湖夕日スポット

15巻 目次見開き
3巻 82ページ
4巻 目次

 白潟公園から宍道湖に沿って南下していくと聖地さんラッシュがありました。

 どれも宍道湖夕日スポットと呼ばれる場所で、「とにかく宍道湖と夕日は良い!」と看板が沢山ありました。

 午後には島根を出るので夕日を見れないのが実に惜しい。また来ます。


宍道湖大橋

 宍道湖を北側に戻って大橋川を渡ります。

3巻 表紙

 どうでもいいんですけど、大橋川っていう名前、川があるから橋を架けるのに、川の名前に大橋がついてるのだからまず大きな橋があって、そこに川が流れたのかなとか思ってました。

 いま渡ってる「宍道湖大橋」、写真奥に見える「松江大橋」、さらにその奥にある「松江新大橋」、1日目に行ったくにびきメッセに繋がる「くにびき大橋」と、4つの大橋を横断してるから大橋川なんでしょうね。どうでもいいですが。


松江城

美しい……!

 帰りの電車まで時間に余裕があったので松江城にも寄ってきました。

 2巻4ページ見開きが松江城前公園らしいのですが見つけられず、とりあえず松江城に登閣してきました。

高い!涼しい!

 天守閣からは松江市街が一望出来ます。
 奥に宍道湖も見えており、素晴らしい眺めでした。

 神社とか城とかすごい好き。城内部は資料館のような作りになっていて、色々参考になりました。


Matsue water terrasse

 なんだ?って感じですが、ここも聖地です。

7巻 目次見開き

 特徴的な柵は完全に木で覆われていて、𝓜𝓪𝓽𝓼𝓾𝓮 𝔀𝓪𝓽𝓮𝓻 𝓽𝓮𝓻𝓻𝓪𝓼𝓼𝓮に様変わりしていました。

 あんまり月日を置きすぎると漫画のコマと変わってしまうのでそのままを見たいならなるべく早めに行った方がいいですね。


松江大橋

4巻 132ページ

 白黒の背景の場所に実際に行って色を確かめるのも良いですけど、カラーページの場所へ行って実物を見るっていうのもまた楽しいです。

 漫画の場面は松江駅から降りてこの松江大橋を渡ってはやりの家に行くところでしょうか。

 現地に行くことで漫画のコマとコマの位置関係を体感出来て、登場人物について妄想が捗るのが聖地巡礼の良いところだと思います。


松江駅

3巻 47ページ
3巻 47ページ

 はやりが一人で横浜へ向かうシーン。

 やくも号の見た目も漫画のコマから変わってしまっていて、やはりそのままを見たいなら早めに行った方がいいですね。

やくも

 とはいっても、3巻発売からもう10年ほど経ってるんですが……。(10年!?)


3日目終わり

 初めての聖地巡礼でしたが、聖地巡礼の楽しさを十分に味わえました!

 漫画からだけでは伝わってこない音や匂い、コマの外側の景色など、行ってみないと分からない現地の良さがたくさんありました。

 どうしてシノハユの舞台が島根になったのか、ほんの少しだけ分かった気がします。

 シノハユを読んでいる時に感じる穏やかさが、確かに島根にはあったのです。

 シノハユが無かったら、山、湖、鳥居、踏切、橋、街、城……。こんなにも素晴らしい風景が島根にあるということはまだ知らなかったかもしれません。

 ありがとう。シノハユを知れて、島根に行けて、私は奇跡的に運がいいです。

 シノハユ、ありがとう──

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