あなたのメッセージを明確にするための3ステップとは?
物語は人の心を動かす。
でもそれはゴールじゃない。
ゴールはメッセージを届けることです。
あなたは人の心を動かすことに、とらわれていませんか?
心を動かすための知識はあるけど、伝えたいメッセージがなければ意味がありません。
どうすれば、自分のメッセージを持てるのか?
今回はあなたの伝えたい個々のメッセージというより、それらを含むより根源的なメッセージの見つけ方を紹介します。
表面的なメッセージはたくさんあると思います。
しかし、あなたの根源的なメッセージは、1つです。
映画で考えてみましょう。
映画は様々なシーンを組み合わせてできています。
でも1つの映画は、たった1文で表現できるのです。
この1文をログラインと言います。
例えば映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』なら以下のようになります。
「鍛冶屋のウィル・ターナーが恋するエリザベスを救うために、変わり者の海賊ジャック・スパロウと手を組んで、エリザベスをさらった不死身の海賊たちに立ち向かう」
このログラインを表現するために、具体的なシーンがたくさん撮られるわけです。
このように、あなたを一言で表現できる「あなたのログライン」を作りましょう。
あなたのログラインが、あなたの根源的メッセージです。
そして、そのログラインを具体的に伝える際に、細かいメッセージがまた生まれるのです。
全てはログラインから始まります。
では自分のログラインはどう作るのか?
まとめると、以下の3ステップです。
1:分解
2:再構築
3:純化
それぞれを簡潔に説明します。
1:分解
このステップでは、あなた自身を分解します。
まずはあなたを構成する要素を、目に見えるように書き出します。
例えば、「好きなこと」「興味のあること」「大切にしていること」「嫌いなこと」などを、できるだけたくさんノートに書き出してください。
2:再構築
このステップでは、書き出した要素をまとめます。
1つ目のステップで書き出した要素から、共通点を見出していきます。
そして最終的に1つの共通点にまとめましょう。
3:純化
このステップでは、まとめた共通点を深掘りします。
最終的にの残った共通点に「なぜ、この要素が大切なのか?」と自分に問いかけます。
その答えにさらに「なぜ、それが大切なのか?」と繰り返し質問します。
この質問も自分が納得するまで繰り返しましょう。
(できれば7回以上)
納得するまでできたら、残った要素があなたのコアです。
そのコアを1文にまとめてみましょう。
まとめる時は、講演家のサイモン・シネックが、提案する型を使うのをオススメします。
それがこの型です。
「(貢献)することで、(影響)になる」
(貢献)には、あなたが他者に与えるものが入ります。
(影響)は、(貢献)の結果、他者がどう変化するのかが入ります。
この「(貢献)することで、(影響)になる」の1文こそが、あなたのログラインです。
このログラインを伝えることが、あなたが物語る理由です。
このログラインを伝えるために、人の心を動かすのです。
自分は本当は何がしたいのか?
誰かのために何ができるのか?
このような問いに答えられる人は、少ないです。
だからこそ、あなたはあなたのログラインを作りましょう。
その1文を拠り所にすれば、あなたの物語には一貫性と力強さと唯一性が生まれるのだから。
やることはシンプル。
1:分解
2:再構築
3:純化
さあ、いますぐ3ステップワークに取り掛かろう!
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