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ストレングスファインダー活用方法について

今回、自己分析やチームビルディングの観点で取り入れる企業が増えているストレングスファインダーについて私なりの考えと、実際にどう活用していくべきなのかを実体験も踏まえてお伝え出来たらと思います。かくいう私も、前職と現職で診断をしてみたものの

「で、これその後どうするんだっけ?」「どんな意味があるんだっけ?」

と思っていた一人で、せっかく会社が費用を払って診断させてくれたにも関わらずに何も活用出来ていませんでした。(ちゃんと診断しようとすると6000円ほどかかるのにもったいない・・)

そんな状況を変えていきたい、チームビルディングに活用していくにはどうしたらよいのか?と考えている方の少しでお役に立てたら幸いです。

ストレングスファインダーとは?

まず、ストレングスファインダーとは、米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能発見」ツールで、Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出す事が出来ます。ストレングスファインダーにおける「才能」は次のように定義されています。

『無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン』すなわち、自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものが「才能=強みの元」これらの才能を34の資質に分類し、その人の中で傾向が強い順番をストレングスファインダーの診断結果としています。

ベルフェイスではこのストレングスファインダーの活用を推奨していて、私自身が学ぶきっかけになった猿川さん(師匠として崇拝しています)の記事も是非ご興味がある方はご覧ください。

いろんな職業

なぜストレングスファインダーを活用する必要があるか?

これは、自分の考えになるのですが、どんなハイパフォーマーな人間だとしても、一人で出来る事には限界があり、他のメンバーやチームで信頼感や協力関係を築く事が出来なければ予測をはるかに上回る結果や実績を出すことは出来ないと思っています。そんなの当たり前でしょ!!と思われる方が多いとは思うのですが、

メンバー同士が深い信頼感や協力関係を築く事

が言うは易く行うは難しで、人数がかなりのスピードで増えていく特に急成長しているベンチャー企業においてとても難易度が高いかつ、逆に高いレベルで実現する事が出来れば大きな成果をもたらす事が出来る経営する上で優先するべき重要指標なのではないかと自分自身の実体験を通して感じています。

では、世の中で強い信頼関係で結ばれていて大きな成果をもたらすチームに何が共通しているのかを考えてみた時に自分が思った事が、

それぞれ個人の強みが最大限生かされているかつ、逆に弱点を補填しあえているチームや組織こそが時に実力以上の奇跡的な結果をもたらす事が出来ています。

スポーツの世界や漫画だとこれがわかりやすくイメージ出来ると思っていて、ラグビー日本代表が過去のの戦績が1勝21敗2分で完全に格上である南アフリカに勝利出来た事も、スラムダンクで全国大会初出場だった湘北高校が全国優勝する事が当たり前とされていた山王工業に勝利した事も、

・個人の強みが最大限生かされている
・弱点を補填しあえて助け会える関係性

上記の2点が高いレベルで実現出来ていたからだと私は考えます。

自己理解

自分の資質を理解する

ではそれらを実現するためには、そもそも自分の強みと弱みを理解する自己理解が出来ていないとはじまりません。34資質全てを把握する必要はないのですが、上位5資質、もしくは10資質あたりまでを把握する事をおすすめします。因みに自己開示として私の上位5資質と解説を以下でご紹介します。

エンドウストレングスファインダー

SPH(未来型)とは、自分の上位資質を一言で表すと何?という自分にタイトルをつけてみる事で他人に直感的に自分の資質理解を促進する目的があります。(SPHとはスーパーポジティブヒューマンの略称です)

私の強みは、4位と5位の未来志向着想で自分の中で発想する未来に進むためのアイデアを3位のポジティブに変換し、1位と2位の社交性コミュニケーションで他者に言葉と表現で伝えながら大きな影響力を与えていく事が出来ます。その一方でこの強みを間違った使い方をすると弱み使いとして、非現実的な空想的な事を、表面的なうすっぺらいコミュニケーションで
ペラペラしゃべるだけの世間知らずな、ただのお祭り好きなハッピー野郎
になります。(誇張表現含みます)

このようにまずは自分の強みや弱みを他者(メンバー)にスムーズに言語化して説明出来るようにする事が重要となります。

チームメンバーの資質を理解する

次の段階では、身近なチームメンバーの資質理解をしていく事が重要です!メンバーの数にもよりますが、下記のような表にするとビジュアルでわかりやすく理解する事が出来ます。

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また、MTGの時間が取れるのであれば、上記で私が記載した、一人一人の資料を簡単なものでも準備して、過去の自分の経験談や生い立ちエピソードと資質の関係性を一緒に発表してもらう事もおすすめします!なかなかそれぞれの資質の理解が深まらないと完全理解する事は難しいのですが、自己理解が出来ている事をベースに聞く事で、自分と同じ資質を持っているメンバーへの理解が深まったり、自分の持っていない資質への興味や理解が進む効果があります。

チームビルディング

チームビルディングに生かす

次にこれらで理解した事をどうやってチームビルデングに生かすのか?ですが、前提として34資質は大きく4つの資質群と2つのエネルギーにに分類する事ができます。

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これをチームメンバーが持っている資質毎に分類し、スコア化して全体のバランスを見ます。ここで注意したいのがストレングスファインダーは他者と優劣を比較するための手段ではなく、あくまでその人が持つ特性であるという理解が大前提となるので、その点を忘れないようにメンバーに説明する事をおすすめします。分かりやすく私を例にすると、

1位  社交性=影響力+5ポイント
2位 コミュニケーション=影響力+4ポイント
3位 ポジティブ=人間関係力+3ポイント
4位 未来志向=思考力+2ポイント
5位 着想=着想+思考力+1ポイント

実行力 0点
影響力 9点
人間関係力 3点
思考力 3点

上記のようなロジックでメンバーをそれぞれスコア化していきます。ここであくまで今回の分析方法は私のアイデアベースで実施したもので、ストレングスファインダーとして推奨されているやり方では無い事と、分かりやすく上位5位資質のみを取り上げている手法である事をご了承下さい。

ストレングスファインダー図表

上記のような図を作成する事で、チームにとってどの資質群が強くて弱いのか?どのメンバーがその資質群の特徴が高いのか?などをビジュアルで理解する事が出来ます。また、チームをひっぱていく役割であるマネージャーの資質にメンバーは影響を強く受ける傾向が高いのでそこを全メンバーで理解しにいく事や、メンバー同士の資質を組み合わせる事で相乗効果がどのように最大限発揮されるのかを話し合う事で、より解像度の高い、信頼関係と協力関係をイメージする事が可能になります!

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資質を「強み」として活用するStepについて

資質を強みとして使う

ここまでは、ストレングスファインダーをなぜ生かす必要があるのか?チームビルディングにどう生かすのか?についてお話してきましたが、最後は自分の「強み」を自分のこれから生きていく人生においてどう生かしていくべきなのか?について私個人の考えをお伝えして終わりにします。

上記の図が「強み」を生かしていくStepになるのですが、最終段階である「人のために強みを使う」の領域に到達するためには、①~⑥を常に高い視座で意識し続ける事で、その力が養われていき、自分の行動や言動により良い影響を感じてくれた大切な人達がまわりまわって自分自身にも良い影響を与えてくれる事で、自分の仕事や生活、人生がとても充実するものになって行く好循環が生まれていきます。結論

①自分や周りの人達の強みや違いを理解する
②自分の強みを人のために使い続ける
③自分の人生が素晴らしいものになる


上記を実現させるための素敵なメソッドがストレングスファインダーであると私は解釈しています。

この概念はとても大切な考え方だと思っていますし、
「自分の強みを高めながら人のために使い続ける事」を追求しながら自分自身としても、これから充実した人生をおくっていきたいと思います。


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