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webtoonの事業に約1年ほど関わってみた所感①

※あくまで個人の所感です!

はじめまして。
縦スクロールコンテンツの事業に携わっている遠藤と申します。

今回は大体webtoonの事業を進めて1年間くらい経ちましたので、進めていた初期と今とで解像度が変わってきたので備忘録的に書いていこうと思います。
色々考えていたのですが、4つくらいの記事に分けて書いていこうと思います。

webtoonは、自由な表現であるということ

色々な情報を集めていく中で、webtoonは分業制じゃなくてもよくて、フルカラーが必須というわけでもないということがわかりました。

最初の頃の資料などをみているとお恥ずかしながらwebtoonを「フルカラー縦スクロールコンテンツ」と書いていることもあり、韓国から輸入されているコンテンツを見てそう思っていたんだなぁと、解像度が上がったところの一つです。

特に韓国のプラットフォームには非常に多様な縦スクロール作品がアップされています。webtoonは白黒でも良いし、一人でも作れる、タテのスクロールに適した自由な表現方法であることがわかりました。

制作方法も多様

日本では、webtoonは、多くが分業制で制作されており、フルカラーで、週刊連載するもの、とよく言われています。私もそう思っていました。
が、webtoon表現の発祥である韓国ではそうでもないという話があります。
詳細は以下のような記事でも書かれていますが

  1. 作家がポータルサイトに漫画をアップする

  2. それがビジネスになっていく

  3. スタジオや個人によってハイクオリティな絵柄の作品が創出される

  4. ハイクオリティな絵柄で売れている作品が日本に輸入される

という歴史の流れなので、韓国の方では個人作家の方が描いている白黒のwebtoonが多かったりもするそうです。

このあたりの歴史の話は、「WEBTOON INSIGHT」日本版の編集長を務める福井美行さんや株式会社レッドセブンの李泫錫(イ・ヒョンソク)さんがメディアなどでよくお話をされているかと思います。

縦読み漫画は本当に”新しい漫画”なのか? WEBTOONの歴史と本質を伝説の編集者・鳥嶋和彦たちと紐解く ― 韓国の経済危機が誕生のきっかけとなり、「待てば無料」の確立が歴史を変えた【イ・ヒョンソク氏インタビュー】縦読み漫画は本当に”新しい漫画”なのか? WEBTOONの歴史と本質を伝説の編集者・鳥嶋和彦たちと紐解く ― 韓国の経済危機が誕生のきっかけとなり、「待てば無料」の確立が歴史を変えた【イ・ヒョンソク氏インタビュー】  コロナ禍以降、日本のコミックス市場(紙+電子)は大幅に拡大している。 コロナ禍以降、日本のコミックス市場(紙+電子)は大 news.denfaminicogamer.jp

webtoonが文化になる為に

今後、日本でのwebtoonの表現方法が一種のブームで終わるのではなく、文化として定着するには、個人のクリエイターさんが創作するという文化が必要になると思います。その為に、今後はより積極的にクリエイターの方々向けに情報を発信したいと考えています。

引き続き…

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